XV-PZ55

DVDプレーヤー リージョンコード設定ガイド

文書情報

言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 3.19 MB
文書タイプ 取扱説明書

概要

I.安全上の注意と正しい使用方法

このDVDプレーヤーは、安全に正しくお使いいただくことが重要です。誤った取り扱いによる火災、感電、重傷死亡事故を防ぐため、必ず取扱説明書をよくお読みください。特に、電源コードへの重量物の設置禁止、コンセントへの完全な接続、音量調整の注意などが重要です。コピープロテクションにもご注意ください。無断複製・改変は法律で禁じられています。

1. 危険性と緊急時の対応

このDVDプレーヤーの誤った使用は、死亡または重傷を負う可能性があります。異常が発生した場合は、直ちに電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。煙が出続ける場合は、お客様自身で修理しようとせず、販売店に修理を依頼してください。お客様による修理は危険です。説明書をよく読んで、安全に正しく使用することが重要です。本機は、安全に正しくお使いいただき、人への危害や財産への損害を未然に防止するための表示に従って設計されています。絵表示の意味をよく理解してから本文をお読みください。この注意文を無視した誤った取扱いは、重大な危険を招く可能性があります。安全のため、常に注意を払ってご使用ください。万が一、異常が発生した場合には、速やかに電源を遮断し、専門家による修理を依頼することが重要です。安全確認を怠ると、火災や感電などの危険につながる可能性があります。安全対策を十分に理解し、正しく使用することで、事故を未然に防ぎましょう。

2. 電源コードとコンセントの接続に関する注意

電源コードの上に重い物を置かないでください。電源プラグは根元まで確実に差し込んでください。差し込みが不完全だと、発熱やほこりの付着により、火災や感電の原因となります。たこ足配線も同様に危険ですので、絶対に避けてください。安全な電力供給を確保するために、コンセントへの接続状態を常に確認することが重要です。電源コードの取り回しにも注意を払い、無理な負担をかけないようにしましょう。また、コンセントの容量を超える機器を接続したり、劣化したコードを使用したりしないように注意が必要です。安全な使用環境を保つことで、機器の寿命を延ばし、事故を予防することができます。適切なコンセントの使用と電源コードの管理は、機器の安全運転に不可欠です。これらの点に注意することで、安心して機器をご利用いただけます。

3. 音量調整と著作権保護

音量は最初から上げすぎないでください。突然大きな音が出ると、スピーカーが破損したり、聴力障害の原因となる可能性があります。電源を入れる前に、接続しているテレビやアンプの音量を下げておき、電源を入れた後、徐々に音量を上げてください。ディスクの著作権を尊重し、無断複製、放送、上映、演奏、レンタルは法律で禁止されています。DVDビデオのロゴは商標です。本機はコピープロテクション技術を採用しており、この技術の使用にはマクロビジョン社のライセンスが必要です。家庭内での視聴目的以外での使用、改造、分解、リバースエンジニアリングは禁止されています。著作権保護の観点からも、正しい使用方法を守ることが重要です。適切な音量調整と著作権の遵守は、快適な視聴体験と法的責任の回避に繋がります。これらの点に留意し、責任ある機器の使用方法を心がけましょう。著作権侵害は重大な法的リスクを伴うため、常に注意が必要です。

4. 再生可能なディスクの種類と状態

ひび割れ、変形、または接着剤などで補修したディスク、ハート型や八角形などの特殊形状のディスク(シェイプCDなど)は再生できません。2層ディスクの場合、1層目から2層目に切り替わる際に、映像や音声が乱れることがありますが、これは故障ではありません。再生できるディスクの種類と状態を理解することで、機器の故障やトラブルを防ぐことができます。適切なディスクを使用することで、より安定した再生を実現できます。ディスクの状態を常に確認し、破損しているディスクは使用しないように注意しましょう。適切なディスクの使用は、機器の性能を最大限に発揮させる上で非常に重要です。これらの点を理解することで、安心して機器をご利用いただけます。

II.ディスクとメモリーカードの再生

本機は、CD規格(CD-DA)準拠のディスクのみ動作と音質を保証します。「CDロゴマーク」を確認してください。デジタル音声フォーマット、接続機器に合わせて「デジタルOUT」の設定変更が必要です(35ページ参照)。メモリーカードの再生も可能です。ただし、ファイル形式(MP3、WMA、JPEG、MPEG-4など)やファイル名に制限があります。再生できない場合もありますのでご注意ください。再生中はメモリーカードの抜き差しをしないでください。

1. CD規格とデジタル音声出力

本機はCD規格(CD-DA)に準拠したディスクのみ、動作と音質を保証しています。CDを再生する際は、パッケージに記載されている注意事項をよくお読みいただき、CDロゴマークの有無を確認して、CD規格に準拠したディスクであることをご確認ください。また、デジタル音声フォーマットと接続するデジタル音声機器に応じて、初期設定の音声設定画面で「デジタルOUT」の設定を変更する必要があります。35ページを参照してください。 デジタル音声出力の設定は、接続機器の種類によって適切な設定を行う必要があります。設定を間違えると、音質に影響が出たり、正しく動作しない可能性があります。説明書をよく確認し、機器と適切な設定を行いましょう。 異なるデジタル音声機器を接続する場合、それぞれの機器に対応した設定が必要になります。そのため、接続する機器のマニュアルも合わせて確認することをお勧めします。正しい設定を行うことで、最高の音質と視聴体験を得られます。

2. テレビ接続と画像の乱れ

ビデオデッキ内蔵のテレビ(テレビデオ)に接続した場合、再生中に画像が乱れる可能性があります。本機の映像出力は、テレビまたはモニターに直接接続してください。ビデオデッキを経由して接続すると、本機のコピー保護システムにより、再生中に画像が乱れる可能性があります。接続方法によって映像の品質に違いが生じる可能性があります。そのため、適切な接続方法を選び、高画質での再生を心がけましょう。直接接続することで、よりクリアで高画質の映像を楽しむことができます。 接続方法に迷った場合は、取扱説明書をよくご確認ください。様々な接続方法に対応しており、最適な接続を選択することでより良い視聴体験を得られます。また、接続する機器の仕様も確認することで、よりスムーズな接続作業が可能になります。

3. メモリーカード再生に関する注意事項

メモリーカード再生時は、ファイル形式(MP3、WMA、JPEG、MPEG-4など)とファイル名に制限があります。メモリーカード対応ムービーで記録されたMPEG-4シンプルプロファイルは再生できますが、パソコンなどで作成したシンプルプロファイルは再生できない場合があります。再生される映像の大きさは、デジタルムービーなどで記録された時と同じになるため、テレビ画面上では小さくなります。ファイル名やグループ名には半角英数字以外の文字を使用しないでください。表示できる最大文字数は拡張子抜きで12文字までです。コントロール画面に表示されるファイルの順序は、拡張子のアルファベット順(asf、jpeg、mp3、wma)になります。メモリーカード再生中またはコントロール画面表示中にディスクトレイを開けると、ディスクの操作に切り替わり、メモリーカードの再生は停止します。ファイルの記録状態によっては、再生経過時間が正しく表示されない場合があります。メモリーカードの抜き差しは、メモリーカードとディスクの再生を停止してから行ってください。再生中に抜き差しすると、静電気やノイズにより操作ができなくなることがあります。そのような場合は、いったん電源プラグを抜き、再び差し込んでから使用してください。メモリーカードの取り扱いには十分に注意しましょう。

III.映像出力と設定

D端子を使用すれば高画質な映像をお楽しみいただけます。テレビとの接続は、ビデオデッキを経由せず直接接続してください。プログレッシブスキャン対応ですが、対応していないテレビでは映像が乱れる可能性があります。アナログダウンミックスドルビーデジタルDTSなどの音声設定も、接続機器や好みに合わせて調整できます。VFP機能による映像調整も可能です。

1. D端子接続と高画質映像

D端子は、コンポーネント映像端子と同じ信号(映像を色信号2系統と輝度信号1系統に分けた信号)を扱いますが、コード1本で接続でき、送られる映像の信号フォーマットや縦横比(アスペクト比)の検出信号を持っているのが特長です。色の発色が良く、S映像よりも高い映像品位をお楽しみいただけます。D端子接続は、より高画質で鮮やかな映像を実現するための最適な接続方法です。この接続方法を選ぶことで、より臨場感あふれる映像体験を楽しむことができます。 D端子接続は、シンプルながらも高画質を実現する接続方法として注目されています。接続の手順は、取扱説明書をよくご確認ください。 接続する際には、機器の電源を必ず切ってから作業を行うようにしましょう。これにより、機器の故障や感電などのリスクを軽減することができます。

2. プログレッシブスキャン出力と注意点

本機のプログレッシブ映像出力(525p)には著作権保護信号が付加されている場合があります。この信号に対応していないテレビ、モニターでは映像が乱れることがあります。そのような場合は、スキャンモードを「インターレース」にしてお使いください。プログレッシブスキャンは、より滑らかで自然な映像表現を実現する技術ですが、対応機器を使用する必要があります。対応機器でない場合、映像が乱れる可能性がありますので、注意が必要です。 プログレッシブスキャンとインターレーススキャン、それぞれの違いを理解することで、より適切な映像設定を行うことができます。 設定を変更する際には、機器の電源を切るなど、安全に配慮した作業を行うことが重要です。スムーズな視聴体験のためには、機器とテレビの両方の設定を確認する必要があります。

3. 音声設定 アナログダウンミックス ドルビーサラウンド デジタル出力

アナログダウンミックスを「ステレオ」に設定します(35ページ参照)。ドルビーサラウンドをお楽しみいただくためには、ドルビーサラウンド信号を含むDVDソフトと専用のデコーダーが必要です。デジタルマルチチャンネル音声は、専用のデコーダーを使ってマルチチャンネルサラウンドがお楽しみいただけます。本機のデジタル出力設定については、「簡単セットアップを行う」(11ページ)や音声メニューの「デジタルOUT」をご覧ください。36ページの表に、設定項目と出力信号の関係が記載されています。 ドルビーデジタルやDTSなどのサラウンド音声を楽しむためには、対応した機器と適切な設定が必要です。 デジタル音声出力端子に接続する機器の種類によって、デジタルOUTの設定を変更する必要があります。 音声設定を最適化することで、より臨場感あふれるサウンド体験を楽しむことができます。これらの設定項目を理解し、適切に設定することで、より快適な視聴環境を構築できます。

IV.AVコンピュリンク機能

ビクター製の機器とAVコンピュリンク(CN-120A接続コード使用)で接続することで、複数の機器を簡単に操作できます。接続前に必ず電源を切ってください。AVアンプとの接続には、DVD以外の音声入力端子を使用しないでください。D端子使用時はAVコンピュリンクモードを「DVD1」に設定し、Sビデオ端子とは接続しないでください。

1. AVコンピュリンク機能の概要と接続方法

複数の機器を接続し、再生操作を簡素化するAVコンピュリンク機能について説明します。本機にテレビ、ビデオデッキ、AVアンプなど複数の機器を接続した場合、再生操作はそれぞれ別々に行う必要があり不便です。AVコンピュリンク機能は、一つの機器の操作に連動して他の機器を動作させることで、簡単な操作を実現します。ビクター製の機器を、モノラルミニプラグ付きの接続コード(CN-120A:別売り)を使って、各機器のAVコンピュリンク端子同士を接続します。機器によっては、AV COMPULINK端子と英語で表記されている場合がありますが、同様の端子です。接続する前に、必ず電源プラグを家庭用コンセントから抜いてください。すべての接続が終わってから電源を入れてください。この機能を使用することで、複数の機器を連携させて、より快適な視聴体験を実現できます。AVコンピュリンクは、複数の機器を統合的に制御し、操作性を向上させる画期的な機能です。接続方法を理解することで、より簡単に機器を操作し、楽しむことができます。

2. AVコンピュリンク機能の動作と注意点

ソース機器(本機やビデオデッキなど)を再生するだけで、音や映像を鑑賞できます。テレビやAVアンプの入力を切り替えたり、あらかじめ電源を「入」にする操作は必要ありません。本機からの音声出力をAVアンプに接続する際は、AVアンプ側のDVD以外の音声入力端子に接続すると、AVコンピュリンクは正しく動作しません。D端子(D1/D2)を使ってテレビに接続する際は、本機のAVコンピュリンクモードの設定を「DVD1」にしてください。また、AVアンプのSビデオ端子とは接続しないでください。AVコンピュリンク機能を使用する際には、接続機器との互換性や設定を確認することが重要です。接続機器によっては、互換性がない場合や、適切な設定を行わないと正常に動作しない場合があります。 AVコンピュリンクの設定は、機器の種類や接続方法によって異なります。 正しい設定を行うことで、より快適に機器を利用することができます。

V.トラブルシューティング

再生できない場合、まずディスクの確認、正しい設定(TVタイプデジタルOUTなど)、接続機器の確認を行ってください。内部に水滴が付着している可能性もあります。それでも解決しない場合は、販売店へ修理をご依頼ください。ドルビーデジタルの音量差が大きい場合は、Dレンジコントロールを「TVモード」に設定してください。

1. 再生できない場合の確認事項

再生できない、または異常が発生した場合は、まず以下の点をチェックしてください。ディスクを正しくセットし直してください。本機で再生できないディスクを再生しようとしていませんか?ディスクの種類を確認してください。暖房を始めた直後や、寒い場所から急に暖かい場所に移動したことで、機器内部に水滴が付着している可能性があります。その場合は、電源を入れたまま数時間放置し、その後ディスクを入れてください。「TVタイプ」の設定がお手持ちのテレビに合っているか確認し、必要に応じて設定し直してください。雷や電子ノイズの影響でマイコンが誤動作している可能性があります。電源を切り、電源プラグを抜き差しして再接続してみてください。それでも問題が解決しない場合は、購入店にご相談ください。これらの基本的なチェック項目を確認することで、多くの問題を解決できる可能性があります。 機器のトラブルシューティングは、まず基本的な確認から始めることが重要です。 問題解決に役立つ情報を、取扱説明書で確認することも可能です。

2. 画像 音声に関するトラブルと対処法

画面サイズがおかしい場合、雷や電子ノイズによるマイコンの誤動作が考えられます。電源を切り、電源プラグを抜き差しして再接続してください。それでも改善しない場合は、購入店にご相談ください。デジタルOUTの設定が「オフ」になっていないか確認してください。DVD設定メニューで、Dレンジコントロールの設定を「TVモード」にしてください。ドルビーデジタルで収録されたディスクの場合のみ、音量差が改善されます。画像が乱れる、または音声がおかしい場合、接続方法や設定を見直す必要があります。機器の接続状態や設定が正しくない場合、映像や音質に問題が生じる可能性があります。 接続機器や設定を確認し、問題を特定することで、よりスムーズな解決策を見つけることができます。 機器の使用方法に疑問がある場合は、購入店またはメーカーに相談することをお勧めします。

3. 修理依頼の方法

上記の点検で解決しない場合は、使用を中止し、お買い上げの販売店に修理をご依頼ください。この際、不具合の発生したディスクも一緒にご用意ください。保証期間中は、保証書の規定に従って販売店が修理を行います。保証期間が過ぎている場合でも、修理可能な場合は有料で修理させていただきます。修理依頼の際には、製品名、型名、お買い上げ日、故障の状況、ご住所、お名前、電話番号、訪問をご希望の日時などを明記してご連絡ください。修理に関する詳細な情報は、43ページの「保証とアフターサービス」をご覧ください。 修理依頼を行う前に、故障の原因を特定するために、上記のトラブルシューティング手順をすべて確認することをお勧めします。 修理依頼時には、必要な情報を正確に伝えることで、迅速な対応が期待できます。機器の故障でお困りの際には、購入店に連絡し、適切な対応を仰ぎましょう。

VI.保証とアフターサービス

保証期間内は、保証書の規定に従って販売店が修理します。保証期間後は有料修理となります。修理依頼時には、製品名、型名、購入日、故障状況、住所、氏名、電話番号、訪問希望日を明記してください。

1. 保証期間中の修理

保証期間中は、保証書の規定に従って販売店が修理を行います。修理を依頼する際には、保証書を提示する必要があります。保証書に記載されている内容をよく確認し、修理に関する手続きに従ってください。保証期間内であれば、通常は無料で修理を受けることができます。ただし、保証対象外の故障や、お客様の不注意による故障は、有償修理となる場合があります。保証期間内であっても、修理依頼をする際には、事前に販売店に連絡し、修理に関する確認を行うことが重要です。これにより、スムーズな修理手続きを行うことができます。保証期間と修理に関する詳細な情報については、保証書をよくお読みください。 保証書は、製品の保証内容や修理に関する重要な情報を記載した重要な書類です。大切に保管してください。

2. 保証期間後の修理

保証期間が過ぎている場合でも、修理可能な製品については、お客様のご要望により有料で修理させていただきます。修理費用は、故障の内容や修理に必要な部品によって異なります。修理費用について、詳しくは販売店にご相談ください。保証期間を過ぎた後でも、機器の修理を希望される場合は、販売店にご連絡ください。 修理費用は、故障の内容や修理方法によって異なります。修理依頼前に、費用について確認することをお勧めします。 修理可能な製品であっても、修理費用が高額になる場合もあります。修理依頼前に、修理費用と機器の購入費用を比較検討し、修理するか否かを判断しましょう。

3. 修理依頼に必要な情報

修理を依頼する際には、以下の情報が必要です。製品名、型名、お買い上げ日、故障の状況、ご住所、お名前、電話番号、訪問をご希望の日時。これらの情報により、迅速かつ正確な修理対応が可能です。 正確な情報を提供することで、修理担当者は迅速に問題を特定し、適切な対応を取ることができます。 修理依頼前に、これらの情報を準備しておくとスムーズな対応が期待できます。 不明な点があれば、販売店に問い合わせて確認するようにしましょう。 修理依頼は、購入店を通して行うことが一般的です。購入店に連絡し、修理の手続きについて確認してください。

文書参照

  • ビクターインターネットホームページアドレス