7.楽天、アマゾン等の各社注文データ取込操作_xlsx

ゆうプリR楽天データ取り込み設定

文書情報

著者

日本郵便株式会社

会社

日本郵便株式会社

文書タイプ マニュアル
言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 3.37 MB

概要

I.ゆうパックプリントR Yu Pack Print R によるECサイト注文データの取り込み

ゆうパックプリントR (Yu-Pack Print R)』(以下、ゆうプリR)は、楽天AmazonなどのECサイトからダウンロードした注文データを用いて、自動送り状作成を行うソフトウェアです。本ソフトウェアは、各ECサイトのデータフォーマットに対応しており、通常購入データ共同購入データオークションデータなど、様々なデータの取り込みをサポートします。 ゆうプリR を利用することで、送り状印刷作業を効率化し、業務の省力化に貢献します。対応ECサイトは、楽天AmazonYahoo!ショッピングビッダーズみずほファクター日通キャピタルなど多岐に渡ります。

1. 対応ECサイトと取り込み可能なデータの種類

ゆうパックプリントR(ゆうプリR)は、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、ビッダーズ、みずほファクター、日通キャピタルなど、複数のECサイトからの注文データを取り込むことができます。 楽天からは、通常購入データ、共同購入データ、オークションデータ、送り状データを取り込むことが可能です。Amazonからは、オプションなしデータ、複数購入データ、ギフトデータ、プロモーションデータなど複数のデータタイプに対応しています。Yahoo!ショッピングでは、ストアマネージャーとストアクリエイターProからダウンロードした注文系情報ファイルに対応しています。みずほファクターと日通キャピタルからは、それぞれ専用のデータファイルを取り込むことができます。これらのデータは、ゆうプリRが提供する標準的な取り込み設定を用いて処理されます。各ECサイトのデータフォーマットの違いを吸収し、効率的なデータ処理を実現している点が、ゆうプリRの大きな特徴です。取り込み可能なデータの種類が多様であることで、幅広いEC事業者のニーズに対応できる柔軟性を備えています。 それぞれのデータには、配送方法、決済方法、商品情報などの重要な情報が含まれており、ゆうプリRはこれらの情報を正確に読み取り、送り状を作成します。また、データの形式もCSVやTXTファイルなど、一般的な形式に対応しているため、容易にデータを取り込むことができます。

2. 送り状種別の自動設定と配送方法の指定

ゆうプリRは、取り込んだデータに基づいて、送り状の種別(郵便種別、送り状種別)を自動的に決定します。 例えば、楽天のデータで決済方法が『代金引換』の場合、『お客様指定配送種類』は自動的に『代引』に設定されます。同様に、Amazonのデータでは<支払方法(payment-method)>に値がある場合に『代引』、ない場合は『元払』と設定されます。Yahoo!ショッピングでは<お支払い方法種別(Card Type)>が’2’の場合に『代引』となります。みずほファクターでは<元/着払/代引>が’0’の場合、お客様指定配送種類が特定の方法で設定されます。ビッダーズでは<【取引ナビ】希望取引方法>が'代金引換便'の場合に代引となります。 さらに、楽天データの配送区分が'2’(冷蔵便)の場合には、'チルド'がお客様指定配送種類に付加されるなど、細やかな設定が可能です。これらの自動設定機能により、ユーザーは手動での設定作業を大幅に削減し、作業効率を向上させることができます。 また、冷蔵便や冷凍便などの特殊な配送方法にも対応しており、多様な配送ニーズに対応可能です。各ECサイトのデータ構造に合わせて、柔軟な設定が可能です。

3. ご依頼主情報とブレイク設定

多くのECサイトのデータにはご依頼主情報が含まれていますが、Amazonデータなど一部のデータには含まれていない場合があります。 Amazonデータなどご依頼主情報が取り込みデータに含まれない場合は、ゆうプリR上でご依頼主情報を固定値で設定する必要があります。この設定方法は、マニュアルの〔⑦ご依頼主情報を固定情報で取り込みする方法〕または別冊マニュアルの〔4.初期設定機能説明書 1-1-6〕を参照してください。 一方、楽天データなどでは同一顧客のデータが複数行にわたって存在する場合があります。このような場合、ゆうプリRでは「お客様管理番号」のブレイク欄にチェックを入れることで、同一顧客のデータを1件に集約することができます。このブレイク設定機能は、データの重複を取り除き、効率的なデータ処理を実現する上で重要な役割を果たします。 ご依頼主情報の固定化とブレイク設定は、ゆうプリRの効率的なデータ処理に欠かせない機能であり、ユーザーはこれらの機能を適切に活用することで、作業時間の大幅な削減と、正確性の向上を期待できます。 マニュアルを参照することで、これらの設定をスムーズに行うことができます。

II.送り状種別の自動設定とご依頼主情報の設定

ゆうプリR は、取り込みデータに基づき、お客様指定配送種類元払代引)を自動的に設定します。例えば、楽天データの決済方法が『代金引換』の場合、『代引』として設定されます。また、Amazonデータのように、ご依頼主情報がデータに含まれない場合は、ゆうプリR上で固定値としてご依頼主情報を設定する必要があります。この設定方法はマニュアル〔⑦ご依頼主情報を固定情報で取り込みする方法〕または別冊〔4.初期設定機能説明書 1-1-6〕を参照ください。

1. 送り状種別の自動設定

ゆうパックプリントR(ゆうプリR)は、取り込んだECサイトの注文データに基づいて、送り状の種類を自動的に設定する機能を備えています。具体的には、決済方法や配送区分といったデータ項目を判断基準として、送り状種別(お客様指定配送種類)を自動的に決定します。例えば、楽天市場からのデータを取り込む場合、決済方法が「代金引換」であれば「代引」、それ以外の場合は「元払」として自動的に設定されます。Amazonの場合は、支払い方法(payment-method)項目の有無で代引か元払かが判断されます。Yahoo!ショッピングでは、お支払い方法種別(Card Type)が'2'の場合に'代引'が設定されます。また、配送区分が「冷蔵便」であれば「チルド」が追加されるなど、より詳細な条件設定も可能です。この自動設定機能によって、ユーザーは手動での設定作業を大幅に削減でき、作業効率の向上に繋がります。さらに、この自動判定は、様々なECサイトに対応できるよう、それぞれのサイトのデータフォーマットに合わせてカスタマイズされています。これにより、多様なECサイトからのデータを取り込んでも、スムーズに送り状を作成することができます。 この機能は、ミスを減らし、迅速な発送処理を可能にする上で非常に重要です。

2. ご依頼主情報の自動設定と固定化

ゆうプリRでは、多くの場合、ご依頼主情報は取り込みデータから自動的に取得して設定されます。しかし、AmazonなどのECサイトでは、ご依頼主情報が取り込みデータに含まれていない場合があります。そのような場合、ゆうプリRでは、ユーザーが任意の情報で、ご依頼主情報を固定値として設定することが可能です。この設定を行うことで、Amazonからのデータであっても、正確な送り状を作成できます。固定値の設定方法は、本マニュアルの〔⑦ご依頼主情報を固定情報で取り込みする方法〕、または別冊マニュアルの〔4.初期設定機能説明書 1-1-6〕に詳細が記載されています。これらのマニュアルを参照することで、ユーザーは簡単に設定を行うことができます。ご依頼主情報を固定値で設定する機能は、特定の情報を常に使用したい場合や、データに不備がある場合などに非常に役立ちます。 設定の手順は明確で、初心者でも容易に理解し、実行できるよう配慮されています。この機能により、ユーザーは、一貫した送り状情報の作成を実現し、発送作業の精度を高めることができます。さらに、この機能は、様々なECサイトからのデータに対応するように設計されており、柔軟な対応が可能です。

III.データフィルタ設定とブレイク設定

ゆうプリRでは、より効率的なデータ処理のためにデータフィルタ設定が可能です。例えば、『配送区分』が『2(冷蔵便)』または『3(冷凍便)』の場合、お客様指定配送種類に『チルド』や『冷凍』を付加する設定が可能です。また、楽天データのように同一顧客データが複数存在する場合、 「お客様管理番号」のブレイク設定でデータを集約できます。これにより、重複データの取り込みを防ぎ、作業効率を向上させます。各ECサイトのデータ項目(例: 楽天の注文番号、Amazonpayment-method)とゆうプリRの取込項目のマッピングが重要となります。

1. データフィルタ設定による条件分岐と送り状種別の詳細設定

ゆうパックプリントR(ゆうプリR)では、データフィルタ機能を利用して、取り込んだデータに基づいて条件分岐を行い、送り状の種類を詳細に設定することができます。例えば、配送区分が「2(冷蔵便)」の場合と「3(冷凍便)」の場合で、それぞれ異なる送り状種別を割り当てる設定が可能です。また、決済方法が「代金引換」で配送区分が「2(冷蔵便)」や「3(冷凍便)」の場合は、「代引冷凍」といったように、複数の条件を組み合わせた複雑な条件分岐にも対応できます。この機能は、ECサイトからのデータに含まれる様々な条件を考慮して、適切な送り状を作成する際に非常に役立ちます。 さらに、楽天データの取り込み設定においては、商品番号や商品名を固定値で優先的に設定する機能も追加されています。これにより、データの不整合によるミスを減らし、より正確な送り状作成を支援します。 フィルタ設定は、ユーザーのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるため、様々なビジネスシーンで活用できます。 これらの高度なフィルタ設定機能は、効率的な業務遂行に大きく貢献します。

2. ブレイク設定による同一顧客データの集約

楽天データなど、同一顧客のお客様管理番号が複数行にわたって存在する場合、ファイル取り込み時に重複データが発生する可能性があります。ゆうプリRでは、そのような重複を防止するために「ブレイク設定」という機能が用意されています。 このブレイク設定は、「お客様管理番号」のブレイク欄にチェックを入れることで有効になります。チェックを入れると、同一のお客様管理番号を持つ複数行のデータが、ファイル取り込み時に1件のデータとして集約されます。この機能により、データの重複による処理の遅延や、誤った送り状作成を回避することができます。 ブレイク設定は、特に大量の注文データを取り扱う場合に有効で、作業効率の向上に大きく貢献します。 この機能は、データ処理の正確性と効率性を両立させるために非常に重要な役割を果たします。 ユーザーは、この機能を活用することで、よりスムーズで正確なデータ処理を実現できます。

IV.Yahoo ショッピング 楽天等のデータ取込時の注意点

Yahoo!ショッピング楽天の注文データ取込においては、お届け先の敬称は自動設定されません。そのため、敬称にバラつきがある場合は、取り込み後に個別に修正するか、フィルタ設定で敬称を固定する必要があります。特に、楽天オークションデータ取込時は、ご依頼主情報が取り込まれないため、事前に固定設定が必要です。

1. お届け先の敬称設定に関する注意点

Yahoo!ショッピングや楽天市場などの注文データを取り込む際、お届け先の敬称は自動的に設定されません。そのため、お届け先によって敬称が異なる場合は、データを取り込んだ後に、個別に修正する必要があります。全てのデータで敬称を統一したい場合は、フィルタ設定で敬称を固定値に設定することで、一括で修正できます。この設定は、データ取り込み後の手作業を減らすために重要です。 敬称の設定を事前に確認し、必要に応じてフィルタ設定で固定値を設定することで、作業効率を大幅に改善できます。 この点は、データ取り込み前に十分に理解しておくべき重要な点です。 効率的な作業を行うためには、データ取り込み前にお届け先の敬称の統一性について検討し、適切な対応を行う必要があります。

2. 楽天オークションデータ取込時のご依頼主情報設定

楽天オークションデータを取り込む際には、ご依頼主情報がデータに含まれていないため、事前にゆうプリR上でご依頼主情報を固定値として設定する必要があります。 この設定を事前に済ませておくことで、データ取り込み後のエラーや作業遅延を防ぐことができます。 設定方法は、本マニュアルの〔⑦ご依頼主情報を固定情報で取り込みする方法〕を参照してください。 楽天オークションデータ特有のこの点に注意し、必要な設定を事前に完了させることで、スムーズなデータ取り込みと送り状作成を実現できます。 データの種類やフォーマット(カンマ区切り、タブ区切り、文字コード:Shift-JIS、囲み文字:ダブルクォーテーション)なども確認し、正しく設定しましょう。 事前に設定を怠ると、データ取り込みに失敗したり、不正確な送り状が作成されたりする可能性があるので注意が必要です。

V.Amazonデータ取込設定の詳細

Amazonデータ取込では、optionなしデータ複数購入データギフトデータプロモーションデータ請求先情報データお届け日時指定データ代金引換データ全項目データなど、様々なデータタイプに対応しています。 各データタイプ毎に、データ形式(カンマ区切り、タブ区切り)、文字コード(Shift-JIS)、囲み文字(ダブルクォーテーション)などを設定する必要があります。重要なデータ項目として、payment-methodship-service-levelitem-priceなどがあります。

1. Amazonデータの種類と取り込み設定

ゆうプリRは、Amazonからダウンロードできる様々な種類のデータに対応しています。具体的には、オプションなしデータ、複数購入データ、ギフトデータ、プロモーションデータ(無料商品データを含む)、請求先情報データ、お届け日時指定データ、代金引換データ、そして全項目データなどです。それぞれのデータタイプに対して、データ種類、フォーマット種別(AMAZON)、文字コード(Shift-JIS)、データ形式(カンマ、タブ区切り)、囲み文字(ダブルクォーテーション)、重量単位(g)、列見出しの有無、データ種別(単純明細)、区切り文字(カンマ、ただしフィルタ設定上はカンマ固定)、データ項目数などを指定する必要があります。 これらの設定項目は、Amazonが提供するデータの仕様に合わせて調整されています。 例えば、プロモーションデータや請求先情報データでは、ship-postal-code(配送先郵便番号)、ship-phone-number(配送先電話番号)、ship-country(配送先国コード)といった項目が重要になります。また、代金引換データではpayment-method(支払い方法)が重要な項目となります。 これらの設定を正確に行うことで、Amazonからのデータを取り込み、正確な送り状を作成することができます。

2. ご依頼主情報の設定と注意点

Amazonデータにはご依頼主情報が含まれていないため、必ずゆうプリR上でご依頼主情報を固定値として設定する必要があります。この設定は、本マニュアルの〔⑦ご依頼主情報を固定情報で取り込みする方法〕または別冊マニュアルの〔4.初期設定機能説明書 1-1-6〕を参照して行ってください。 Amazonデータの取り込みにおいて、ご依頼主情報の適切な設定は正確な送り状作成に不可欠です。 設定を誤ると、送り状に誤った情報が記載され、配送に支障をきたす可能性があります。 そのため、マニュアルをよく読んで、正しく設定することが重要です。 また、payment-method項目は代金引換の判断に用いられ、payment-method-fee(手数料)、already-paid(Amazonギフト券で支払われた前払い額)といった項目もAmazonデータに含まれる場合があり、必要に応じて設定や確認が必要です。これらの項目を正しく理解し設定することで、より正確なデータ取り込みを実現し、業務の効率化を図ることができます。

3. その他重要なAmazonデータ項目

Amazonデータには、ship-service-level(出品者が使用するフルフィルメントサービス)、gift-wrap-price(ギフト包装代金)、shipping-price(配送料)、item-price(商品価格)、currency(通貨)など、様々な項目が含まれています。これらの項目は、商品や配送に関する重要な情報を含んでおり、ゆうプリRでの設定や確認が必要となる場合があります。 特に、item-priceshipping-pricegift-wrap-priceなどの金額情報は、料金計算に直接影響するため、正確なデータの取り込みが重要です。 また、quantity-purchased(購入個数)は、個数明細に反映されるため、複数商品購入データを取り扱う際には注意が必要です。 ship-postal-codeship-phone-numbership-country等の配送先情報も正確に設定する必要があります。 これらの項目を正しく理解し、適切な設定を行うことで、ゆうプリRによるAmazonデータの取り込みを効率化し、正確な送り状作成を実現できます。