会計ソフト「ブルーリターンA2015」

ブルーリターンA2015事務局指導Q&A

文書情報

著者

一般社団法人 全国青色申告会総連合

会社

株式会社ゼンアオイロ

文書タイプ マニュアル
言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 5.14 MB

概要

I.ブルーリターンA BRA データ移行とトラブルシューティング

本ドキュメントは、会計ソフト『ブルーリターンA (BRA)』に関するFAQ集です。特に、データ移行バックアップ、および各種システムエラーへの対処法について解説しています。BRA2014BRA2015のバージョン間の互換性や、Windows 8.1/8/7/Vista環境での動作についても言及しています。 キーコードライセンスキー認証、インターネット接続環境オフライン環境での利用方法の違いも説明されています。 会員データ管理の効率化や、データ復元手順、ウイルス対策ソフトとの連携、そしてデータ保存場所(ドキュメントフォルダ内のBlueReturnAフォルダ)についても詳細に記述されています。 発生しやすいエラーとして、「システムエラー」、「GcMultiRow Default Error Dialog…」、「アプリケーションのコンポーネントでハンドルされていない例外が発生しました。」などがあり、それぞれに対する具体的な解決策が提示されています。さらに、CDへのバックアップ方法や、ATOKなどの日本語入力ソフトに関するトラブルシューティングも含まれています。

1. データ移行手順

このセクションでは、ブルーリターンA (BRA) の体験版、単年度版、記帳専用ソフトから製品版へのデータ移行手順を詳細に解説しています。 具体的には、異なるバージョン間のデータ移行方法や、パソコン買い替え時のデータ移行方法について説明されています。インターネット接続環境と未接続環境の両方の場合について、手順が明確に示されており、USBメモリなど外部記憶媒体へのバックアップと復元手順も含まれます。 また、データ移行において、ソフトウェアのバージョンとデータの会計年度を合わせる必要性も強調されています。 データの整合性を保つために、細心の注意を払い、手順に沿って作業を行うことが重要です。特に、復元時は、ソフトのバージョンとデータの会計年度を必ず一致させる必要があります。 手順に沿って行われないと、データの破損や読み込み失敗につながる可能性があり、その場合の対処法も合わせて確認しておくことが重要です。 新規パソコンへのデータ移行では、バックアップデータの保存場所や復元方法、そして復元後の動作確認も重要です。

2. データ保存場所と管理

ブルーリターンA (BRA) のデータ保存場所は、ドキュメントフォルダ内の「BlueReturnA」フォルダに固定されています。このフォルダには会計年度データだけでなく、ソフトウェアの動作に必要な様々なファイルが格納されているため、絶対に削除したり移動したりしてはいけません。 会員データを効率的に見つける方法や、事務局のパソコンで会員データを分かりやすく管理する方法についても言及されています。 具体的な管理方法としては、「DATA」フォルダ内に階層構造を作成し、データの新規作成時や復元時にフォルダ分けを行うことで、データの整理と検索の効率化を図ることが推奨されています。 データの整理整頓は、データの紛失や破損を防ぐだけでなく、業務の効率化にも繋がるため非常に重要です。 そのため、適切なフォルダ構成を設計し、データの命名規則を統一することで、長期的なデータ管理を容易にすることができます。 また、定期的なデータバックアップと、バックアップデータの保管場所についても合わせて検討する必要があります。

3. BRA起動時エラーと対処法

このセクションでは、ブルーリターンA (BRA) 起動時に発生する様々なエラーメッセージとその対処法について解説しています。「初期設定から事業情報の設定を行ってください。」というメッセージが表示される場合の対処法や、「システムエラー」が表示される場合の対処法、「GcMultiRow Default Error Dialog…」が表示される場合の対処法などが具体的に説明されています。 これらのエラーは、ソフトウェアの不具合、データの破損、設定の誤り、ウイルス対策ソフトとの競合など様々な原因が考えられます。 対処法としては、該当するデータファイルを開く、ウイルス対策ソフトの一時停止、設定ファイルの削除、データの再インストールなどが挙げられます。 エラーメッセージの内容をよく確認し、適切な対処法を選択することが重要です。 また、対処法を試行錯誤する際には、作業前に必ずデータのバックアップを取っておくことを強く推奨します。 エラーが発生した際は、まず落ち着いてエラーメッセージの内容を確認し、適切な対処法を手順に沿って実行することで、問題の解決に繋げることが期待できます。

4. インストール 動作環境とトラブルシューティング

ブルーリターンA (BRA) のインストール手順、動作環境、そしてインストールや動作中に発生する問題とその解決策について説明されています。インストール時のユーザーアカウント制御(UAC)への対応や、ウイルス対策ソフトによるインストールブロックへの対処法が提示されています。 動作環境としては、Windows 8.1/8(タッチパネル機能は除く)、Windows RTは非対応であると明記されています。 スタートメニューのインストール方法、インターネット環境と未接続環境での利用方法の違い、そしてスタートメニューに関するトラブルシューティングも含まれています。 インストールに失敗した場合の対処法として、ウイルス対策ソフトの例外設定が重要であり、その具体的な手順についても言及されています。 また、プロキシサーバを使用している場合のネットワーク設定についても注意が必要です。 これらの情報を理解することで、スムーズなインストールと安定したソフトウェアの動作を実現できます。

5. その他のトラブルシューティング

このセクションでは、データ入力に関するトラブルシューティング、バックアップに関する注意点などが記述されています。具体的には、取引入力時に数字が入力できない場合(Num Lock の確認)、取引の摘要入力時にひらがなや漢字変換ができない場合(日本語入力ソフトの設定)、そしてCDへのバックアップ時の注意点(ディスクフォーマット、ライブファイルシステム形式の選択)について説明されています。 日本語入力ソフトとしてATOKを使用している場合の、アプリケーションごとの入力・変換設定の自動切り替えについても言及されています。 これらの情報は、日々の業務における小さな問題を迅速に解決する上で役立ちます。 特に、日本語入力ソフトの設定やCDへのバックアップ方法に関する情報は、多くのユーザーにとって有用であり、トラブル発生時の迅速な対応に繋がります。 問題解決のためには、まず問題の症状を正確に把握し、それに対応する適切な解決策を選択することが重要です。

II.BRAデータの保存場所と管理方法

ブルーリターンA (BRA)のデータは、デフォルトでドキュメントフォルダ内のBlueReturnAフォルダに保存されます。このフォルダには会計年度データだけでなく、ソフトウェアの動作に必要なファイルも含まれています。フォルダ分けによる効率的な会員データ管理が推奨されており、新規作成時やデータ復元時にフォルダを作成することで整理できます。データの保存場所を理解することは、データのバックアップやトラブルシューティングにおいて非常に重要です。BlueReturnAフォルダ内のProduct/User/BACKUPフォルダにはバックアップデータが保存されます。このフォルダ内のデータ、特にBRMain.exeファイルは削除・移動しないでください。

1. データの保存場所

ブルーリターンA (BRA) のデータは、デフォルトで『ドキュメント』フォルダ内の『BlueReturnA』フォルダに保存されます。このフォルダには、会計年度データだけでなく、ソフトウェアの動作に必要な様々なファイルが含まれています。このため、このフォルダを削除したり、移動したりすることは絶対に避けてください。 データの保存場所を把握しておくことは、バックアップや復元、トラブルシューティングを行う際に非常に重要です。 誤ってこのフォルダを削除してしまうと、ソフトウェアが正常に動作しなくなったり、重要なデータが失われたりする可能性があります。 常にデータの保存場所を確認し、バックアップを行う際にはこのフォルダを確実に含めるように注意しましょう。 また、このフォルダの場所を変更することは推奨されていません。 デフォルトの保存場所を使用することで、ソフトウェアが正しく動作し、データの管理が容易になります。

2. 会員データの効率的な検索方法

このセクションでは、大量の会員データを効率的に検索する方法について解説しています。具体的な方法については詳細な説明がないものの、データの整理整頓が重要であることが強調されています。 会員データの検索効率を向上させるためには、データの命名規則を統一したり、フォルダ分けを適切に行ったりすることが有効な手段です。 例えば、会員IDや氏名などでフォルダを分類し、各フォルダ内に関連するデータを整理することで、必要なデータを迅速に探し出すことができます。 また、検索機能を活用することも重要です。BRAが提供する検索機能を理解し、適切な検索条件を設定することで、効率的に会員データを探すことができます。 さらに、データの定期的な整理と見直しも重要です。 不要なデータは削除し、データの重複をなくすことで、検索効率を向上させることができます。 これらの方法を適切に組み合わせることで、会員データの管理を効率化し、業務の生産性を向上させることが期待できます。

3. 事務局における会員データの分かりやすい管理方法

事務局のパソコンで指導した会員データを分かりやすく管理する方法として、データの保存場所(Q15参照)に示された「DATA」フォルダ内で階層構造を作成することが提案されています。 この方法により、新規データの作成時やデータの復元時にフォルダ分けを行い、データの整理と管理を容易に行うことができます。 例えば、会員の所属グループや指導内容などによってフォルダを分類することで、データの検索や参照が容易になります。 フォルダ分けを行う際には、分かりやすい名称を使用し、命名規則を統一することで、データの管理がさらに効率的になります。 また、データの整理だけでなく、定期的なバックアップも非常に重要です。 万が一データが破損したり紛失したりした場合でも、バックアップデータから復元することで、データの損失を最小限に抑えることができます。 データの管理方法を工夫することで、事務局における業務の効率化とデータの安全性を確保することができます。

4. 削除してはいけないファイルとフォルダ

パソコンのデータ整理を行う際に、削除してはいけないファイルやフォルダについて説明されています。BRAで作成されたデータは「ドキュメント」フォルダ内の「BlueReturnA」フォルダに保存されており、このフォルダ内には会計年度データだけでなく、ソフトウェアの動作に関する様々なファイルが含まれています。 この「BlueReturnA」フォルダ、特に自動バックアップデータ(退避用データ)としてCドライブ内のパブリックフォルダ配下に作成される「BlueReturnA」フォルダは、絶対に削除したり移動したりしてはいけません。 誤って削除してしまうと、ソフトウェアが正常に動作しなくなったり、重要なデータが失われたりする可能性があります。 データ整理を行う際には、このフォルダを誤って削除しないよう、細心の注意を払う必要があります。 また、定期的にデータのバックアップを取っておくことで、万が一データが破損した場合でも安心です。 バックアップデータは、安全な場所に保管しておきましょう。

III.BRAのインストールとアップデート

ブルーリターンA (BRA)のインストールは、ユーザーアカウント制御(UAC)への対応、ウイルス対策ソフトの一時停止が必要となる場合があります。インターネット接続環境では、BRAホームページからスタートメニューをダウンロード・インストールします。インターネット未接続環境では、CDからのインストールが必要です。インストール中に「システムコンポーネントエラー」が発生した場合は、アップデートの状況やウイルス対策ソフトの設定を確認する必要があります。また、体験版からの製品版へのデータ移行も可能です。

1. インストール手順と注意点

ブルーリターンA (BRA) のインストール手順は、インターネット接続環境と未接続環境で異なります。インターネット接続環境では、BRAホームページからスタートメニューをダウンロード、インストールし、ライセンスキーによる認証を行います。一方、インターネット未接続環境では、CDからBRAをインストールし、初回起動時にキーコードによる認証が必要です。キーコードはパソコンとバージョンごとに異なります。インストール中はユーザーアカウント制御(UAC)の確認が必要です。「はい」または同等のボタンをクリックしないとインストールが中断されます。また、ウイルス対策ソフトがインストールをブロックする可能性があるため、必要に応じて一時停止する必要があります。体験版からのアップグレードも可能で、その際はMicrosoft SQL Server Compact 3.5 Service Pack 2のインストールが必須です。インストールが失敗した場合は、コントロールパネルからSQL Server Compactのインストール状況を確認し、必要であれば再インストールする必要があります。

2. インストールエラーへの対処法

インストール中に「システムコンポーネントエラー」が発生する場合、スタートメニューのアップデート中、またはUACへの応答がないことが原因の可能性があります。この場合、UACメッセージへの対応が必須です。また、ウイルス対策ソフトがインストールをブロックしている可能性もあります。この場合は、ウイルス対策ソフトを一時停止するか、例外設定を行う必要があります。例外設定は、BRAの実行ファイルやスタートメニューフォルダを対象に行います。ウイルス対策ソフトによっては例外設定ができない場合もあります。BRAのスタートメニューが起動しない場合も、ウイルス対策ソフトの例外設定、ネットワーク設定の確認が必要となる場合があります。スタートメニューのお知らせが表示されない場合は、インターネットオプションの設定を確認する必要があります。 これらのエラーメッセージを解決するには、提供されている手順に沿って一つずつ確認し、対応していくことが重要になります。

3. 体験版からのアップグレード

ブルーリターンAの体験版は、STEP1で「Microsoft SQL Server Compact 3.5 Service Pack 2」を、STEP2で「ブルーリターンA体験版ソフト」をダウンロード・インストールする二段階の手順になっています。STEP1が完了していないと「システムエラーが発生しました」と表示されます。このエラーを解決するには、コントロールパネルから「SQL Server Compact 3.5 SP2」のインストール状況を確認し、インストールされていない場合は改めてSTEP1の手順を完了させる必要があります。体験版から製品版へのデータ移行手順も存在しますが、具体的な手順はこのセクションでは詳細に記述されていません。製品版への移行にあたっては、データの整合性と、適切な手順の確認が重要となります。

IV.BRAのシステムエラーと対処法

ブルーリターンA (BRA)起動時に様々なシステムエラーが発生する可能性があります。 「初期設定から事業情報の設定を行ってください。」というメッセージが表示された場合は、該当のデータをファイルを開いて実行する必要があります。「システムエラーが発生しました。」というメッセージが表示された場合は、ウイルス対策ソフトの例外設定を行う、もしくはuser.configファイルを削除するなどの対処法が有効です。データ復元時に「システムエラー」が表示される場合は、ウイルス対策ソフトの一時停止、または復元データの場所の変更が有効です。**GcMultiRow Default Error Dialog…**が表示される場合は、2014年データの自動変換とBRA2014とBRA2015のバージョン互換性の問題に起因する可能性があります。 これらのエラーメッセージに対応する具体的な手順は、ドキュメントに詳細に記載されています。

1. 起動時エラー 初期設定から事業情報の設定を行ってください

BRA起動時に「初期設定から事業情報の設定を行ってください。」というメッセージが表示される場合、データファイルが正しく読み込まれていない可能性があります。このエラーへの対処法は、ブルーリターンAのメインメニューから[ファイル]→[開く]で該当データを選択し、[実行]することです。これは、ソフトウェアがデータファイルへのパスを見つけていない、またはデータファイル自体に問題があることを示唆しています。 このエラーメッセージは、新規インストール後やデータの復元後などに発生する可能性があり、正しくデータファイルを読み込ませることで解決できます。 データファイルの場所が正しくない場合や、データファイルが破損している場合にもこのエラーが発生するため、データファイルの整合性を確認することも重要です。 もし、この手順を実行しても問題が解決しない場合は、他のエラーの可能性も考慮する必要があります。

2. データ復元時のシステムエラー

データ復元中に「システムエラー」と表示される場合は、ウイルス対策ソフトが復元作業をブロックしている可能性があります。対処法として、ウイルス対策ソフトを一時停止し、再度復元作業を行うことが提案されています。一時停止方法は、巻末の『ウイルス対策ソフトの例外設定等の手順』を参照する必要があります。 ウイルス対策ソフトが原因で復元が失敗する場合、一時停止は有効な手段となりますが、一時停止中はPCがウイルスに感染するリスクが高まるため、復元作業完了後には必ずウイルス対策ソフトを再開する必要があります。 また、ウイルス対策ソフトの例外設定を行い、BRAの動作に必要なファイルやフォルダをブロック対象から除外することで、システムエラーを回避できる可能性があります。 復元作業が失敗する原因はウイルス対策ソフト以外にも存在するため、原因を特定し、適切な対処法を選択することが重要になります。

3. GcMultiRow Default Error Dialog エラー

帳簿などをクリックすると「GcMultiRow Default Error Dialog…」と表示される場合、BRA2015で2014年分のデータを開いた際に発生する、消費税改正に伴うデータの自動変換処理に関連するエラーの可能性があります。このエラーは、2014年分のデータをBRA2014で参照しようとすると発生する可能性があり、BRA2015でのみ参照・編集することを推奨しています。 このエラーは、異なるバージョンのBRA間でのデータ互換性に関する問題を示唆しています。 BRA2015は、2014年分のデータを自動変換する機能を持っているため、BRA2014で直接参照しようとすると、互換性の問題からエラーが発生する可能性があります。 このエラーを回避するには、2014年分のデータはBRA2015のみで扱うことが推奨されます。

4. 起動時エラー アプリケーションのコンポーネントでハンドルされていない例外が発生しました

BRA起動時に「アプリケーションのコンポーネントでハンドルされていない例外が発生しました。」というメッセージが表示され、その後「コンフィグが存在しないか、コンフィグの設定が不正です。」と表示されて起動できない場合、システムファイルの破損が疑われます。対処法として、特定のフォルダ内のuser.configファイルを削除することが提案されています。そのフォルダのパスは、[ローカルディスク C]→[ユーザー]→[ユーザー名]→[AppData]→[Local]→[株式会社ゼンアオイロ]→[BRMain.exe]…→[数字のフォルダ]の順に辿ります。 user.configファイルは、BRAの設定情報を保存するファイルであるため、このファイルを削除することで、設定情報をリセットし、ソフトウェアの起動を試みることができます。 それでも解決しない場合は、ウイルスソフトの例外設定を試すことが推奨されています。 このエラーは、ソフトウェアの設定ファイルに問題があることを示しており、設定ファイルのリセットによって解決できる可能性が高いです。

5. その他のシステムエラーと対処法

BRA起動時に「システムエラーが発生しました」と表示され、起動できない場合、電源を落としたままソフトウェアを起動していたことが原因でシステムファイルが破損している可能性があります。この場合、特定のフォルダ内のファイル(バージョンによってファイル名は異なります)を削除し、再度BRAを起動することで解決できる可能性があります。 データの読み込みに失敗した場合やデータが破損している場合は、[ファイル]→[開く]から読み込みに失敗したデータを削除し、BRAを終了してから再度試す必要があります。 ウイルス対策ソフトの例外設定や、復元データの場所を変更するなどの対処法も有効な場合があります。 これらのエラーは、様々な原因によって発生する可能性があるため、エラーメッセージの内容をよく確認し、適切な対処法を選択することが重要になります。 また、対処法を試す前には必ずデータのバックアップを取っておく必要があります。

V.BRAと周辺機器 ソフトウェアとの連携

ブルーリターンA (BRA)は、ATOK一太郎などの日本語入力ソフトと連携します。日本語入力ができない場合は、日本語入力ソフトの設定を確認する必要があります。また、キーボードのNum Lockの状態や、ウイルス対策ソフトの例外設定も、正常な動作に影響を与える可能性があります。CDへのバックアップを行う際には、ディスクのフォーマットと「ライブファイルシステム形式」を選択することが重要です。 Biz ストレージファイルシェアからのデータダウンロードも利用できます。

1. 日本語入力ソフトとの連携とトラブルシューティング

ブルーリターンA (BRA) は、ATOKや一太郎などの日本語入力ソフトと連携して動作します。しかし、日本語入力ソフトがIMEでない場合、ひらがな入力や漢字変換がうまくいかないことがあります。この問題を解決するには、日本語入力ソフトで関連付け設定を行う必要があります。具体的な設定方法は、各日本語入力ソフトの説明書を参照する必要があります。取引の摘要入力時にひらがな入力や漢字変換ができない場合は、この設定を確認することが重要です。また、取引入力時に数字が入力できない場合は、Num Lockが有効になっているか確認する必要があります。Num Lockキーを押下して解除することで問題が解決する可能性があります。それでも解決しない場合は、日本語入力ソフトの設定を確認する必要があります。 これらの問題は、ソフトウェアとハードウェアの設定が適切に行われていないことが原因で発生することが多いため、設定の確認が重要になります。

2. ウイルス対策ソフトとの連携と例外設定

ウイルス対策ソフトによっては、BRAのインストールや起動をブロックすることがあります。この問題を回避するために、ウイルス対策ソフトの例外設定を行うことが推奨されています。例外設定では、BRAの実行ファイルが格納されているフォルダ、およびスタートメニューフォルダを設定する必要があります。 ウイルス対策ソフトによっては、フォルダの指定ができない場合があり、その場合はBRA実行ファイル(BRMain.exe)を対象に例外設定を行う必要があります。 BRAのプログラム実行中にシステムエラーが発生した場合、ドキュメント内のBlueReturnAフォルダとパブリック内のBlueReturnAバックアップフォルダも例外設定に追加する必要があります。 例外設定の手順はウイルス対策ソフトによって異なるため、お使いのウイルス対策ソフトのマニュアルを参照する必要があります。 ウイルス対策ソフトとの適切な連携設定は、BRAの安定した動作に不可欠です。

3. CDへのバックアップに関する注意点

CD-RやCD-RWにバックアップする場合、容量の範囲内で書き込み可能にするためには、必ずディスクフォーマットを行う必要があります。また、「ディスクの書き込み」設定において「ライブファイルシステム形式」を選択する必要があります。「マスタ形式」を選択すると、一回限りの書き込みとなるため注意が必要です。 バックアップを行う際には、データの完全性を確保するために、適切な書き込み方法を選択することが重要です。 ライブファイルシステム形式を選択することで、CDへの複数回書き込みが可能になり、バックアップデータを更新・追加することができます。 CDへのバックアップは、データの長期保存や災害対策として有効な手段ですが、適切な手順に従って行うことで、データの損失を防止することができます。 また、使用している日本語入力ソフトによっては、設定操作が異なるため、各ソフトの説明書を参照する必要があります。

文書参照

  • ブルーリターンA公式ホームページ