
神奈川県公立高校入試ガイド
文書情報
学校 | 神奈川県教育委員会 |
専攻 | 高等学校入学者選抜 |
city | 神奈川県 |
文書タイプ | 入学案内パンフレット |
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 1.69 MB |
概要
I.神奈川県公立高等学校 入学願書 提出に関する重要事項
この資料は、神奈川県内の公立高等学校、特に横浜市立高等学校と川崎市立高等学校への入学願書提出に関する重要な情報をまとめたものです。志願資格、学区、入学試験(学力検査、面接など)、受検料・入学料の減免制度、個人情報の取り扱いについて説明しています。 二次募集の情報も含まれており、県内外からの志願者も対象となります。 携帯電話等の持ち込み禁止、志願者数の確認方法なども記載されています。 就学支援金制度や奨学金に関する情報も参照できます。
1. 志願資格と選抜に関する規定
このセクションでは、神奈川県公立高等学校への入学志願に関する重要な資格要件と選抜プロセスについて詳述しています。まず、志願できるのは、一つの高等学校の、一つの課程、一つの学科、コース、または専攻に限定されると明記されています。ただし、普通科専門コースを設置する高校を志願する場合は、同一高校の他のコースを第二希望として志願することが認められています。これは、志願者の多様な進路希望に対応するための柔軟な制度と言えるでしょう。
選抜方法については、調査書(クリエイティブスクールは評定を除く)と学力検査(クリエイティブスクールは面接)の結果を総合的に評価して選考が行われると説明されています。二次募集の場合は、県立高等学校、横浜市立高等学校、川崎市立高等学校、および横須賀市立高等学校が対象となり、県内全域からの志願を受け付ける旨が明記されています。面接の日時は、志願受付時に当該高等学校(志願変更した場合は変更先)から指示されます。二次募集の合格者数は、募集人員に共通選抜入学辞退者による欠員分を加えた数までとなります。必要に応じて面接を実施する場合もあり、その結果も選考資料に含まれるとされています。これらの規定は、公平かつ透明性のある選抜を行うための重要な指針となっています。
2. 入学試験における持ち込み禁止物と注意事項
入学試験に関する注意事項として、携帯電話、PHS、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などの情報端末、計算または辞書機能を持つ電子機器、定規、三角定規、コンパス、分度器などは検査会場への持ち込みが禁止されていると明記されています。これは、試験の公平性を確保し、不正行為を防止するための重要な規則です。
また、大雪などの緊急事態が発生し、携帯電話等の持ち込みが必要な場合は、事前に保護者から中学校に相談し、許可を得る必要があります。持ち込む場合は、電源を切って、氏名と受検番号を記入した封筒(中学校名入り)に入れ、高等学校の指示に従うことが求められます。県内公立中学校に在籍していない場合は、志願先の高等学校に相談する必要があります。これらの規定は、緊急時における対応を明確にする一方で、試験環境の維持を優先する姿勢を示しています。さらに、指定された期間内に入学手続きを行わなかった場合は、入学許可が取り消される可能性があることも注意書きとして記載されています。
3. 受検料 入学料減免制度と個人情報保護
経済的な理由で受検料や入学料の支払いが困難な場合、全部または一部を免除する制度があることが明示されています。詳細は志願先または入学先の高等学校に問い合わせるよう促しています。これは、経済的な理由によって入学を諦めざるを得ない生徒を支援するための重要な制度です。
一方、個人情報保護についても言及されており、入学選抜の資料として使用された住所・氏名などの個人情報は、個人情報保護に関する条例に基づき、入学後の教育活動のためにのみ使用されると明記されています。また、個人情報の開示請求は文書で行うことができ、学力検査、面接、特色検査の点数は、合格発表後、本人限定で口頭による開示請求が可能であるとされています。受検票の提示が必要となる点も合わせて注意が必要です。これらの規定は、個人情報の適切な管理と保護に対する強い姿勢を示しています。
4. 志願者数確認方法と問い合わせ窓口
志願者数の確認方法として、募集および志願変更期間中は毎日、受付終了後に各志願先の高等学校に掲示されること、また、募集および志願変更期間終了日の翌日(土日祝日を除く)午後以降には神奈川県のホームページの[記者発表]で確認できることが明記されています。これは、志願者にとって、常に最新の志願状況を把握できるよう配慮した情報提供方法です。
一方で、志願者数、合格者などに関する問い合わせは、電話などでは一切応じないことが明確に記載されています。志願手続きに関する不明点は、志願先の高等学校に問い合わせるよう指示されています。これは、効率的な情報提供と、個々の志願者への適切な対応を両立するための仕組みです。問い合わせ窓口を明確にすることで、スムーズな手続きを支援する姿勢が示されています。
II.志願資格と選抜方法
神奈川県公立高等学校への志願は、同一高校の同一課程・学科・コースに限り可能です。ただし、普通科専門コース設置校では第2希望のコースも選択できます。二次募集では、県立高校、横浜市立高等学校、川崎市立高等学校、横須賀市立高等学校を県内全域から志願できます。選抜方法は、調査書、学力検査、面接の結果を総合的に評価します。クリエイティブスクールは選抜方法が異なります。
1. 共通選抜における志願資格
神奈川県公立高等学校の共通選抜における志願資格は、厳格に規定されています。志願者は、一つの高等学校の、一つの課程、一つの学科、コース、または専攻しか選択できません。これは、志願者が明確な進路目標を持って志願することを促すためのルールと言えるでしょう。ただし、例外として、普通科専門コースを設置している高校を志願する場合には、同一高校の他のコースを第二希望として併願することができます。この規定は、志願者の希望するコースが定員に達した場合でも、入学の可能性を高めるための配慮と言えるでしょう。
さらに、平成28年度入学者選抜において、国公私立の高等学校(高等専門学校を含む)に合格している者は、入学手続きの有無に関わらず、志願することはできません。これは、重複入学を防止するための重要な規定です。これらの明確な資格要件は、選抜プロセスの公平性と透明性を確保するために不可欠です。また、志願者は、自身の志望校の募集要項を十分に理解し、該当する資格を有していることを確認する必要があります。
2. 二次募集と選抜方法
二次募集は、県立高等学校、横浜市立高等学校、川崎市立高等学校、および横須賀市立高等学校を対象に、県内全域からの志願を受け入れます。これは、共通選抜で入学できなかった生徒に、再度入学機会を与えるための制度です。二次募集の選抜においては、調査書(クリエイティブスクールは評定を除く)と学力検査(クリエイティブスクールは面接)の結果が主要な選考資料となります。クリエイティブスクールに関しては、選抜方法が異なる点に注意が必要です。
合格者決定においては、二次募集の募集人員に、共通選抜入学を辞退した者による欠員分を加えた数まで合格者を決定すると明記されています。これは、可能な限り多くの生徒に入学機会を提供しようとする配慮を示しています。また、必要に応じて面接を実施し、その結果も選考資料に含める場合もあるため、志願者は面接対策も十分に行う必要があります。選考プロセス全体を通して、公平性と透明性を確保するために、明確な基準に基づいて総合的な判断が行われることが強調されています。
3. 志願変更に関する規定
このセクションでは、志願変更に関する規定が示されています。異なる学科やコースへの志願変更、さらには共通選抜と特別募集(海外帰国生徒や在県外国人など)の間でも志願変更が可能であると説明されています。ただし、それぞれの募集の志願資格を有する者に限られます。これは、志願者にとって、より柔軟な進路選択を可能にするための規定と言えるでしょう。
志願変更期間は、平成28年2月4日(木)からと具体的に示されています。志願変更の手続きや必要な書類については、別途詳細な説明が必要となるでしょう。これらの規定は、志願者の状況変化に対応し、より適切な進路選択を支援するための柔軟な制度設計を示しています。志願者は、志願変更の条件や手続きを十分に理解し、適切な時期に手続きを行う必要があります。
III.入学試験に関する注意事項
入学試験当日は、携帯電話、スマートフォン等の情報機器の持ち込みは禁止です。ただし、大雪などの緊急時を除きます。事前に学校への相談が必要です。学力検査は志願先の高校が指定する教科を受検します。受検票、筆記用具、昼食、上履きを持参する必要があります。 学力検査等の変更は、当日の朝に発表されます。面接の日時は、志願受付時に指示されます。
1. 持ち込み禁止物と試験当日の注意事項
入学試験当日の持ち込み禁止物として、携帯電話、PHS、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などの情報端末、計算機能や辞書機能を持つ電子機器、定規、三角定規、コンパス、分度器などが明確に挙げられています。これらの機器の持ち込みは、試験の公平性を維持し、不正行為を防止するため厳格に禁止されています。試験当日の持ち込み可能な物としては、受検票、筆記用具(鉛筆またはシャープペンシルは解答用紙への記入に限定)、昼食、上履き(必要としない学校もある)が挙げられています。解答用紙への記入は鉛筆またはシャープペンシルに限られますが、問題用紙にチェックするためのマーカーなどは使用可能です。これらの規定は、試験の円滑な運営と公平性の確保を目的としています。受験生は、事前に持ち込み可能な物と禁止されている物をしっかり確認し、試験に臨む必要があります。
2. 緊急時における携帯電話等の取扱い
大雪などの緊急事態において、携帯電話等の携帯情報端末の持ち込みが必要な場合の対応についても規定されています。事前に保護者から中学校(県内公立中学校に在籍していない場合は志願先の高等学校)に相談し、許可を得る必要があります。持ち込みが許可された場合、試験会場に到着したら直ちに電源を切り、氏名と受検番号を記入した封筒(中学校名入り)に入れ、高等学校の指示に従う必要があります。これは、緊急時の連絡手段を確保しつつ、試験の秩序を維持するための細やかな配慮です。受験生は、緊急事態発生時の対応について、事前にしっかりと把握しておくことが重要です。不明な点は、速やかに学校関係者に問い合わせるべきでしょう。
3. 試験実施に関する変更告知と入学手続きの重要性
学力検査等当日に、大雪などの非常事態により試験の実施に変更が予想される場合は、当日の朝に告知される旨が記載されています。これは、受験生が試験当日の状況を把握し、適切に対応できるようにするための重要な情報提供です。変更の有無に関わらず告知されるため、受験生は当日の朝に必ず確認を行う必要があります。県立神奈川総合高等学校の後期募集を除く、と但し書きが付けられている点にも注意が必要です。
さらに、入学手続きに関する重要な注意として、指定された期間内に手続きを行わなかった場合は、入学許可が取り消される可能性があることが明確に記されています。これは、入学を希望する生徒が、期日までに必要な手続きを確実に完了するよう促すための規定です。受験生は、合格発表後、入学手続きの期限を正確に把握し、期日までに必要な手続きを完了することが重要です。
IV.受検料 入学料の減免制度
経済的な理由で支払いが困難な場合、受検料および入学料の全部または一部を免除する制度があります。横浜市立高等学校、川崎市立高等学校、横須賀市立高等学校では、生活保護受給者、児童福祉施設入所者などが対象です。 神奈川県公立高等学校でも同様の制度があり、市町村民税所得割額が一定額以下の世帯が対象となる場合があります。詳細については、志願先または入学先の高等学校へ問い合わせてください。 就学支援金制度も活用できます。住民税所得割額が30万4200円未満の世帯は申請により授業料免除となります。
1. 横浜市立 川崎市立 横須賀市立高等学校における受検料 入学料減免制度
横浜市立、川崎市立、横須賀市立高等学校では、受検料(入学検定料)および入学料について、全部または一部を減免する制度が設けられています。減免の対象となるのは、経済的な理由で支払いが困難な方などです。具体的な対象者や手続きの詳細については、各高等学校の事務室に事前に相談するよう促しています。これは、経済的理由により教育を受ける機会が制限されることを防ぐための重要な制度です。申請を希望する生徒は、必ず申請する市立高等学校の事務室に早めに相談し、必要書類や手続き方法について詳細な情報を取得する必要があります。手続きが完了しない場合は、授業料を負担しなければならない点に注意が必要です。この減免制度は、経済的な理由で高等学校進学を諦めなければならない生徒を支援するための重要な仕組みと言えます。
2. 神奈川県公立高等学校における受検料 入学料減免制度
神奈川県公立高等学校でも、受検料(入学検定料)および入学料の減免制度があります。減免の対象者は、生活保護を受給されている方、児童福祉施設等に入所されている方、経済的な理由で支払いが困難な方です。具体的には、家計支持者の市町村民税所得割の合計が245,800円未満である場合なども減免対象となる可能性があります。この制度は、経済的に困難な状況にある生徒が、高等学校教育を受けられるよう支援することを目的としています。申請資格の要件を満たしている場合でも、申請者が多数の場合は、減免を受けられない可能性がある点に注意が必要です。申請手続きについては、各高等学校の事務室に問い合わせる必要があります。この制度を利用することで、経済的な負担を軽減し、高等学校教育へのアクセスを向上させることができます。
3. 就学支援金制度と神奈川県高校生等奨学給付金
授業料負担軽減のための制度として、就学支援金制度が紹介されています。住民税の市町村民税所得割額が30万4,200円未満の世帯は、申請手続きを行うことで授業料を負担する必要がなくなります。これは、経済的に負担の大きい授業料を免除することで、より多くの生徒が高等学校教育を受けられるよう支援する制度です。申請方法や必要な書類については、入学する高校で合格発表時に配布される申請書等を確認する必要があります。
さらに、神奈川県高校生等奨学給付金についても触れられています。これは、生活保護受給世帯または住民税(市町村民税所得割)非課税の世帯を対象に、授業料以外の教育費負担を軽減するための給付金(返還不要)です。詳細は県のホームページを参照するよう促しています。兄弟姉妹の状況や所得、学校の授業料なども支援額に影響するため、ホームページで詳細を確認する必要があります。これらの制度は、経済的な理由で教育を受ける機会が制限されることを防ぐための重要な支援策となっています。
V.個人情報について
入学選抜で使用された住所・氏名等の個人情報は、個人情報保護に関する条例に基づき、入学後の教育活動のために使用します。個人情報の開示請求は文書で行えます。学力検査、面接、特色検査の点数は、合格発表後、口頭で開示請求可能です(受検票必要)。
1. 個人情報の利用目的と保護
入学選抜において提出された住所や氏名などの個人情報は、個人情報保護に関する条例に基づいて管理され、入学後の教育活動のみに利用されると明記されています。これは、個人情報の適切な取り扱いと保護を保証する重要な規定です。入学選抜に関わる個人情報は、あくまでも教育活動の円滑な運営を目的とし、それ以外の用途には一切使用されないことを明確にしています。この規定は、受験生が安心して個人情報を提供できるよう、プライバシー保護に配慮した姿勢を示しています。個人情報の取り扱いについては、常に最新の法令や規則に従い、適切な管理体制を維持していくことが重要です。
2. 個人情報の開示請求に関する規定
入学者選抜に関する個人情報は、個人情報保護に関する条例に基づき、文書による開示請求が可能であるとされています。ただし、請求しても開示できない情報もあると注意書きが添えられています。これは、個人情報の保護と開示請求の権利のバランスを考慮した規定です。開示請求を行う際には、必要な手続きや手順を事前に確認することが重要です。
特例として、学力検査、面接、特色検査の点数は、合格発表の翌日以降、本人に限り、受検した高等学校において口頭による開示請求で閲覧できます。ただし、受検票の提示が必要となります。これは、合格者本人が自身の成績を確認するための迅速な手続きを可能にするための特別な措置です。これらの規定は、個人情報の透明性とアクセス可能性を確保しつつ、プライバシー保護にも配慮したバランスのとれた制度設計を示しています。
VI.志願者数と問い合わせ
志願者数は、募集期間中毎日受付終了後に各高校に掲示されます。また、神奈川県のホームページの[記者発表]でも確認できます。合格者等に関する問い合わせには、電話では一切応じません。不明な点は、志願先の高等学校に問い合わせください。
1. 志願者数の確認方法
志願者数の確認方法は、主に2つの方法が提示されています。一つは、募集および志願変更期間中、毎日受付終了後に各志願先の高等学校で確認する方法です。これは、志願者にとって、常に最新の志願状況を把握できるよう配慮した情報提供方法です。各高校に直接確認することで、リアルタイムな情報を取得することが可能です。もう一つの方法は、募集および志願変更期間終了日の翌日(土曜日および日曜日を除く)の午後以降、神奈川県のホームページの[記者発表]から確認する方法です。これは、遠方から志願する者や、直接高校に赴くことが困難な者にとって、非常に便利な情報取得手段と言えるでしょう。ただし、県立神奈川総合高等学校の後期募集は除外されるとの記述がある点には注意が必要です。これらの方法により、志願者は常に最新の志願状況を把握することができ、進路選択に役立てることができます。
2. 問い合わせに関する注意事項
志願者数、合格者などの情報に関する問い合わせは、電話などでは一切受け付けない旨が明確に記載されています。これは、限られた人員で多くの問い合わせに対応することが困難であること、また、公平性を保つために個別の状況説明を避けるための措置と考えられます。問い合わせ対応の窓口を限定することで、より迅速かつ効率的な情報提供を実現していると言えるでしょう。
志願手続きに関する不明点については、志願先の高等学校に問い合わせるよう指示されています。これは、最も正確な情報を直接入手できる方法であり、志願者にとって適切な対応を受けられるための配慮と考えられます。各高等学校の担当部署に問い合わせることで、個別具体的な疑問を解消し、円滑な志願手続きを進めることが可能となります。電話以外の方法で問い合わせを行う場合の手順についても、別途案内がある可能性があります。
文書参照
- 神奈川県高校生等奨学給付金について