
ボイストレックDMシリーズ取扱説明書
文書情報
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 3.23 MB |
会社 | オリンパス (Olympus) |
文書タイプ | 取扱説明書 (Instruction Manual) |
概要
I.オリンパス Voice Trek DM シリーズ デジタルボイスレコーダーの概要
オリンパス Voice-Trek DM シリーズは、高音質録音と便利な機能を備えたデジタルボイスレコーダーです。音声録音、音声ファイル管理、PC接続(USB接続)によるデータ転送が可能です。付属のDSS Playerソフトウェアでパソコン上での再生や管理も簡単に行えます。WMAファイルにも対応。様々な録音モード(HQ、SP、LP、SHQ)を搭載し、状況に応じた録音に対応します。バックライト付き大型液晶ディスプレイで暗い場所でも見やすく、リモコンマイクによるポケットからの操作も可能です。便利な機能として、ノイズキャンセル、リピート再生、アラーム再生などがあります。
1. 製品概要と主な特徴
オリンパスVoice-Trek DMシリーズデジタルボイスレコーダーは、高音質録音と便利な機能を備えた製品です。主な特徴として、高音質録音を実現する複数の録音モード(HQ、SP、LP、ステレオ録音可能なSHQモード)が挙げられます。録音データは、付属のUSB接続ケーブルとDSS Playerソフトウェアを用いてパソコンに転送し、管理・再生できます。パソコンとの双方向データ通信や、専用クレードル経由でのデータ転送にも対応しています。さらに、バックライト付き大型液晶ディスプレイを採用し、暗い場所での視認性も確保しています。付属のリモコンマイクを使用すれば、ポケットやカバンの中に入れても操作可能です。音楽再生機能も備え、曲名やアーティスト名も日本語で表示されます。 音響技術WOWを搭載し、臨場感あふれる豊かなサウンドを楽しめます。 WMAファイルへの対応も特長の一つです。 これらの機能により、ビジネスシーンやプライベートでの音声記録を快適に行うことができます。また、データ消失の危険性を軽減するために、重要なデータはパソコンのハードディスクなどにバックアップすることを推奨しています。機器の誤動作を防ぐため、強い振動や衝撃、水気のある場所での使用は避けるべきです。磁気カードをスピーカーやイヤホンの近くに置かないようにも注意が必要です。
2. PC接続とソフトウェア
このデジタルボイスレコーダーは、パソコンとの連携を重視した設計になっています。付属のUSB接続ケーブルとDSS Playerソフトウェアを用いることで、パソコンへのデータ転送が容易に行えます。DSS Playerを使用すれば、パソコン上で録音データの管理や再生が可能です。さらに、Windows Media Playerと連携することで、音楽CDからのデータ取り込み(リッピング)や、音楽ファイルの本機への転送もできます。パソコンに接続している間は、USB接続ケーブルからの電源供給で動作するため、電池やACアダプターは不要です。ただし、パソコンのUSBポートまたはUSBハブについては、お使いのパソコンのマニュアルを参照する必要があります。また、USB接続ケーブルはパソコン本体のUSBポート、もしくはセルフパワー(ACアダプター接続)のUSBハブに接続するよう指示されています。ファイルのアップロード中は、パソコン側の通信画面が消えても、本機の録音/再生表示ランプが点滅している間はデータ転送中であるため、USBケーブルを抜かないように注意が必要です。ファイル管理ツールを使用して、本機に保存されているフォルダやファイルに移動や名前の変更などの操作を行うと、ファイルの順番が変わったり、ファイルを認識できなくなる可能性がある点にも注意が必要です。オリンパスホームページからは、DSS Player-Liteを無料でダウンロードできます。これは、DSS Playerを持っていない受信者でも音声ファイルを再生できるようにするためのソフトウェアです。
3. その他の機能と操作に関する注意
本機には、録音ファイルの管理を容易にするための複数のフォルダが用意されています。各フォルダには最大199件のファイルを保存可能です。録音モードは、高音質録音のHQモード、標準的なSPモード、長時間録音可能なLPモード、そしてステレオマイク使用時のSHQモードなど、状況に応じて選択できます。録音開始前に録音/再生表示ランプまたはリモコンのRECランプの点灯を確認し、頭切れを防ぐ必要があります。録音可能時間が60秒、30秒、10秒になると警告音が鳴ります。メモリがいっぱいになった場合も同様に警告が表示されます。この場合、不要なファイルを削除してから録音する必要があります。その他、リピート再生、ランダム再生、早聞き・遅聞き、ノイズキャンセルなどの機能も搭載されています。ユーザーイコライザー(USER EQ)では、お好みのイコライザー特性を登録できます。誤操作を防ぐためのHOLD機能も備わっています。電池交換は必ず本機を停止状態で行い、2本とも新しい電池に交換することが推奨されています。ACアダプターの使用についても、本機を停止状態にしてから接続・取り外しを行う必要があります。 本機のジャックは、リモコン、イヤホン、マイクの兼用ジャックで、用途に応じて自動的に切り替わります。フォルダ名には、半角記号を除いた大小半角英数字、半角カタカナ、ひらがな、漢字、全角記号で全角6文字(半角12文字)以内を使用できます。
II.録音機能
高音質の音声録音を実現する様々な録音モードが選択できます。ステレオマイク使用時はSHQモードでステレオ録音も可能です。録音中に残り時間が少なくなると警告音が鳴ります。メモリがいっぱいになった場合は、不要なファイルを削除してください。ファイルは用途に応じて複数のフォルダに整理できます。各フォルダには最大199件の録音ファイルを保存可能です。誤操作防止のため、HOLD機能も搭載しています。
1. 録音モードと録音開始
本機は、状況に応じて最適な録音モードを選択できます。高音質録音に適したHQモード、標準的なSPモード、長時間録音可能なLPモードが用意されています。さらに、ステレオマイクを使用する場合は、ステレオ録音が可能なSHQモードが自動的に設定されます。録音を開始するには、RECボタンを押します。設定した起動感度よりも音が小さい場合、約1秒後に自動的に録音が一時停止し、ディスプレイに「待機中」と点滅表示されます。録音中は録音/再生表示ランプが赤く点灯し、一時停止時は点滅します。録音開始前に、録音/再生表示ランプまたはリモコンのRECランプが点灯していることを確認することで、録音データの頭切れを防ぐことができます。録音中に、録音可能な残り時間が60秒、30秒、10秒になると警告音が鳴ります。ディスプレイに「メモリがいっぱいです」または「これ以上記録できません」と表示された場合は、メモリまたはファイル件数が上限に達しているため、不要なファイルを削除してから再度録音する必要があります。録音を中断すると、最後に録音したファイルが再生されます。ステレオマイクを使用することで、ステレオならではの臨場感あふれる高音質のWMA形式での録音が可能です。ステレオ録音はSHQモードでのみ可能です。本機のジャックにステレオマイクを挿入すると、自動的にSHQモードに切り替わります。
2. 録音ファイルの管理とフォルダ設定
録音したファイルは、最大5つのフォルダに分類して保存できます。各フォルダには最大199件のファイルを保存することが可能です。プライベート用、ビジネス用など、録音内容に合わせてフォルダを使い分けることで、ファイルの管理が容易になります。各フォルダには分かりやすい名前を付けることができます。録音ファイルは、フォルダごとに個別のファイルとして保存されます。録音ファイルの管理を容易にするために、あらかじめフォルダを設定しておくことを推奨しています。これは、アラーム再生機能を使用する場合にも必要です。 誤ってファイルを削除してしまうことを防ぐため、各ファイルに誤消去防止機能を設定することも可能です。また、音声ファイル中に頭出し信号を任意の位置に設定できます。 これは、特定の部分をすぐに再生したい場合に便利です。指定した時刻にアラーム音が鳴り、アラーム音が鳴っている間にボタンを押すと、設定したファイルを再生するアラーム再生機能も備えています。
3. その他の録音に関する機能と注意事項
本機は、繰り返し再生するリピート再生機能や、周囲の雑音を軽減するノイズキャンセル機能も備えています。これらの機能は、語学学習などにも役立ちます。ノイズにより周辺電子機器に影響を与える可能性があるため、パソコンに接続する際は、リモコンやイヤホンを外すように注意書きがあります。また、本機からファイルをダウンロードしたり、本機にファイルをアップロードする際には、パソコン側の通信画面が消えていても、本機の録音/再生表示ランプが点滅している間はデータ転送中であるため、USB接続ケーブルを外さないように注意が必要です。 本機をパソコンから外す際は、取扱説明書に記載されている手順に従ってください。パソコンと接続した状態では、付属のUSB接続ケーブルから電源が供給されるため、電池やACアダプタからの電源供給は不要です。
III.PCとの連携とデータ管理
付属のUSB接続ケーブルとDSS Playerを使用することで、パソコンとのPC接続とデータの双方向転送が可能です。音声ファイルをパソコンで管理・再生できます。Windows Media Playerを使用して音楽CDからのデータ取り込みや音楽ファイルの転送もできます。ファイルの転送中は、USB接続ケーブルを抜かないでください。ファイル管理ツールでフォルダやファイル名を変更する際は、ファイルの順番が変わる可能性があることに注意してください。
1. パソコンとのデータ転送とソフトウェア
本機は付属のUSB接続ケーブルとDSS Playerソフトウェアを用いてパソコンと接続し、データの送受信が可能です。パソコンと本機間の双方向高速データ通信、および専用クレードル経由でのデータ転送にも対応しています。DSS Playerソフトウェアを使用することで、パソコン上で音声や音楽ファイルの管理、再生を行うことができます。Windows Media Playerと連携させることで、音楽CDからの音楽データの取り込み(リッピング)や、音楽ファイルの本機への転送も可能です。パソコン接続時は、USBケーブルからの電源供給で動作するため、電池やACアダプタは不要です。ただし、パソコンのUSBポート、またはUSBハブに関する情報は、お使いのパソコンの取扱説明書を参照する必要があります。USB接続ケーブルは、パソコン本体のUSBポート、またはセルフパワー(ACアダプタ接続)のUSBハブに接続する必要があります。ファイルのアップロード中は、パソコン側の通信画面が消えていても、本機の録音/再生表示ランプが点滅している間はデータ転送中なので、USB接続ケーブルを抜かないように注意が必要です。アップロード完了は、通信画面が消えてから5秒後(Windows 2000/XPは12秒後)を目安とします。音声ファイル一覧ウィンドウから、転送したいファイルを選択し、音声フォルダウィンドウのフォルダにドラッグ&ドロップで転送することも可能です。 メールの受信相手にDSS Playerがなくても、DSS Player-Liteを使用すればファイルを再生できます。DSS Player-Liteはオリンパスのホームページから無料でダウンロード可能です。
2. ファイル管理とフォルダ名設定
本機には複数のフォルダがあり、各フォルダに録音した音声は1件ごとにファイルとして保存されます。フォルダは用途に応じて使い分けることができ、各フォルダには分かりやすい名前を付けることができます(最大全角6文字、半角12文字)。ファイル管理ツール(エクスプローラやFinderなど)を使用して、本機に保存されているフォルダやファイルの移動や名前の変更を行うと、ファイルの順番が変わったり、ファイルを認識できなくなる可能性があるため注意が必要です。 アンインストール後に作成した音声ファイルや音楽ファイルは「Message」フォルダに保存されます。「Message」フォルダの場所は、アンインストールする前に[ツール]メニューの[オプション]をクリックし、「ダウンロードフォルダ」の項目で確認できます。デバイスウィンドウのフォルダ名として使用できる文字は、半角記号を除いた大小半角英数字、半角カタカナ、ひらがな、漢字、全角記号で全角6文字(半角12文字)以内です。「コメントの編集」画面は[ツール]メニューから選択でき、入力できる文字数は全角50文字(半角100文字)以内です。テンプレートの編集と登録は、Windowsの場合は[転送]メニューから、Macintoshの場合は[ダウンロード]メニューから行います。使用できる文字は半角記号を除いた文字で、フォルダ名は全角4文字(半角8文字)、コメントは全角10文字(半角20文字)以内です。
IV.その他の機能と注意事項
本機は、リピート再生、早聞き・遅聞き、ノイズキャンセルなどの機能を備えています。ユーザーイコライザーで好みの音質に調整できます。電池交換は必ず電源を切った状態で行い、2本とも新しい電池に交換してください。ACアダプタの使用についても注意事項に従ってください。著作権保護のため、不正なファイルの複製・配布はしないでください。DRM保護されたWMAファイルの転送にはWindows Media Playerを使用する必要があります。 オリンパスホームページからDSS Player-Liteを無料でダウンロードできます。
1. 付属機能と操作性
本機は、リピート再生機能、早聞き・遅聞き機能、ノイズキャンセル機能などを備えています。これらの機能は、語学学習などにも役立ちます。ユーザーイコライザー(USER EQ)を使用することで、お好みの音質に調整できます。ただし、EQボタンを押してから2秒間操作しないと通常表示に戻ります。 本機のジャックはリモコン、イヤホン、マイクの兼用ジャックとなっており、用途に合わせて自動的に切り替わります。誤操作を防止するためのHOLD機能も搭載されており、ボタンやスイッチ操作を受け付けない状態にすることで、カバンやポケットに入れた際に誤動作を防ぎます。 本機の初期化を行うと、記録されているファイルはすべて消去され、各機能の設定が購入時の状態に戻ります。年月日時分の設定は残ります。大切なファイルは、パソコンに転送してから初期化してください。 また、フォルダ名には、半角記号を除いた大小半角英数字、半角カタカナ、ひらがな、漢字、全角記号で全角6文字(半角12文字)以内を使用できます。 パソコンに接続すれば、付属のUSB接続ケーブルから電源が供給されるため、電池やACアダプタは不要です。ただし、パソコンのUSBポートまたはUSBハブについては、お使いのパソコンの取扱説明書を参照してください。
2. 電池とACアダプタに関する注意事項
電池の交換は必ず本機を停止状態にしてから行ってください。録音、消去などの動作中に電池を抜くと、ファイルが再生できなくなる可能性があります。電池を交換する際は、必ず2本とも新しい電池に交換してください。1分以上電池を抜いた場合は、再び電池を入れた際に時刻の設定が必要になることがあります。ACアダプタは、本機を停止状態にしてから取り外してください。ACアダプタを使用する際は、別売りのACアダプタA324を家庭用電源のコンセントに差し込み、プラグを本機の電源ジャック(DC3V)に接続します。ACアダプタのプラグも、必ず本機を停止状態にしてから差し込んでください。電池で録音中にACアダプタのプラグを差し込むと、録音中の内容が再生できなくなる恐れがあります。
3. 著作権と法的注意事項
著作権者に無断でインターネットからダウンロードした音声や音楽ファイル、音楽CDなどの複製や配布、インターネットへの掲載、再掲載、商用または販売を目的としたMP3やWMAファイルへのデータ変換は、著作権法で固く禁じられています。WMAファイルには著作権保護のためのDRM(Digital Right Management)が施されている場合があります。DRMが施されているファイルは、不正コピーや配布が制限されています。DRMが施されたWMAファイルを本機に転送するには、Windows Media Playerを使用するなど、所定の方法で転送する必要があります。音楽配信サービスなどで購入されたDRM付き音楽ファイルは、ポータブルデバイス(本機)へのコピーに制限がある場合があります。本ソフトウェアには、オリンパスによってライセンスされたソフトウェアと、Microsoftのソフトウェアが含まれています。これらのソフトウェアは著作権法によって保護されており、EULA(エンドユーザーライセンス契約)に同意しない場合は、製品を使用したりソフトウェアをコピーすることはできません。Javaのサポートについて、本ソフトウェアは、フェイルセーフ性能が要求される危険な環境でのオンライン制御装置として設計、製造、使用または小売りを意図したものではありません。輸出制限として、本ソフトウェアまたはその一部、あるいはソフトウェアから直接生じるプロセスまたはサービスが米国産であることに同意し、該当する国際および国内法を遵守する必要があります。ソフトウェアに対する保証はなく、Microsoftは責任を負いません。ソフトウェアの譲渡は制限されており、特定の損害に対する責任も否認されます。リバースエンジニアリング、逆コンパイル、逆アセンブルも禁止されています。本ソフトウェアは、この製品でのみ使用が許可されます。
V.保証とサポート
お買い上げから1年間の無料修理保証があります。故障の場合は、お買い上げ店またはオリンパスサービスステーションにご連絡ください。修理部品の保有期間は製造打ち切り後6年間を目安としています。保証規定および注意事項をよくお読みください。本書は日本国内でのみ有効です。
1. 保証規定
本保証書は、取扱説明書、品質表示ラベル等の注意事項に従った正常な使用状態において発生した故障に対し、お買い上げ日から1年間、オリンパスが無料修理を行うことを保証するものです。保証期間内に故障した場合、商品と本書を販売店またはオリンパスサービスステーションに持参し、修理を依頼してください。販売店またはサービスステーションへの持参にかかる費用はお客様負担となります。商品を郵送する場合は、書留小包または宅配便をご利用ください。販売店とオリンパス間の運賃については、輸送方法により一部お客様負担となる場合があります(問屋便以外を使用した場合)。本保証書は、日本国内においてのみ有効です。保証書には販売店名およびお買い上げ年月日が記載されていることを確認し、記入漏れがあった場合は直ちにお買い上げの販売店にお申し出ください。この保証書は、本書に明示した期間・条件に基づき無料修理をお約束するものであり、お客様の法律上の権利を制限するものではありません。
2. 修理に関するご案内
製品の修理に関してはお買い上げ店または最寄りのオリンパスサービスステーションにお問い合わせください。オリンパスでは、本機の補修用修理部品を製造打ち切り後6年間を目安に保有しています。そのため、原則として製造打ち切り後6年間は修理を受け付けますが、期間後であっても修理可能な場合があります。有効期間内に故障して無料修理を受けられる場合は、商品と本書を販売店またはオリンパスサービスステーションに持参・提示の上、修理を依頼してください。ご転居や贈答品などで販売店に依頼できない場合は、別紙の最寄りのサービスステーションにお問い合わせください。