必ずお読みください 本書中のマーク説明 注意 この表示を無視して 誤った取り扱いをすると 人が傷害を負う可能性がある内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています 本製品をお使いいただくうえでな事項を記載しています 操作の参考となる情報や 補足説明を記載しています ご利用にあたってのお願

ピットタッチ・プロ2設定ガイド

文書情報

言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 2.90 MB
会社

株式会社スマート・ソリューション・テクノロジー

文書タイプ マニュアル

概要

I.ファームウェアバージョンと重要な注意事項

本製品はファームウェアバージョン3.0に対応しています。ファームウェアバージョンは本体の端末情報表示画面(P.19)またはWeb設定ページ(P.5)で確認できます。コンテンツセット更新中やファームウェア更新中は、電源ボタンを10秒以上押したり、ACアダプタを抜いたりしないでください。ソフトウェアの破損につながる可能性があります。安全なファームウェア更新安定した機器運用のために、この注意事項を厳守しましょう。

1. ファームウェアバージョン確認と対応バージョン

本マニュアルは、本製品のファームウェア Version 3.0 を対象として記述されています。 ご利用前に、必ず本製品のファームウェアバージョンをご確認ください。ファームウェアバージョンは、本体の端末情報表示画面(P.19)またはWeb設定ページ(P.5)で確認できます。 この確認作業は、マニュアルの指示に従って正しく機器を使用するための第一歩であり、不具合を回避する上で非常に重要です。対応バージョン以外のファームウェアを使用すると、予期せぬ動作やエラーが発生する可能性があります。常に最新版のファームウェアを使用することで、セキュリティ上の脆弱性を軽減し、機器の安定性を向上させることができます。最新のファームウェアは、販売元またはメーカーのウェブサイトから入手できる可能性がありますので、定期的な確認とアップデートを実施することを推奨します。これは、機器の最適なパフォーマンスとセキュリティの維持に不可欠です。

2. 電源ボタンとACアダプタに関する重要な注意事項

コンテンツセットの更新中、ファームウェア更新中など、特定の動作中は、電源ボタンを10秒間以上押し続けないでください。強制的に電源がOFFになり、ソフトウェアが破壊され、機器の故障につながる可能性があります。これは、機器内部のソフトウェアに深刻なダメージを与える可能性があり、修復が困難になるケースも想定されます。そのため、これらの動作中は、電源ボタンへの操作は絶対に避けてください。さらに、これらの動作中にACアダプタを抜かないことも同様に重要です。電源供給が不安定な状態では、ソフトウェアの破損やデータの損失が発生するリスクが高まります。安定した電源供給を維持することで、機器の安全な動作とデータの完全性を確保できます。これらの注意事項を遵守することで、機器の寿命を延ばし、トラブルを回避できます。

II.Web設定ページと初期設定

本製品の設定は、パソコンのWebブラウザからWeb設定ページにアクセスして行います。アクセスには設定パスワードが必要です。初期値はコンテンツセットによって異なります。Windows 8 ProfessionalMicrosoft Internet Explorer 11での動作確認済みです。JavaScriptを有効にしてください。通信モジュールをご利用の場合、通信網からWeb設定ページへのアクセスはできません。LAN接続または無線LAN接続が必要です。

1. Web設定ページへのアクセスとログイン

本製品の設定は、パソコンのWebブラウザからWeb設定ページにアクセスして行います。アクセスするには、設定パスワードの入力が必要です。設定パスワードの初期値は、インストールされているコンテンツセットによって異なり、不明な場合は販売元へお問い合わせください。 Web設定ページにアクセスする前に、まず機器のIPアドレスを確認する必要があります。このIPアドレスは、機器の仕様書や、機器自体に表示される情報から確認できます。IPアドレスをブラウザのアドレスバーに入力し、アクセスを試みます。ログインダイアログが表示されたら、ユーザー名に「admin」、パスワードに設定パスワードを入力してログインします。 Windows 7以降のOSで表示できる文字でも、本製品で設定できない文字が存在します。設定ページではJavaScriptを使用しているので、ブラウザのJavaScript機能をONにする必要があります。これらの手順を正しく実行することで、Web設定ページにスムーズにアクセスし、各種設定を行うことができます。通信モジュールを使用する場合は、通信網からWeb設定ページに直接アクセスすることはできません。LAN接続または無線LAN接続でアクセスする必要があります。

2. 対応OSとブラウザ JavaScriptの重要性

本製品は、Windows 8 ProfessionalとMicrosoft Internet Explorer 11の組み合わせで動作確認済みです。他のOSやブラウザの組み合わせでは動作の保証がないため、注意が必要です。 これは、互換性の問題を避けるためであり、安定した動作を確保するために推奨される組み合わせを使用することが重要です。異なるOSやブラウザを使用する場合、予期せぬ動作やエラーが発生する可能性があります。動作確認済みの組み合わせを使用することで、トラブルを最小限に抑えることができます。 また、Web設定ページはJavaScriptを使用しています。設定を行う際には、ブラウザのJavaScript機能が有効になっていることを確認する必要があります。JavaScriptが無効になっている場合、設定ページが正しく表示されない、もしくは一部機能が利用できない可能性があります。JavaScriptを有効にする方法は、お使いのブラウザのヘルプを参照してください。これは、Web設定ページを正常に利用するための必須条件です。

III.主要な設定項目 ネットワーク設定と端末設定

Web設定ページでは、無線LAN設定(SSID、セキュリティ設定: WPA2パーソナル、WEPなど)、通信モジュール設定(常時接続、パケット定額制推奨)、プロキシ設定NTPサーバ設定(時刻設定)などが行えます。端末設定では音量や液晶タッチパネルの明るさを調整できます。WPA2パーソナル認証ではPSK方式、TKIPまたはAES暗号化を使用します。WEP暗号化でShared Key認証はできません。これらの設定項目を適切に設定することで、安定したネットワーク接続快適な機器使用を実現します。

1. 無線LAN設定

Web設定ページでは、無線LANモジュールの設定が可能です。使用する無線LANモジュールを選択し、アクセスポイントのSSIDを32文字以内の半角英数字・記号で設定します。セキュリティ設定では、認証・暗号化方式を選択できます。WPA2パーソナルを選択する場合は、PSK(Pre-Shared Key)方式を使用し、暗号化方式はTKIPまたはAES(無線アクセスポイントの設定に応じて自動判別)となります。WEP暗号化でShared Key認証を行うことはできないため、WEPを使用する場合は、接続先のアクセスポイントの設定でOpen System認証を許可する必要があります。これらの設定は、セキュアで安定した無線LAN接続を確立するために非常に重要です。誤った設定を行うと、接続できない、またはセキュリティリスクにさらされる可能性があります。設定値の確認と、必要に応じた変更を確実に実施しましょう。 設定画面では、一部の記号が入力できない場合があり、32文字以上の入力も制限されている場合があります。そのような場合は、Web設定ページから設定を行う必要があります。

2. 通信モジュール設定

通信モジュールを使用する場合は、「使用する」を選択することで常時接続となります。ただし、通信データサイズが大きくなる可能性があるため、パケット定額制サービスへの加入を強くお勧めします。これは、通信モジュールを継続的に使用する際に発生する可能性のある高額な通信料金を回避するためです。パケット定額制に加入していない場合、予期せぬ高額な請求を受ける可能性があります。通信モジュールを使用するかどうかは、利用状況やネットワーク環境に合わせて慎重に判断する必要があります。LANケーブルが接続されてリンクアップしている状態では、通信モジュールでの接続は行われません。通信モジュールを使用する際には、ネットワーク環境と通信料金プランを十分に考慮し、適切な設定を行うことが重要です。

3. プロキシ設定とNTPサーバ設定

プロキシを使用する場合は、「使用する」を選択することで、コンテンツセットや各種自動更新時の通信がインターフェースに関わらずプロキシ経由となります。プロキシサーバのホスト名またはIPアドレスを設定する必要があります。「使用しない」を選択した場合は、この設定は使用されません。NTPサーバ設定では、ネットワーク経由でコンピュータの内部時計を調整します。NTPサーバへの接続に失敗した場合は、一定時間後に再度問い合わせが行われます。通信モジュールや無線LANモジュールを使用している場合、起動直後はNTPサーバに接続できない場合があります。手動時刻設定も可能です。「年/月/日 時:分:秒(YYYY/MM/DD hh:mm:ss)」の形式で時刻を入力します。 これらの設定は、ネットワーク環境や時間に関する正確性を確保するために重要です。特に、プロキシ設定は、セキュリティやネットワークの制限がある環境で必須となる場合があります。NTPサーバ設定は、機器の時刻を正確に保つために不可欠です。設定値の正確性を確認し、必要に応じて修正しましょう。

4. 端末設定

端末設定では、音量と液晶タッチパネルの画面の明るさを設定できます。「設定」ボタンを押すと、すぐに反映されます。ただし、音声再生中の音量は変更されません。音量と画面の明るさを調整することで、利用環境に合わせた最適な設定を行うことができます。音量調整は、周囲の音環境に合わせて行い、画面の明るさは、見やすさとバッテリー消費量のバランスを考えて設定しましょう。これらの設定は、機器の使いやすさを向上させる上で非常に重要です。設定変更後、すぐに効果を確認できるようになっているため、快適な使用環境を簡単に実現できます。 音量や明るさの調整は、機器の使用感を大きく左右するため、最適な設定を見つけることが大切です。

IV.コンテンツセットとファームウェアの更新

コンテンツセットとファームウェアはWeb設定ページから更新できます。コンテンツセット更新は販売元の指示に従って行ってください。ファームウェア更新中は操作できません。更新後、再起動またはシャットダウンが行われます。自動更新機能もあります。更新に失敗してもエラーは表示されません。コンテンツセットファームウェアの最新版への更新は、機器の最適なパフォーマンスセキュリティ維持に不可欠です。

1. コンテンツセットの更新方法

コンテンツセットの更新は、Web設定ページから行います。「参照」ボタンを押してコンテンツセットファイルを選択し、「更新」ボタンを押して更新を実行します。ファイル名は任意の名前で構いません。更新中は電源ボタンを10秒以上押し続けたり、ACアダプタを抜いたりしないでください。ソフトウェアの破損や故障の原因となる可能性があります。更新が開始されても、本体の画面には変化がありませんが、更新が成功すると、コンテンツセット画面が表示されている場合は強制的にコンテンツセットスタートページに変わります。コンテンツセット、コンテンツセット設定ファイル、プロバイダ設定ファイルの更新は、通常の利用では必要ありません。販売元の指示に従って更新してください。 更新作業は、機器の機能拡張や不具合修正のために行われます。ただし、不用意な更新は機器の動作に悪影響を及ぼす可能性があるため、販売元の指示に従うことが重要です。更新作業中は機器の操作が制限されるため、作業開始前に重要な作業を完了させておくことを推奨します。更新後の処理は、設定によって再起動またはシャットダウンになります。

2. ファームウェアの更新方法と注意事項

ファームウェアの更新もWeb設定ページから行います。本製品内部のファームウェアより新しいバージョンのファームウェアがサーバにある場合、「今すぐファームウェアの更新を行う」ボタンが表示されます。このボタンを押すとファームウェアの更新が実行されます。更新中は、本体の画面に更新中のメッセージが表示され、機器の操作はできません。電源ボタンを押しても反応しません。更新に成功すると、設定内容に従って再起動またはシャットダウンが行われます。失敗した場合はエラーメッセージが表示されます。ファームウェア更新中は、電源ボタンを10秒以上押し続けたり、ACアダプタを抜いたりしないでください。 ファームウェア更新は、機器の安定性や機能向上、セキュリティ対策のために非常に重要です。しかし、更新作業は機器の動作を一時的に停止させるため、作業開始前には機器の状態を保存するなど、必要な準備を行うべきです。更新作業中は機器を操作できないため、作業時間などを考慮して適切なタイミングで更新を行う必要があります。また、更新に失敗した場合のリスクも考慮する必要があります。

3. 自動更新機能と注意点

ファームウェア自動更新やコンテンツセット自動更新を「する」に設定している場合は、再起動時またはシャットダウンの前に自動更新が行われます。自動更新に失敗してもエラーなどは表示されず、再起動・シャットダウンが行われます。自動更新機能は、常に最新の状態を維持するために便利です。しかし、自動更新に失敗した場合、エラーメッセージが表示されないため、更新が成功したかどうかを確認する必要があります。自動更新に問題が発生した場合は、販売元に問い合わせる必要があります。 自動更新は、専用のサーバが用意されている場合にのみ利用できます。自動更新の設定は、機器の状況やネットワーク環境を考慮して行う必要があります。自動更新が失敗した場合の対処法についても、事前に確認しておくことが重要です。また、自動更新による通信データサイズが大きくなる可能性があるため、通信制限のある環境では注意が必要です。

V.パスワードと初期化

設定パスワードは当社では確認できません。Webブラウザや本体からの設定ではクリアできません。コンテンツセットによってはクリア可能な場合もあります。パスワード管理には十分注意しましょう。設定初期化コンテンツセットクリアは、販売元の指示がない限り行わないでください。これらの操作は、データの損失につながる可能性があります。

1. 設定パスワードに関する重要事項

お客様が設定されたパスワードは、当社では確認できない仕組みになっています。Webブラウザや本体からの設定ではクリアできないため、忘れないよう十分にご注意ください。これは、セキュリティ上の配慮からパスワードの情報を保存していないためです。パスワードを紛失した場合、機器の設定を初期化したり、機能を復元することが困難になります。そのため、パスワードは安全な場所に記録し、複数の場所に保存しておくことを推奨します。 パスワードは、機器への不正アクセスを防ぐために非常に重要な役割を果たします。複雑で覚えやすいパスワードを設定し、定期的に変更することを推奨します。万が一パスワードを忘れてしまった場合、販売元への問い合わせが必要になる可能性があります。パスワード管理は、機器の安全な利用を確保するために不可欠です。 なお、コンテンツセットによってはパスワードのクリアが可能な場合もあります。詳しくは販売元にお問い合わせください。これは、コンテンツセットの種類によってセキュリティポリシーが異なる可能性があるためです。

2. 設定初期化とコンテンツセットクリア

コンテンツセットクリアを行うと通常の利用ができなくなり、元に戻すことができません。そのため、販売元から指示があった場合以外は絶対に行わないでください。これは、機器の機能を完全にリセットする操作であり、データの完全な消失につながる可能性があります。この操作は、機器の故障などの深刻な問題が発生した場合に、最終手段として考慮されるべきです。 設定初期化についても、同様にデータの消失リスクがあるため、慎重に行う必要があります。Web設定ページから行うことができますが、この操作を行う前に、必ずデータのバックアップを取っておくことを推奨します。データのバックアップ方法については、マニュアルの他のセクションを参照してください。 これらの操作は、機器の機能を完全にリセットするため、安易に実行しないように注意が必要です。誤って実行してしまうと、機器の復旧に時間を要したり、データの復元が不可能になる可能性があります。

VI.トラブルシューティングとサポート情報

液晶タッチパネル操作不能、ファームウェア自動更新されない、通信できない、コンテンツセット自動更新されないなどのトラブルシューティング情報が記載されています。対応方法として、電源の入れ直し、USBメモリの再接続、販売元への問い合わせなどが提案されています。トラブルシューティング情報は、機器の利用上問題が発生した場合の迅速な解決に役立ちます。

1. 液晶タッチパネル操作不能

液晶タッチパネルの操作ができなくなった場合、電源ボタンを2秒以上押して機能選択画面を表示させます。機能選択画面にある「終了」ボタンを押すと、コンテンツセットスタートページに戻ります。これは、機器の応答がなくなってしまった場合の対処法です。電源ボタン長押しによって機器を再起動することで、一時的なソフトウェアエラーを解消できる可能性があります。この方法で問題が解決しない場合は、より詳細なトラブルシューティングが必要になります。 このトラブルシューティング手順は、シンプルな操作で問題解決を試みるためのものです。この方法で改善が見られない場合は、より高度なトラブルシューティングが必要となる可能性があります。この場合、マニュアルの他のセクションを確認するか、販売元に問い合わせることを推奨します。 機器の動作が不安定になったり、予期せぬエラーが発生した場合、まずはこの手順を試してみることをお勧めします。

2. ファームウェア コンテンツセットの自動更新に関する問題

ファームウェアまたはコンテンツセットが自動更新されない場合、いくつかの原因が考えられます。ファームウェアの自動更新は、専用のサーバが用意されている場合にのみ利用できます。新しいバージョンのファームウェアがリリースされているかを確認する必要があります。自動更新は、使用中のバージョンより新しいファームウェアが存在する場合にのみ実行されます。コンテンツセットの自動更新についても同様で、専用のサーバが必要であり、新しいバージョンのコンテンツセットがリリースされているかを確認する必要があります。自動更新は、使用中のバージョンより新しいコンテンツセットが存在する場合にのみ実行されます。 これらの自動更新機能は、ネットワーク接続の状態に依存します。ネットワーク接続が不安定であったり、サーバにアクセスできない場合、自動更新は失敗する可能性があります。ネットワーク環境を確認し、必要であればネットワーク設定を見直してください。問題が解決しない場合は、販売元へお問い合わせください。

3. 通信モジュール 無線LANモジュール コンテンツセット更新に関する問題

通信モジュールや無線LANモジュールを使用して通信ができない場合、新しいバージョンのファームウェアがリリースされているかどうかを確認する必要があります。自動更新は、使用中のバージョンより新しいファームウェアがある場合に行われます。コンテンツセットが自動更新されない場合は、FATフォーマットのUSBメモリのみ使用可能であること、USBメモリをUSBポートから外し、再び接続することを試みてください。また、端末設定からの設定で無線LANアクセスポイントがリストに表示されない場合、ステルスモードやAny接続拒否が設定されたアクセスポイントはリストに表示されない可能性があります。 これらの問題は、機器の設定、ネットワーク環境、または使用している機器との互換性に起因している可能性があります。問題解決のためには、それぞれの原因を一つずつ検証していくことが重要です。問題が特定できない場合は、販売元へお問い合わせください。 適切なトラブルシューティングを行うことで、機器を安定して使用できるようになり、作業効率の向上にもつながります。

VII.サポートされている通信モジュール

ファームウェアバージョン3.0でサポートされているUSB型通信モジュールとして、バッファロー社製WLI-UC-GNME、アイ・オー・データ機器社製WN-G150UM、プラネックスコミュニケーションズ社製GW-USNANO2Aなどが挙げられています。互換性のある通信モジュールを使用することで、機器を最大限に活用できます。USBポートには同じ種類の機器を接続しないように注意が必要です。

1. サポートされているUSB型通信モジュール

ファームウェアバージョン3.0でサポートされているUSB型通信モジュールは、バッファロー社製WLI-UC-GNME、アイ・オー・データ機器社製WN-G150UM、プラネックスコミュニケーションズ社製GW-USNANO2Aです。これらのモジュールは、本製品と互換性があり、正常に動作することが確認されています。ただし、お使いのファームウェアバージョンによってはサポートされていない場合がありますので、お使いのピットタッチ・プロファームウェアバージョンをご確認の上、ご利用ください。 記載されている以外の通信モジュールを使用した場合、動作の保証はありません。互換性のないモジュールを使用すると、機器の動作不良や予期せぬエラーが発生する可能性があるため、必ず指定されているモジュールを使用してください。USB型無線LANモジュールを使用する場合は、あらかじめWeb設定ページにて無線LANモジュール設定を行ってからご利用ください。これは、機器が正しく動作するために必要な設定手順です。この手順を省略すると、無線LANモジュールが正しく機能しない可能性があります。

2. USBポートと機器の接続に関する注意事項

本製品のUSBポートと内部USBポート、またはUSBハブなどを使用して、同じ種類のUSB機器を接続しないでください。例えば、無線LANモジュールと通信モジュール、USBメモリとUSBメモリ、レシートプリンタとレシートプリンタなどを同時に接続すると、正常に動作しない場合があります。これは、機器の電力供給やデータ通信に関する制限からくるものです。同じ種類の機器を同時に接続すると、電力の不足やデータの衝突が発生し、機器の動作に支障をきたす可能性があります。 内部USBポートは、主にUSB型の通信モジュールまたは無線LANモジュールを接続するために使用します。内部USBポートに接続する機器は、背面カバーで覆うことができるため、チリやホコリの侵入を防ぎ、盗難防止にも役立ちます。内部USBポートは、機器の保護とセキュリティを向上させるために設計されています。機器の保護とセキュリティの確保は、機器の長寿命化とデータの安全性を確保するために非常に重要です。