山梨県週別発生動向 疾病推移状況定点報告数定点報告数定点報告数定点報告数 インフルエンザ横ばいです 平年並みです RS ウイルス感染症減少しています平年並みです 咽頭結膜熱

山梨県インフルエンザ流行情報

文書情報

学校

山梨県

出版年 2016年
文書タイプ 週報
言語 Japanese
ページ数 104
フォーマット | PDF
サイズ 2.41 MB

概要

I.インフルエンザの流行状況

  • 2016年1週(1月4日〜1月10日)には流行開始の目安である1.00を上回り、山梨県においてもインフルエンザが流行シーズン入りしました。
  • 山梨県全体で1.65から3.3に上昇しており、今後も大きな流行が発⽣する可能性があります。
  • 注意報レベルに達している保健所(支所)管内がありますので、引き続き手洗いやうがい、マスクの着用など予防対策を励行しましょう。

1. インフルエンザの流行

2016年第1週(1月4日〜1月10日)に定点あたり報告数が1.65と流行開始の目安として定められて いる1.00を上回り、山梨県においてもインフルエンザが流行シーズン入りしました。

2. 注意報 警報レベル

(例)インフルエンザの定点あたり報告数が山梨県全体で1.65から3.3に上昇しており、今後も大きな流行が発 生する可能性が高いことから、引き続き、手洗い、うがいを励行し、外出する際はマスクを着けるなどし て、インフルエンザの感染予防に努めましょう。

3. 注意報 警報解除

(例)インフルエンザの定点当たりの報告数が、5つの保健所(支所)管内のうち、先週に引き続き3つで警報レベルとなっています。

4. 流行性耳下腺炎

流行性耳下腺炎は「おたふくかぜ」とも言われ、3〜6歳の小児に多く見られます。2〜3週間の潜伏期を経て、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症 で通常1〜2 週間で軽快します。感染経路は、 接触あるいは飛沫であり、感染力はかなり強いと言 われています。有効な予防はワクチンのみですが、マスクの着用や咳エチケット等の予防対策を徹底しましょう。

5. 手足口病

(例)また、夏季に流行する手足口病が中北保健所峡北支所管内で流行しています。

6. RSウイルス感染症

(例)RSウイルス感染症が流行していますが、県全体の定点当たりの報告は、減少しています。

7. 感染性胃腸炎

(例)感染性胃腸炎については、富士・東部保健所管内で引き続き警報レベルとなっています。十分に加熱された食品の喫食、手洗いに 心がけ、患者の嘔吐物や糞便を処理する際には、十分注意しましょう。

II.インフルエンザ以外の感染症の流行状況

  • ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の定点当たりの報告数も増加しています。ノロウイルスは、アルコールでは十分に消毒できないため、手洗い徹底しましょう。
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が中北保健所峡北支所管内で警報レベル入りしています。予防対策を励行しましょう。

1. 感染性胃腸炎の流行状況

ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の定点当たりの報告数は増加しています。ノロウイルスは、アルコールでは十分に消毒、予防できない感染症ですので、おう吐、下痢などの主症状が見られた場合には、しっかり手洗いをするとともに、吐物等の処理をする際は、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒を行い、二次感染を予防しましょう。

2. A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行状況

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が中北保健所峡北支所管内において、警報レベル入りとなっております。一般的な予防対策である手洗い・うがいの励行など予防策の励行を心がけるとともに、発熱・咽頭痛・苺舌などの特徴的な症状が現れたら早めに医療機関を受診しましょう。

III.その他の注意事項

  • 感染症予防のために、手洗いやうがい、マスク着用、バランスのとれた食事を心がけましょう。
  • 人混みを避け、体調が悪い時は無理せず医療機関を受診しましょう。