01/0_DHR J

DHR-1000取扱説明書:安全と基本操作

文書情報

言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 2.84 MB
会社

ソニー

文書タイプ 取扱説明書

概要

I.安全上の注意と製品仕様

このデジタルビデオレコーダー(DVR)の取扱説明書では、まず安全性を重視しています。火災感電を避けるため、濡れた手で電源プラグに触らない、本体を覆って使用しない、通風孔を塞がないなどの注意が重要です。製品は最高レベルの解像度を誇り、デジタルPCM音声記録に対応。ワイドサイズ対応で、ワイドクリアビジョン放送やワイド記録されたテープの再生も可能です。

1. 火災 感電防止に関する安全上の注意

このデジタルビデオレコーダーを使用する際の安全上の注意として、火災感電の危険性を減らすための重要な対策が複数記載されています。まず、水や異物を機器内部に入れないように注意が必要です。水や異物が機器内部に入った場合、火災感電の原因となるため、すぐに電源を切り、電源プラグを抜いて、テクニカルインフォメーションセンターに連絡することが重要です。さらに、濡れた手で電源プラグに触らないことも重要です。これは、感電事故を防ぐための基本的な安全対策です。また、本体を布団などでおおった状態での使用は厳禁です。布をかけたり、毛足の長いじゅうたんや布団の上に置いたり、壁や家具に密着させて使用したりすると、通風孔が塞がれ、機器の過熱による火災感電の危険性が高まります。常に十分な換気を確保し、安全な場所に設置することが不可欠です。安全な使用環境を維持することで、事故の予防に繋がることを理解しておきましょう。これらの注意点を理解し、実践することで、安全に本製品をご利用いただけます。これらの安全対策は、製品の寿命を延ばすことにも繋がります。

2. 音量に関する注意と製品の基本性能

大きな音量での長時間視聴は聴力に悪影響を与えるため、注意が必要です。特にヘッドホンを使用する際は、周囲の音声が聞こえる程度の音量に調整しましょう。この製品は、家庭用映像機器として最高レベルの解像度を実現しています。デジタルPCM音声記録機能により、BSのPCM音声放送はもちろん、TV放送や外部入力端子からのアナログ信号もデジタル信号に変換して記録できます。ライン入力時には2種類の音声記録モードを選択可能です。さらに、ワイドサイズ対応も特徴です。本機で録画したワイドクリアビジョン放送は、ID-1規格対応テレビでワイドサイズに自動変換され再生されます(オートワイド対応)。また、ビデオカメラでワイド記録したテープも、従来のテレビで上下に黒帯をつけて再生できます(ワイド再生)。これらの機能により、高画質・高音質での視聴と、様々なフォーマットへの対応が可能となっています。高画質高音質ワイドサイズ対応といった機能は、快適な視聴体験を提供するために不可欠な要素です。これらの機能を理解することで、より効果的に本製品を活用できます。

3. カセットメモリーと録画に関する注意点

本製品では、カセットメモリー付きDVカセットの使用を推奨しています。カセットメモリーには、録画日時などの画像情報が記録されており、番組の検索や頭出しに役立ちます。メモリー容量は16キロビットまで対応しています。カセットメモリーは、録画した番組の管理を容易にする重要な機能です。しかし、著作権保護のための信号が記録されているソフトや放送番組は録画できません。録画開始時に警告が表示され、録画は停止します。予約録画の場合も、実際には画像や音声は録画されません。著作権保護に配慮した設計となっています。また、残量時間表示はテープの種類によって正確性に欠ける場合があるため、あくまで目安として使用してください。画面表示を録画する場合は、出力端子(出力1または出力2)に接続した機器で録画すると、カウンターなどの表示も一緒に録画されます。ただし、DV端子で出力した場合は、異なる動作となる可能性があります。これらの注意事項を理解することで、録画に関するトラブルを回避することができます。

II.DVカセットとカセットメモリー

本機はDVカセットを使用し、カセットメモリー付きカセットの使用を推奨しています。カセットメモリーには録画日時などの情報が記録され、番組の検索や頭出しが容易になります。メモリー容量は16キロビットまで対応。ただし、著作権保護された番組の録画はできません。

1. DVカセットとカセットメモリーの推奨

このデジタルビデオレコーダーは、DVカセットを使用します。特に、カセットメモリーを搭載したカセットの使用を強く推奨しています。カセットメモリーは、カセット自体に内蔵されたICメモリーで、録画日時などの画像情報を記録・呼び出し可能です。この機能により、録画した番組の検索や頭出しが容易になり、操作性を向上させます。カセットメモリー付きカセットには、容量を示すマークが付けられています。本機は最大16キロビットのカセットメモリーに対応しています。カセットメモリーの容量は、記録できる情報量に直接影響します。より多くの情報を記録したい場合は、容量の大きいカセットを選択することが重要です。この機能は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための重要な要素です。DVカセットカセットメモリーの組み合わせは、本機の重要な特徴であり、利便性を高めるために不可欠な要素です。これにより、ユーザーはより効率的に録画したコンテンツを管理・再生することが可能になります。容量の異なるカセットが存在することを理解し、目的に合ったカセットを選択することが重要です。

2. 著作権保護と録画に関する制限

本機では、著作権保護のための信号が記録されているソフトや放送番組は録画できません。録画を試みると、テレビ画面に警告が表示され、録画は停止します。予約録画の場合も、画像は録画されません。これは、著作権を尊重し、違法な複製を防ぐための重要な機能です。著作権保護は、コンテンツクリエイターの権利を保護する上で非常に重要であり、本機はこの点を考慮した設計となっています。ユーザーは、著作権に配慮した録画操作を行う必要があります。この機能は、違法行為の防止に貢献するものです。著作権保護機能の理解は、ユーザーにとって必須事項です。また、残量時間表示はテープの種類によって正確性に欠ける場合があります。このため、残量時間表示はあくまで目安として使用し、正確な残量把握には注意が必要です。録画時間の正確な把握は、録画作業の効率性を高めるために重要です。正確な時間管理のために、残量時間表示を目安として、余裕を持った録画計画を立てることが推奨されます。

III.録画と再生機能

録画時には残量時間表示は目安として使用し、画面表示を録画する場合は出力端子にご注意ください。再生時は、ソニー製のデジタルカメラレコーダーで撮影したテープであれば、カメラ情報(シャッタースピード、AEモードなど)の表示も可能です。タイムコードはテープの先頭を0:00:00:00として記録されますが、無記録部分があるとリセットされます。

1. 録画時の注意点と機能

このセクションでは、録画機能に関する重要な注意点と機能について説明しています。まず、著作権保護の観点から、著作権保護信号が記録されているソフトや放送番組の録画はできません。録画を開始すると、テレビ画面に警告が表示され、録画は停止します。予約録画の場合も、実際には画像や音声が録画されません。これは、著作権の保護を遵守するためです。また、残量時間表示はテープの種類によって正確性に欠ける場合があり、あくまで目安として使用してください。正確な録画時間を把握したい場合は、他の方法を確認する必要があります。さらに、画面表示ボタンを押して、テレビ画面にカウンターなどを表示した状態で録画を行うと、これらの表示も一緒に録画されますが、これは「出力1」または「出力2」端子を使用した場合に限ります。DV端子を使用する場合は、異なる動作となるため注意が必要です。また、無記録部分のあるテープを繰り返し巻き戻したり早送りしたりすると、カウンター表示が正しくなくなる可能性があります。これは、テープの物理的な特性に起因する現象です。早送り、巻き戻し、サーチ中のテープスピードはテープの残量に合わせて自動調整されますが、この際、カウンターやタイムコードの表示が一時的に止まる場合があります。これらの録画に関する諸注意を理解することで、スムーズな録画操作が可能になります。録画時間の正確な把握や、出力端子の適切な選択は、録画作業の成功に不可欠です。

2. 再生時の機能とカメラ情報表示

再生機能に関する説明では、まず、本機のカメラ情報の表示はカメラ側の表示と一部異なる場合があることを注意書きとして提示しています。これは、機器間の仕様の違いによるものです。デジタルビデオで記録されたテープには、録画日時、時刻、チャンネルの情報が記録されています。さらに、ソニー製のデジタルカメラレコーダーで撮影されたテープには、カメラ情報(シャッタースピード、プログラムAEモード、ホワイトバランス、アイリス、ゲインなど)が記録され、再生時に確認できます。このカメラ情報は、撮影条件を詳細に確認する際に役立ちます。予約録画が始まった際には、頭出しの方法に応じて3種類の頭出し信号が使用されます。これらの信号はテープ上(サブコードセクター)とカセットメモリーに記録されますが、カセットメモリーの有無や録画機器によって記録される信号が異なるため、すべての頭出し方法が常に利用できるとは限りません。また、ビデオカメラのワイドモードで撮影したテープをワイド再生で再生する際、従来のテレビで視聴すると帯の位置が変わる場合があります。これは、表示形式の差異によるものです。ワイドテレビでの画像の表示は、テレビ側の設定によってイラストと異なる場合があります。これらの再生機能に関する情報は、ユーザーが本製品を正しく操作し、期待通りの結果を得るために重要です。カメラ情報などの詳細な情報表示機能は、ユーザーの利便性を向上させます。

3. タイムコードとDV端子に関する情報

本機は、タイムコードをテープの先頭を0:00:00:00として順次記録します。ただし、テープに無録画部分があると、その直後から再び0:00:00:00として記録が開始されるため、アッセンブル編集に支障をきたす可能性があります。この場合は、テープ全体をダビングし直す必要があります。タイムコードの連続した記録は、正確な編集を行うために不可欠です。音声切換(主/副)の設定は、音声端子(アナログ信号)に対してのみ有効です。DV端子を使用している場合は、この設定は無効となります。DV端子は、画像と音声をデジタル信号のまま伝送する端子で、画質・音質の劣化がほとんどありません。また、機器の状態によって信号の流れる方向が自動的に切り替わるため、入力/出力に応じてつなぎ直す必要がありません。ただし、映像・音声端子と比べて、一部機能が異なります。DV端子で接続した場合、再生側のテープに記録された録画情報(録画日時、カメラ情報など)は録画側に伝送されます。ただし、カセットメモリーの内容は伝送されません。再生中に働く機能(画面表示、Y/Cディレー調整、ワイド再生など)は映像出力のみに作用し、DV端子接続時には機能しません。DV端子から出力されるのはテープ再生信号のみで、チューナーや外部入力信号は出力されません。変速再生時には音声は出力されません。これらの情報は、DV端子タイムコードの特性を理解する上で重要です。

IV.編集機能と接続端子

本機はアッセンブル編集、カット編集、インサート編集に対応。LANC端子によるスムーズな編集や、画質・音質劣化が少ないDV端子によるデジタル信号伝送が可能です。編集機能を使う際は、再生側と録画側の機器設定に注意が必要です。音声切換(主/副)はアナログ信号の音声端子に対してのみ有効です。

1. LANC端子による機器制御と編集

このセクションでは、LANC端子について説明しています。LANC (Local Application Control Bus System) は、他の機器を制御するための方式です。本機と他の機器のLANC端子を接続することで、編集作業において2台のビデオ機器を別々に操作する必要がなくなり、スムーズな編集作業が可能になります。LANC端子を通じて伝送される情報は、再生・停止・一時停止などの操作命令、テープカウンター、タイムコード、機器の状態データなど多岐に渡ります。この機能は、効率的な編集作業に貢献し、編集作業の時間を大幅に短縮できる可能性があります。LANC端子は、複数の機器を連携させて操作する際の利便性を高めるための重要なインターフェースです。複数の機器を接続して複雑な編集を行う場合、LANC端子の利用は作業効率の向上に不可欠です。高度な編集機能を使用するユーザーにとって、LANC端子は必須の接続端子と言えるでしょう。編集作業の効率化を図りたいユーザーは、必ずLANC端子を活用しましょう。

2. DV端子によるデジタル信号伝送

次に、DV端子について説明されています。DV端子は、画像と音声をデジタル信号のまま伝送するための端子です。このため、画質や音質の劣化がほとんどありません。機器の状態に応じて信号の流れる方向を自動的に切り替えるため、入力/出力に応じて接続し直す必要がありません。これは、接続作業における時間と労力の節約に繋がります。ただし、映像・音声端子と比べて、一部機能が異なる点に注意が必要です。DV端子の利用は、高画質・高音質の映像・音声信号をロスなく伝送したい場合に最適です。デジタル信号による高画質・高音質の伝送は、映像制作のプロフェッショナルにとって特に重要な要素です。DV端子は、高品質な映像・音声信号を扱うための重要なインターフェースです。この端子を利用することで、高品質な映像・音声を維持したまま編集作業を行うことが可能です。DV端子は、デジタル映像・音声編集において不可欠な接続端子です。

3. タイムコードと音声切換 編集に関する補足

タイムコードは、テープの先頭を0:00:00:00として順に記録されますが、テープの途中に無録画部分(空き)があると、その直後が0:00:00:00として再スタートします。そのため、無録画部分のあるテープを再生側に使用すると、アッセンブル編集が正しく行えない場合があります。このような場合は、テープ全体をダビングし直す必要があります。タイムコードの正確な記録は、正確な編集を行う上で非常に重要です。再生側、録画側ともに、音声切換(主/副)の設定は、音声端子(アナログ信号)に対してのみ有効です。DV端子を使用している場合は、音声切換の設定は無効になります。DV端子を使用すると、再生側のテープに記録された録画情報(録画日時、カメラ情報など)は録画側に伝送されますが、カセットメモリーの内容は伝送されません。再生中に働く機能(画面表示、Y/Cディレー調整、ワイド再生など)は、映像出力のみに作用し、DV端子接続時には機能しません。DV端子から出力されるのはテープ再生信号のみで、チューナーや外部入力信号は出力されません。変速再生時には音声は出力されません。アフレコやインサート編集したテープを再生する際は、音声切換スイッチを「ミックス」に合わせ、音声ミックスバランスつまみでバランスを調整する必要があります。編集の種類や操作方法については、録画側の機器や編集コントローラーの取扱説明書を参照してください。タイムコードDV端子、音声切換に関するこれらの情報は、編集作業を正確に行う上で必要不可欠です。

V.接続と設定

BSアンテナやCATVの接続方法、チャンネル設定、放送局の追加設定方法などが記載されています。BSアンテナ接続には専用のケーブルを使用し、間違った接続は火災の原因となる可能性があります。**ケーブルテレビ(CATV)**の受信には加入手続きが必要です。地域によっては、他の都市・県の放送局も受信可能です。

1. テレビ BSアンテナ接続

このセクションでは、テレビとBSアンテナの接続方法について説明しています。テレビに映像・音声入力端子が無い場合でも、UHF放送だけの地域ではテレビのVHF端子と本機のVHF/UHF出力端子を接続することでビデオ画像を視聴できます。BSアンテナ接続には、別売りのサテライト用同軸ケーブルを使用します。BSアンテナの設置には専門的な知識が必要なため、お買い上げ店への依頼が推奨されています。購入時には全てのBSチャンネルを受信できるよう設定されていますが、必要に応じて放送のないチャンネルを飛ばす設定に変更できます。 BS放送の視聴には、適切なアンテナとケーブルの接続が不可欠です。間違った接続は機器の故障や事故につながる可能性があるため、注意が必要です。接続方法を理解し、正しく接続することで、BS放送を快適に視聴できます。特に、BSアンテナの接続は専門知識が必要なため、専門業者への依頼が安全です。適切な接続を行うことで、安定したBS放送の受信が期待できます。

2. BSアンテナ接続時の重要事項と注意事項

BSアンテナ接続において特に重要なのは、BS-IF入力端子への接続です。この端子には専用のケーブルを使用する必要があり、サテライト用同軸ケーブル以外のケーブルを接続すると、ショートして火災などの事故の原因となる可能性があります。これは、BSコンバーター用の電源が供給されているためです。そのため、必ず専用のケーブルを使用し、安全に接続しましょう。BSアンテナ接続は、機器の安全性に直結する重要な作業です。間違った接続は、機器の故障だけでなく、火災などの重大な事故につながる可能性があります。安全を確保するため、必ず説明書に従って接続を行いましょう。専門業者への依頼も検討すべきです。BS放送を楽しむためには、安全な接続方法を理解し、実践することが不可欠です。これらの注意事項を守ることで、安全かつ快適にBS放送を視聴できます。

3. ケーブルテレビ CATV 受信と放送局追加設定

このセクションでは、ケーブルテレビ(CATV)の受信方法と放送局の追加設定方法について説明しています。CATVを受信するには、CATV局への加入手続きが必要です。CATV局から届くチューナーの説明書も合わせて参照してください。CATVは受信できない地域もありますので、お近くのCATV局へお問い合わせください。お住まいの地域によっては、他の都市や県の放送局を受信できる場合があります。それらの局の番組をGコードで予約録画するには、その局のガイドチャンネルとチャンネル番号を機器に追加設定する必要があります。Gコード地域番号・放送局表を参照して設定を行いましょう。マンションなどの共聴アンテナでBS放送、CS放送を1~62チャンネルに変換している場合は、入力切換ボタンを操作して「BS」を表示窓から消してから設定を行う必要があります。これらの手順に従うことで、より多くのチャンネルを受信し、視聴可能な番組を増やすことができます。CATVや地域放送の受信設定は、ユーザーの視聴環境に合わせた重要な設定です。CATVの加入状況や、地域の放送状況を確認する必要があります。

VI.メンテナンスとトラブルシューティング

約1000時間のご使用を目安に点検が必要です。DVカセットの端子クリーニング方法、ビデオヘッドのクリーニング方法、よくあるトラブル(画像のゆがみ、ノイズ、クイックタイマーの不具合など)とその対処法が記載されています。また、部品の保有期間は製造打ち切り後最低8年間です。

1. 機器の定期点検と清掃

ビデオデッキは精密機器であるため、長期間の使用に伴い、ヘッドやテープの駆動部分の汚れや磨耗が発生し、画質の低下につながる可能性があります。そのため、約1000時間のご使用を目安に、お買い上げ店またはソニーサービス窓口に点検を依頼することを推奨しています。点検では、清掃、注油、一部部品交換などの作業が行われます。使用環境(温度、湿度、埃など)によって点検時期は異なりますが、定期的な点検は機器の寿命を延ばし、性能を維持するために非常に重要です。早めの点検は、故障による修理費用や、データ損失を防ぐことに繋がります。定期点検は、機器を良好な状態に保つための必須事項です。機器の寿命を長く保つためにも、定期点検を怠らないようにしましょう。メンテナンスを適切に行うことで、より長く快適に機器をご利用いただけます。購入店やメーカーのサービス窓口に相談することで、適切なメンテナンスの方法を確認できます。

2. DVカセットのメンテナンス

DVカセットやミニDVカセットの金メッキ端子が汚れたり、ゴミが付着したりすると、カセットメモリーサーチ機能などが正しく動作しなくなることがあります。そのため、カセットを取り出す回数が10数回を目安に、綿棒などで金メッキ端子をクリーニングすることを推奨します。カセットメモリー機能は、録画内容を効率的に検索するために重要な役割を果たします。カセットメモリーの機能を維持するためにも、DVカセットの定期的な清掃は不可欠です。DVカセットの端子清掃は、機器の性能維持に大きく貢献します。適切な清掃方法を理解し、実践することで、機器を長く使用することが可能になります。カセットメモリーの正常動作を確保し、快適な視聴体験を維持するために、定期的な清掃を心掛けましょう。

3. トラブルシューティング例と修理に関する情報

このセクションでは、いくつかのトラブルシューティングの例が挙げられています。例えば、再生画像のゆがみ、モザイク状のノイズ、クイックタイマーの途中終了などが挙げられており、それぞれ原因と対処法が示されています。原因としては、機器の接続不良、ビデオヘッドの汚れ、著作権保護信号、停電などが考えられます。対処法としては、接続確認、ヘッドクリーニング、機器の接続変更、停電からの復旧などが提案されています。これらのトラブルシューティング情報は、機器の故障や不具合が発生した場合に、問題解決のための重要な手がかりとなります。トラブルシューティングを行うことで、ユーザー自身で問題を解決できる可能性が高まります。修理が必要な場合は、機能が維持できる場合は有料修理を依頼できます。また、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後最低8年間です。これは、修理可能な期間を示しており、この期間を過ぎても故障箇所によっては修理可能な場合もあるため、お買い上げ店やサービス窓口にご相談ください。修理に関する情報も重要な情報です。修理可能期間を確認し、必要に応じて修理依頼を行うことで、機器を長く使用することが可能です。これらの情報により、ユーザーは問題発生時の対応策を適切に選択できます。

VII.警告表示とお知らせメッセージ

操作中にモニター画面に表示される警告表示やお知らせメッセージとその対処法がまとめられています。 重要なメッセージには、カセットメモリー関連、ダビングプロテクト誤消去防止つまみの確認などが含まれます。

1. 警告表示と対処法

このセクションでは、再生、録画、編集などの操作中にモニター画面に表示される警告表示やお知らせメッセージについて説明しています。これらのメッセージは、最初の数秒間のみ表示されるため、注意が必要です。メッセージの内容を確認し、適切な操作を行う必要があります。具体的なメッセージ例として、「データすべて消去」、「カセットメモリー書き込み中」、「再生機を取り付けて」、「ダビングプロテクトされています」、「カセットメモリーがありません」、「カセットのツマミを確認してください」、「テープが終わっています」、「テレビ/BSの時はインサートできません」などが挙げられています。それぞれのメッセージに対して、対処方法が簡潔に示されています。例えば、「カセットメモリー書き込み中」の場合は、書き込みが終了してから操作を行う必要があります。また、「ダビングプロテクトされています」の場合は、著作権保護信号が重畳されているテープをダビングしようとしたことを示し、操作を中止する必要があります。「カセットのツマミを確認してください」は、カセットの誤消去防止つまみが録画できない位置になっていることを示唆し、つまみを戻すか、テープを入れ替える必要があります。これらのメッセージは、機器の異常や操作ミスをユーザーに知らせる重要な役割を果たします。メッセージの内容を理解し、適切に対処することで、機器の故障やデータ損失を防ぐことができます。エラーメッセージの内容を理解することは、機器を安全に、そして効果的に使用するために重要です。