
CDR-SX7取扱説明書:簡単操作ガイド
文書情報
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 1.35 MB |
文書タイプ | 取扱説明書 |
概要
I.オンキヨー CDR SX7 CDレコーダーの主要機能
オンキヨーのCDR-SX7 CDレコーダーは、デジタルとアナログ両方のCDダビングに対応した高機能モデルです。FR-X7/X9やK-SX7とのシステム連携により、リモコンによる操作やシンクロ録音など、スムーズな録音ワークフローを実現します。本機は、CDテキスト表示、ディスクネーム入力機能、そして光デジタル/アナログ入出力端子も備えており、多様な機器との接続に対応します。特に、デジタル録音機能は高音質録音を可能にし、CDシンクロ録音機能はCDプレーヤーからの自動録音を実現します。 また、1曲CDダビング機能で、再生中の曲をワンタッチで簡単に録音できます。
1. システムコントロールリモコン連動機能と周辺機器との連携
オンキヨー CDR-SX7 CDレコーダーは、FR-X7/X9シリーズのリモコンで操作可能なシステムコントロールリモコン連動機能を搭載しています。これにより、FR-X7/X9 CD/MDチューナーアンプとCDR-SX7をシームレスに連携させ、統合的な操作環境を実現できます。さらに、K-SX7 カセットデッキとの接続もサポートしており、様々なオーディオ機器との組み合わせで快適な録音環境を提供します。アナログ入力/出力端子とデジタル入力端子(OPTICAL)を用いた接続により、多様な機器からの録音に対応。付属のオーディオ用ピンコードと光デジタルケーブルを使用することで、接続が容易に行えます。 デジタルシンクロ録音機能は、FR-X7/X9のCDまたはMD再生操作と連動して、本機による録音を自動的に開始する便利な機能です。これにより、複雑な操作手順を省略し、効率的な録音作業が可能です。これらの連携機能により、ユーザーは複数の機器をまとめて操作し、スムーズなCDダビングやシステム全体の制御を実現できます。 リモコン操作については、取扱説明書の46~48ページに詳細な手順が記載されています。
2. CDテキスト対応とディスクネーム入力機能
CDR-SX7は、CDに記録されたテキスト情報を表示するCDテキスト対応機能を備えています。これにより、ユーザーは再生中の楽曲のタイトルやアーティスト名などを確認することができ、より快適なリスニング体験を実現できます。また、ユーザーは独自にディスクに名前を付けることができるディスクネーム入力機能も搭載しています。この機能を利用することで、ユーザーは多数のCD-R/RWを整理し、目的のディスクを簡単に見つけることができます。CDダビング作業においても、この機能はディスクの管理に役立ちます。これらの機能は、ユーザーの利便性を高め、快適なCDレコーダーの使用体験に貢献します。 ファイナライズ後のCD-Rは、他のCDプレーヤーでも再生可能となりますが、CD-RWはCD-RW対応プレーヤーでのみ再生可能です。 ディスクに名前を付ける際に、「Erase Name」と表示された場合は、別のディスクの情報が記録されているため、既存のディスク情報を消去するか、ファイナライズ後に操作してください。これは、CDR-SX7のディスク管理機能における重要な注意点です。
3. 1曲CDダビングとデジタル録音機能
CDR-SX7は、CDプレーヤーで再生中(または一時停止中)の曲をワンタッチで録音できる1曲CDダビング機能を搭載しています。この機能は、特定の曲をすばやく簡単にダビングしたい場合に非常に便利です。デジタル録音にも対応しており、高音質で音楽を記録できます。ただし、デジタル録音では、オーディオ信号のみが記録され、CD-ROMデータやドルビーデジタルなどのデータは記録できません。CDグラフィックやTEXT入りCDなども、オーディオ信号のみの記録となります。 最小録音時間は1曲につき4秒間です。4秒未満の曲は録音できません。録音開始直後に停止ボタンを押しても、4秒間の無音トラックが記録されます。デジタルシンクロ録音機能を使用する場合は、演奏側プレーヤーのデジタル出力に含まれるサブコード信号を利用するため、一部のCDプレーヤーやMDレコーダーでは正しく動作しない場合があります。 また、アナログ入力録音時は、レベルシンクがオンの場合、2秒以上の無音を検出した後に音声が入力されると曲番が更新されます。「Signal Wait」が1分間続くと、シンクロ録音は解除され、録音待機状態になります。
II.CDR SX7の接続とシステム連携
CDR-SX7は、付属のケーブルとピンコードを用いて、FR-X7/X9 (CD/MDチューナーアンプ) や K-SX7 (カセットデッキ) とのシステム接続が可能です。これにより、リモコン操作による一元管理や、CD/MDからのシンクロ録音といった高度な機能が利用できます。 光デジタルケーブルを用いたデジタル接続もサポートされており、デジタル出力端子付きCDプレーヤーやDATレコーダーとの接続も可能です。接続設定は、取扱説明書(46~48ページ)を参照ください。
1. FR X7 X9 K SX7とのシステム連携
オンキヨー CDR-SX7は、FR-X7/X9 (CD/MDチューナーアンプ)およびK-SX7 (カセットデッキ)との高度なシステム連携を可能にすることで、快適な録音環境を提供します。FR-X7/X9との連携では、付属のオーディオ用ピンコードを使用し、CDR-SX7のANALOG IN (REC)端子とFR-X7/X9のCDR OUT (REC)端子、CDR-SX7のANALOG OUT (PLAY)端子とFR-X7/X9のCDR IN (PLAY)端子を接続します。 赤いプラグはR側、白いプラグはL側に接続する点に注意が必要です。 この接続により、FR-X7/X9付属のリモコンでCDR-SX7を操作したり、CDやMDからのシンクロ録音を実現できます。シンクロ録音は、CDR-SX7を録音待機状態にしておけば、FR-X7/X9の再生操作だけで自動的に録音が開始される便利な機能です。詳細な手順は取扱説明書26ページを参照してください。 K-SX7との連携方法は本文からは明示的に示されていませんが、システム機能を利用するには、必ず付属のケーブルで端子同士を接続する必要があると記述されています。
2. デジタル入力端子と光デジタルケーブル接続
CDR-SX7は、デジタル出力端子(OPTICAL)付きのCDプレーヤーやDATレコーダーなどとの接続によるデジタル録音に対応しています。**デジタル入力端子(DIGITAL INPUT)**は1と2の2系統用意されており、オーディオ用光デジタルケーブルを使用して接続します。 接続時には、光デジタル入出力端子に装着されている保護キャップを取り外す必要があります。使用後は必ずキャップを元通りに取り付けてください。 デジタル入力端子は、デジタル出力端子付きのアンプとの接続にも使用可能です。ただし、端子接続だけではシステムとして機能せず、オーディオ用ピンコードも正しく接続する必要があります。光デジタル端子の接続方法や注意点については、本文に詳細な記述はありませんが、保護キャップの取扱いなど、接続に関する基本的な注意が記載されています。
3. その他機器との接続と注意事項
CDR-SX7は熱に弱い部品を使用しているため、アンプなどの上に置かないでください。すべての接続が完了してから電源プラグをコンセントに接続する必要があります。 CDR-SX7を他のオーディオ機器と接続する際は、熱に弱い部品を使用しているため、アンプなどの上に置かないように注意が必要です。また、接続が正しく行われていないと、CDダビングなどができない場合があります。ケーブル(オーディオ用ピンコード、光デジタルケーブル)の接続を確認する必要があります。 リモコンの使用に際しては、リモコンの上に物を置かないように注意が必要です。ボタンが押し続けられた状態になり、電池が消耗してしまう可能性があります。また、オーディオラックのドアに色付きガラスを使用している場合、リモコンが正常に機能しない場合があります。 赤外線を使った機器の近くで使用したり、他のリモコンと併用すると誤動作の原因となる可能性があります。これらの注意事項は、CDR-SX7を安全かつ効果的に使用する上で重要です。
III.録音に関する注意点とトラブルシューティング
録音時には、ファイナライズ操作が必須です。ファイナライズされていないCD-Rは、他のCDプレーヤーで再生できない場合があります。また、録音可能なのはオーディオ信号のみで、CD-ROMデータなどは録音できません。 4秒以下の短いトラックは録音できません。 録音できない場合、「Cannot Copy」「Cannot Rec」「Memory Full」などのエラーメッセージが表示される場合があります。これらのエラーメッセージが表示された場合は、取扱説明書を参照して問題解決を試みてください。CDR-SX7は、熱に弱い部品を使用しているため、アンプの上などに置かないように注意が必要です。また、結露が発生した場合、機器の故障を防ぐため1~2時間放置してから使用してください。
1. 録音可能な信号とデータの種類
CDR-SX7はオーディオ信号の記録に特化して設計されているため、デジタル録音においてはオーディオ信号のみを記録できます。CD-ROMデータ、ドルビーデジタルなどのデータ、CDグラフィックやTEXT入りCDのような付加情報は録音されません。 アナログ入力での録音も可能ですが、コピーガード信号(SCMS)を含む信号や複製可能なデジタル信号が入力されていると録音できません。「Cannot Copy」エラーが表示された場合は、複製可能な音楽信号を録音してください。1曲の最小録音時間は4秒です。4秒未満のトラックは録音できません。録音開始後すぐに停止またはポーズボタンを押しても、4秒間の無音トラックが記録されてからでないと、録音を再開できません。この間、他の操作もできません。これらの制限事項は、CDR-SX7の録音機能の特性を理解する上で重要です。また、デジタルシンクロ録音を行う場合、DATやDCCのスタートIDが音声の前に入力されていないと録音できない点にも注意が必要です。
2. ファイナライズとディスクの種類
録音したデータは、ファイナライズ操作によってCD-R/RWに書き込まれます。ファイナライズとは、ディスクの特別なエリア(PMA)に記録されたTOC情報(曲番号など)をディスクに書き込む操作です。ファイナライズ後、CD-Rは一般的なCDプレーヤーで再生できますが、CD-RWはCD-RW対応プレーヤーでのみ再生可能です。 ファイナライズ中は電源を切ったり、電源コードを抜いたりしないでください。ディスクが破損する可能性があります。「Disc Error」と表示され、消去が中断した場合は、ディスクを取り出してキズや汚れ、ホコリがないか確認し、再度消去操作を行ってください。また、消去操作後は、電源を切る前に必ずディスクを取り出してください。ディスクを残したまま電源を切ると、完全に消去されない可能性があります。これらの手順は、CDR-SX7で作成したCD-R/RWを正しく使用するために不可欠です。 衛星放送のデジタル音声信号を録音する場合、トラック番号が正確に更新されない場合があります。この場合は、レベルシンクをオフにして手動で曲番号を付ける必要があります。
3. トラブルシューティングとエラーメッセージ
CDR-SX7が正常に動作しない場合は、エラーメッセージを確認してください。主なエラーメッセージには、「Cannot Copy」「Cannot Rec」「Memory Full」「Cannot Edit」「A.Finalize」「D.In Unlock」などがあります。「Cannot Copy」はコピーガード信号の問題、「Cannot Rec」はファイナライズ済みのCD-Rへの録音試行、「Memory Full」はメモリの容量超過、「Cannot Edit」はファイナライズ済みのCD-RWの編集試行、「A.Finalize」は自動ファイナライズ中、「D.In Unlock」はデジタル入力の遮断を示唆します。これらのエラーメッセージが表示された場合は、本文または取扱説明書を参照し、原因を特定して解決策を見つける必要があります。 また、本機を急激な温度変化のある場所に移動した場合、結露が発生することがあります。結露が発生した場合は、電源を入れて1~2時間放置してから使用し、使用しないときはディスクを取り出しておきましょう。 これらのトラブルシューティング情報は、CDR-SX7の使用における問題解決に役立ちます。故障が発生した場合は、購入店またはオンキヨーサービスステーションに連絡してください。
IV.CDR SX7のお手入れと安全に関する注意
CDR-SX7を安全に長く使用するためには、定期的なお手入れが重要です。電源プラグのほこりを取り除き、2年に1回程度は内部の掃除を行うことをお勧めします。また、ディスクの汚れは音質の低下につながるため、柔らかい布で清掃してください。安全のため、電源プラグは必ずプラグを持って抜き、電源コードを束ねて使用したり、電源コードの上に重い物を置いたりしないように注意してください。 万が一、機器の故障が発生した場合は、購入店またはオンキヨーサービスステーションにご連絡ください。オンキヨー製品に関するお問い合わせは、ウェブサイト(http://www.onkyo.co.jp) もしくは(http://www.e-onkyo.com) をご確認ください。
1. CDR SX7の清掃とメンテナンス
CDR-SX7の適切なメンテナンスは、機器の寿命を延ばし、最適なパフォーマンスを維持するために不可欠です。使用環境にもよりますが、2年に1回程度の機器内部の掃除をおすすめします。内部にほこりがたまると、火災や故障の原因となる可能性があります。特に湿気の多い梅雨期の前に行うと効果的です。清掃、点検費用については最寄りの販売店にご相談ください。 電源プラグにもほこりがたまると、自然発火(トラッキング現象)を起こす可能性があるため、年に数回、定期的にプラグのほこりを除去する必要があります。梅雨期前が効果的です。 ディスクの汚れは信号読み取りを阻害し、音質の低下につながるため、汚れている場合は、演奏面に付いた指紋やホコリを柔らかい布でディスクの内周から外周方向へ軽く拭いてください。 シンナー、アルコール、スプレー式殺虫剤は使用しないでください。塗装がはがれたり、変形したりする可能性があります。これらの定期的なメンテナンスにより、CDR-SX7を良好な状態に保ち、長期間にわたって快適にご利用いただけます。
2. 安全に関する注意事項
CDR-SX7の安全な使用のため、以下の注意事項を必ず守ってください。 本機は熱に弱い部品を使用しているため、アンプなどの上に置かないでください。また、壁から10cm以上の間隔を空けて設置し、他の機器との間にも十分なスペースを確保してください。放熱不良は火災の原因となります。 電源コードが傷んだ場合は、販売店に交換を依頼してください。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。電源コードの上に重いものを置いたり、コードが機器の下敷きにならないように注意してください。 誤って本機を落とした場合やキャビネットを破損した場合は、使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜いて販売店にご相談ください。 通風孔やディスク挿入口などに金属類や燃えやすいものを差し込まないでください。火災・感電の原因となります。特に、お子様がいるご家庭では注意が必要です。 本機の上に他の機器を乗せたまま移動したり、10kg以上の重いものを置かないでください。バランスが崩れて落下し、けがの原因となる可能性があります。また、本機に乗ったり、ぶら下がったりしないでください。 ひび割れ、変形、または接着剤などで補修したディスクは使用しないでください。ディスクが飛び散り、けがの原因となる可能性があります。電源コードは束ねた状態で使用しないでください。発熱し、火災の原因となる可能性があります。 長期間使用しない場合は、電源プラグをコンセントから抜いてください。 これらの安全対策を遵守することで、CDR-SX7を安全に使用し、事故や故障を未然に防ぐことができます。
3. 故障時の対応と連絡先
CDR-SX7が正常に動作しない場合は、まず本文のトラブルシューティング表を参照し、問題を解決してください。それでも解決しない場合は、電源コードをコンセントから抜き、お名前、お住まい、電話番号、製品名(CDR-SX7)、故障状況をできるだけ詳しくお買い上げいただいた販売店またはオンキヨーサービスステーションまでご連絡ください。 製品の故障により録音・録画できなかったことによって生じた損害(CDレンタル料など)は保証対象外です。重要な録音・録画を行う際には、事前に正しく録音・録画できることを確認してから行ってください。 オンキヨー製品に関するご購入相談はお近くの販売店へ、修理については、お買い求めの販売店へご依頼ください。万一お困りの場合は、オンキヨー製品情報、ユーザー登録ホームページ(http://www.onkyo.co.jp)またはネットショップ(http://www.e-onkyo.com)をご確認ください。 補修用性能部品は製造打ち切り後最低8年間保有しています(経済産業省の指導による)。保有期間経過後でも、故障箇所によっては修理可能な場合がありますので、お買い上げ店または当社サービスステーションにご相談ください。詳細は保証書をご覧ください。