
東北地方整備局版材料単価表
文書情報
著者 | 東北地方整備局 |
専攻 | 土木工学 |
会社 | 東北地方整備局 |
文書タイプ | 資料 |
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 612.55 KB |
概要
I.地区割りと材料単価の決定
本資料は、東北地方整備局が管轄する青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の各地域における土木工事設計材料単価表を示しています。材料単価は、(財)建設物価調査会発行の「月刊建設物価」及び「Web建設物価」、(財)経済調査会発行の「月刊積算資料」などを基に設定されています。これらの資料に掲載されていない材料については、市場取引価格の実態調査を行い、その結果に基づいて単価を決定しています。一部地域、または取引事例の少ない材料については、材料単価が空欄となっています。 具体的な地域区分は別表「地区割り一覧表」に記載されています。
1. 地区割りの設定
本資料における材料単価は、東北地方整備局管轄区域を複数の地区に分割して設定されています。地区の区分は別表「地区割り一覧表」に詳細に記載されており、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の各県にまたがる複数の市町村が含まれています。例えば、青森県では弘前地区(弘前市、黒石市、青森市(旧浪岡町)など)、五戸地区、八戸地区、三戸地区などが設定されており、各地区の範囲は地理的な位置関係や行政区域を考慮して決定されていると考えられます。この地区分けは、材料の市場価格や入手状況の地域差を反映し、より正確な単価設定を行うために必要不可欠な要素です。各地区における取引事例が少ない場合や、適正な価格調査が困難な場合は、当該地区の材料単価は空欄となります。この点は、価格設定における制約やデータ収集の難しさを示しています。 地区割りの詳細な情報は、別表を参照することで確認できます。
2. 材料単価の設定根拠
材料単価の算出にあたっては、主に(財)建設物価調査会発行の「月刊建設物価」及び「Web建設物価」、(財)経済調査会発行の「月刊積算資料」といった信頼性の高い物価資料を主要な情報源として活用しています。これらの資料に掲載されている材料については、その掲載単価をそのまま使用するため、「土木工事設計材料単価表」にはこれらの単価は記載されていません(単価表中の空欄部分)。つまり、既に公表されている信頼できるデータを用いることで、単価設定の透明性と効率性を確保しています。一方、これらの物価資料に掲載されていない材料については、市場における取引価格の実態を独自に調査し、その結果に基づいて材料単価を設定しています。この市場調査は、最新の価格動向を反映した正確な単価を算出するために重要なプロセスであり、東北地方整備局独自の調査によって行われています。この独自調査の結果は、「土木工事設計材料単価表」に反映され、利用者に提供されます。
3. 単価表の利用と著作権
本「土木工事設計材料単価表」は、東北地方整備局が発注する土木工事の積算に使用する材料単価の一覧表です。この単価表は、東北地方整備局が独自に調査を行い、決定した単価を掲載しています。 ただし、本単価表の全部または一部を、無断で複製・転載・磁気媒体への入力、あるいは販売することを固く禁じます。 これは、単価表の正確性と信頼性を維持し、不正利用を防ぐための重要な措置です。さらに、本単価表を基にした、公表資料の二次的著作物の作成も禁止されています。この規定は、単価表の著作権保護と情報の適切な管理を目的としています。東北地方整備局の許可なく、本単価表の内容を改変したり、他の資料に転用したりすることはできません。これらの規定は、単価表の正確性と信頼性を維持するために不可欠なものです。
II.主要材料の単価一覧
土木工事設計材料単価表には、アスファルト、生コンクリートなどの主要材料、RC杭、ヒューム管、根巻ブロック、歩車道境界ブロックなどの共通材料、橋梁・トンネル工事用の特殊材料、土木その他工事用の材料、さらに電気工事用の配線材料、管路材、照明器具などの単価が掲載されています。 各県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)ごとの単価が示されており、材料の種類、規格、単位、重量などの詳細な情報が提供されています。例えば、RC杭は本単位で、ヒューム管は本単位で、歩車道境界ブロックは個単位で価格が示されています。具体的な品目と規格は資料本文を参照ください。
1. 主要材料の単価
このセクションでは、東北地方整備局管轄区域における土木工事で使用する主要な材料の単価が、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県について一覧で示されています。材料の種類は多岐に渡り、アスファルト、生コンクリートといった一般的な材料から、RC杭、ヒューム管、根巻ブロック、歩車道境界ブロックなどの構造物に用いられる材料まで網羅されています。 各材料の単価は、規格や単位によって異なり、例えばRC杭は長さや径によって、ヒューム管は内径と長さによって、歩車道境界ブロックはサイズや形状によって単価が設定されています。さらに、材料の重量も併記されており、積算を行う上で必要な情報を詳細に提供しています。 資料では、各材料の規格、単位、重量に加え、青森県から福島県までの各県別の単価が円単位で明記されています。これらの情報は、土木工事の費用積算に直接利用できる重要なデータであり、正確な工事費用の算定に役立ちます。 掲載されている材料は、土木工事における幅広い用途をカバーしており、設計段階から施工段階まで、様々な場面で活用できる情報となっています。
2. 材料分類による単価一覧
掲載されている材料は、その用途や特性によっていくつかのカテゴリーに分類されています。例えば、「共通」として分類されたCo製品には、RC杭、ヒューム管、様々な種類の歩車道境界ブロック、U字溝とその蓋などが含まれており、これらは多くの土木工事に共通して使用される部材です。また、「土木」カテゴリには橋梁やトンネル工事で用いられるPC鋼棒付属品、橋梁用排水装置、送風管などが含まれています。「土木その他」カテゴリには、充填材、防草シート、防草ブロックなどの材料がリストアップされています。そして「電気」カテゴリには、配線材料、管路材・ダクト、照明器具(安定器)が含まれています。これらの分類により、必要な材料を容易に探し出すことができ、積算作業の効率化に貢献します。 各カテゴリーにおける材料の規格、単位(個、本、m、㎡、kgなど)、そして各県別の単価が明確に示されています。 この分類と詳細な情報の提示により、利用者は目的の材料の単価を迅速かつ正確に把握することができます。
3. 単価一覧表の構成と情報
「主要材料の単価一覧」は、東北地方整備局が独自に調査した結果に基づいて作成されたものであり、各材料の価格情報が明確に提示されています。表は、材料名、規格、単位、そして青森県から福島県までの各県別の単価で構成されています。さらに、多くの材料には重量も記載されており、積算における正確性を高めるための重要な情報です。 材料の規格は、寸法や種類などを明確に示しており、例えば、RC杭であれば径と長さ、ヒューム管であれば内径と長さ、歩車道境界ブロックであれば幅、高さ、奥行きなどが記載されています。単位は、個、本、m、㎡、kgなど、材料の種類によって適切な単位が選択されています。 この一覧表は、土木工事の積算に必要な材料単価を網羅的に提供しており、設計者や施工者にとって、正確なコスト見積もりを行う上で非常に重要な役割を果たします。各材料の単価は、地域差を反映して設定されているため、工事現場の所在地に応じた適切な価格を選択することができます。
III.単価表の取扱いに関する注意事項
本土木工事設計材料単価表の全部または一部を、無断で複製・転載・磁気媒体入力・販売することを禁止します。また、本単価表を基にした二次著作物の作成も禁止されています。 この単価表は、東北地方整備局が発注する土木工事の積算に利用するためのものです。
1. 複製 転載 販売の禁止
本設計材料単価表の全部または一部について、無断での複製、転載、磁気媒体への入力、そして販売行為を一切禁じます。これは、単価表の正確性と信頼性を維持し、不正な利用や改ざんを防止するための重要な規定です。東北地方整備局が独自に調査・算出したデータに基づいて作成されたこの単価表は、土木工事の積算において正確なコスト見積もりを行うための基礎資料として重要な役割を担っています。そのため、無断での複製や転載は、単価表の信頼性を損なうだけでなく、工事の不備やコスト超過などの問題につながる可能性があります。 また、この規定は、東北地方整備局の知的財産権を保護するためにも必要不可欠なものです。 無断使用による損害発生時には、法的措置が取られる可能性があることを理解する必要があります。 正確な情報に基づいた工事の計画と実施を保証するために、これらの規定を遵守することが重要です。
2. 二次的著作物の作成禁止
本設計材料単価表を基にした、公表資料の二次的著作物の作成も同様に禁止されています。これは、単価表のデータを無断で利用して、新たな資料を作成することを禁じるものです。単価表は、東北地方整備局が独自に調査・分析した結果に基づいて作成されており、そのデータの正確性と信頼性は、工事の円滑な実施に大きく影響します。そのため、単価表を基にした二次的著作物を作成する場合には、必ず東北地方整備局の許可を得ることが必要です。 許可なく二次的著作物を作成した場合、著作権侵害に該当する可能性があり、法的責任を問われる可能性があります。 正確な情報に基づいた工事の計画と実施を保証するために、この規定についても厳格に遵守する必要があります。 東北地方整備局が提供する情報は、適切な方法で利用し、その信頼性を維持することが重要です。
3. 単価表の利用目的
本設計材料単価表は、東北地方整備局が発注する土木工事の積算に用いるためのものです。 この単価表は、東北地方整備局が独自に調査した結果に基づいて作成されており、その正確性と信頼性は、工事の円滑な実施に不可欠です。 したがって、本単価表は、東北地方整備局が発注する土木工事の積算目的以外には使用すべきではありません。 他の目的で使用した場合、単価の正確性や妥当性が保証されない可能性があり、誤った積算結果につながる可能性があります。 正確なコスト見積もりと、円滑な工事の進行を確保するためには、本単価表をその本来の目的である積算用途のみに限定して使用することが非常に重要です。 他の機関や個人が、本単価表を無断で使用することは、東北地方整備局の意図に反するだけでなく、工事の精度や安全性を損なう可能性も秘めています。