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白百合女子大学人間総合学部設置計画

文書情報

著者

式井 久美子

学校

白百合女子大学

専攻 人間総合学部(児童文化学科、発達心理学科、初等教育学科)
出版年 2018
場所 東京都調布市
文書タイプ 設置計画履行状況報告書
言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 0.98 MB

概要

I.学生募集と入学状況 入学定員 留学ビザ 取得者を含む

本報告書は、大学(大学院を含む)、短期大学高等専門学校専修学校における学生募集と入学状況をまとめたものです。2018年度は入学定員50名に対し52名が入学し、定員超過率は良好でした。留学ビザ取得者の数は報告書に記載されています(具体的な数値は省略)。AO入試と一般入試の合格倍率も高く、安定した学生確保に成功しています。公認心理師カリキュラム導入により開講科目が12科目増加し、学科の特色が明確化されました。

1. 2018年度の入学状況と定員充足

2018年度の入学状況は、入学定員50名に対して52名が入学するという良好な結果となりました。これは、オープンキャンパスでの効果的な説明会や、在学生による科目紹介などが功を奏したためと考えられます。この成功は、入学定員の適切な設定と、入学希望者獲得に向けた積極的な取り組みが実を結んだことを示しています。定員超過率も良好な数値を示しており、安定した学生確保に繋がっています。 入学定員管理の成功事例として、今後の学生募集戦略の参考となるでしょう。 入学希望者の増加は、大学の魅力向上や入学選抜方法の改善、広報活動の強化といった取り組みの成果を示唆しています。今後の更なる学生確保に向けて、これらの成功要因を継続・発展させていくことが重要です。この成功は、大学における学生募集戦略の有効性を示す好例であり、今後の大学運営における重要な指標となるでしょう。

2. AO入試 と一般入試の合格倍率

AO入試における合格倍率は3.5倍、一般入試における正規合格者倍率は2.1倍と、いずれの入試方式においても高い競争率を示しました。これは、大学における教育内容や学生生活の魅力、将来展望への期待の高さが反映されていると考えられます。高い合格倍率は、大学の教育水準の高さと社会からの評価の高さを示す指標であり、大学全体のブランドイメージ向上にも貢献しています。これらの高い倍率は、大学の魅力向上や選抜方法の有効性を示すものであり、今後の学生募集戦略において重要な要素となります。 入学選抜における適切な基準設定と効果的な広報活動が、高い合格倍率に繋がった重要な要因と言えるでしょう。 受験者数の増加傾向も確認されており、大学への関心の高まりが示唆されています。

3. 公認心理師カリキュラム導入の影響

公認心理師カリキュラムの導入により、開講科目が12科目増加しました。このことは、学科の特色をより明確にし、学生の学習機会の拡大に繋がっています。公認心理師という専門性の高い資格取得を目指す学生の増加が見込まれ、学科の魅力向上、学生の質の向上に寄与していると考えられます。このカリキュラムの導入は、社会のニーズに応える教育提供の姿勢を示しており、大学全体の教育改革にも貢献しています。公認心理師養成課程の充実により、入学希望者の増加や卒業後の就職状況の改善が期待できます。 カリキュラムの充実による学生の学習環境の改善は、大学の教育目標達成に不可欠な要素です。 学科の特色を明確化し、学生のキャリア形成を支援する上で、このカリキュラム改編は重要な役割を果たしています。

4. 留学ビザ 取得者に関する記述

文書内では、留学ビザ取得者(留学生)に関する記述が複数箇所に見られます。 出入国管理及び難民認定法別表第一に定められる「『留学』の在留資格」を持つ外国人学生に関する情報を記載するよう指示されています。この記述は、大学における国際化の取り組みの一環として、留学生の受け入れ状況を明確に示すことを目的としています。留学ビザ取得者の数は、大学の国際性を示す重要な指標であり、大学における多様性とグローバル化への取り組みを反映しています。留学生の受け入れ状況は、大学の国際的な評価にも影響を与える重要な要素です。 具体的な数値は本文からは読み取れませんが、留学生の受け入れ状況に関するデータは、別途報告されているものと推測されます。

II.カリキュラムと授業科目 FD SD 活動を含む

カリキュラムは、授業科目の追加・変更、単位数の見直し等が行われています。具体的には、「環境心理学」等の新科目の追加や、「中国語(中級)」の分割、一般教養科目の一部廃止などが挙げられます。廃止科目は他の科目での履修を可能にするためであり、学生への周知は履修要覧で行われています。FDワークショップは専任教員全員の参加を達成し、SD活動も実施されています。授業改善のための学生アンケート結果に基づいた顕彰制度も導入されました。

1. カリキュラム変更と科目追加

本報告書では、カリキュラムの変更と授業科目の追加・変更について詳細に記述されています。具体的には、カリキュラム編成上の理由から「現代思想Ⅰ」「コミュニケーションのための日本語」など複数の科目が分割・統合され、配当年次が変更されています。また、「環境心理学」など複数の新しい科目が追加され、教育内容の充実が図られています。これは、学生ニーズの変化や教育内容のアップデート、より専門性の高い教育を提供するための改善策として行われたものと推測できます。特に、「環境心理学」の追加は、近年注目されている環境問題への意識の高まりを反映していると言えるでしょう。これらの変更は、学生の学習機会の多様化と教育の質の向上に繋がる重要な取り組みと言えます。授業科目の変更や追加は、学生の学びをより効果的に促進するための、継続的な改善努力の表れです。

2. 授業科目廃止 未開講とその理由

いくつかの授業科目は未開講または廃止となっています。その理由は、一般教養科目の場合は他の科目で履修可能であること、外国語科目の場合は「総合英語」で未修者に対応できること、あるいは履修者数の減少などが挙げられています。これらの決定は、教育資源の有効活用と学生の学習効果の最大化を目的としたものであり、大学側の慎重な検討に基づいていることが伺えます。未開講・廃止された授業科目の情報は、学生に履修要覧等で周知されていると報告されています。授業科目の廃止や未開講は、教育課程の見直しや改善の一環として行われており、学生への影響を最小限に抑えるための配慮が見られます。 カリキュラム全体のバランスを考慮した上で、柔軟な対応が行われている点が重要です。 学生への周知方法についても明確に記載されており、透明性の高い運営がなされていることがわかります。

3. FD SD 活動の現状と成果

教員の資質向上のためのFDファカルティ・ディベロップメント)活動とSD(スタッフ・ディベロップメント)活動が積極的に行われています。FDワークショップは専任教員全員の参加を達成しており、欠席者には後日ビデオ学習が義務付けられています。この高い参加率は、教員間の連携の強さとFD活動への高い意識を示しています。また、授業改善のための学生アンケート結果を活用した顕彰制度が導入されるなど、具体的な成果も挙げられています。 学生アンケートの結果は、教員個人だけでなく、カリキュラム改善にも活用されるための検討が行われています。FD活動の成果は、教育の質の向上に直接的に繋がっており、大学の教育目標達成に貢献しています。 FDSD活動は、大学の教育力の維持向上に不可欠な要素であり、その積極的な取り組みは高く評価できます。

III.教員体制と ファカルティ ディベロップメント FD

教員体制は、定年退職者の後任人事、新規科目の担当教員配置など、変化が見られます。FD活動は活発に行われており、ワークショップや学生アンケートの実施、その結果に基づく授業改善などが行われています。委員会は月1回開催され、教員参加率は100%でした。委員会の審議事項には、授業改善アンケートの改善と結果の活用が含まれます。

1. 教員人事と科目運営

教員体制については、やむを得ない事情による教員交代が一部科目であったものの、科目の運営は問題なく継続されています。2018年度からは3年生向けの演習が開講され、少人数制による指導が行われています。これは、学生の学習意欲向上と卒業論文作成へのスムーズな繋げを目指した取り組みです。また、定年退職等による教員配置の変更についても言及されており、後任人事の検討や、定年を超える教員の割合の高さを踏まえた適切な運用が計画されています。教員組織編成の将来構想についても検討されていることが示されています。これらの取り組みは、教育の質の維持向上に繋がる重要な要素であり、大学全体の教育力強化に貢献しています。 特に、少人数制による演習の導入は、学生一人ひとりの個性と能力を伸ばすための効果的な方法として期待されています。教員の質の維持向上と適切な人事管理は、大学教育の質を左右する重要な要素です。

2. ファカルティ ディベロップメント FD 活動

FDファカルティ・ディベロップメント)活動として、ワークショップが実施され、専任教員は全員参加が義務付けられています。欠席者には後日ビデオ学習が求められるなど、高い参加率の達成に力を入れている様子がわかります。2017年度には大学教育改革の動向に関する学習会や情報交換会が開催されました。また、学生アンケートの結果を踏まえ、学生からの評価の高い授業への顕彰制度が導入されています。これは、教員のモチベーション向上と教育の質向上に繋がる取り組みと言えるでしょう。さらに、授業改善のための学生アンケートの改良も検討されており、集計結果をカリキュラム改善に活用するための工夫がなされています。これらのFD活動は、教員の専門性向上と教育力の維持向上に大きく貢献し、大学全体の教育水準の維持・向上に繋がる重要な取り組みです。 FD活動の充実度合いは、大学の教育力と直接的に関係しており、継続的な取り組みが求められます。

3. 授業改善への取り組みと学生アンケート

授業改善に向けた取り組みとして、学生アンケートが実施されています。しかし、カリキュラム改善のための材料を得るという点については、現状のアンケートでは十分に機能していないという反省が述べられています。この反省を踏まえ、アンケートの改良が検討されており、集計結果をカリキュラム改善に活用できるよう改善が図られる予定です。学生アンケートの結果は、授業改善だけでなく、FD活動にも活用され、教員の資質向上にも貢献しています。学生の意見を積極的に取り入れることで、より学生ニーズに合った教育を提供できるよう改善が図られています。学生の学習意欲を高め、より質の高い教育を提供するための継続的な努力が示されています。学生アンケートの改良は、より効果的な授業改善とカリキュラム改善を実現するための重要なステップです。 授業改善のための取り組みは、学生の学習成果向上に直結する重要な施策です。

IV.施設 設備

本報告書には、大学全体の施設・設備の整備状況と経費に関する情報が記載されています(具体的な数値は省略)。設置時の計画と現状の比較、変更点などが詳細に報告されています。図書・設備の完成年度予定数値と平成30年5月1日現在の数値が比較されています。

1. 施設 設備の整備状況と経費

このセクションでは、大学全体の施設・設備の整備状況と経費について記述されています。具体的な数値は明示されていませんが、設置時の計画と平成30年5月1日現在の状況を比較した内容が含まれています。図書・設備に関しては、完成年度の予定数値と平成30年5月1日現在の数値が比較されており、整備状況の進捗が確認できます。また、校舎体育館の面積、建築計画の遅延など、計画からの変更点についても言及されている可能性があります。運動場用地が校舎敷地と別地にある場合の所要時間や距離なども「備考」欄に記載するよう指示されていることから、大学全体の空間設計やアクセスに関する情報も含まれていると考えられます。国立大学の場合は、「経費の見積り及び維持方法の概要」は記載不要とされている点も重要な情報です。全体として、大学における施設・設備の現状と将来計画に関する情報を網羅的に提示することを目的としていると推測できます。このセクションは、大学のインフラ整備状況を把握する上で重要な情報源となります。

2. 図書 設備の整備状況

図書・設備の整備状況については、完成年度の予定数値と平成30年5月1日現在の数値を比較することで、整備の進捗状況が明確に示されています。これは、大学における教育研究活動の基盤となる重要な要素であり、その充実度は大学の教育研究水準を反映します。図書の充実度合いは、学生の学習環境の質に直接的に影響を与えます。また、設備の充実度は、実験や実習など実践的な学習機会の提供に大きく関わっています。これらの数値の比較を通じて、大学が計画通りに施設・設備の整備を進めているか、あるいは遅延や課題が生じていないかを確認することができます。図書・設備の整備状況は、大学の教育研究活動の質を評価する上で重要な指標となります。 この情報は、大学運営の透明性を高める上でも重要な役割を果たします。