取扱説明書

Panasonic PC操作マニュアル

文書情報

言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 2.09 MB
会社

パナソニック

文書タイプ 取扱説明書

概要

I.重要な安全情報と免責事項

このパナソニックPCは、医療機器など人命に関わる機器での使用を意図していません。誤った操作、静電気、故障などにより、ハードディスク内のデータが消失する可能性があります。当社は、これらの機器への使用による損害、データの消失について一切責任を負いません。データ消去は、お客様の責任において行う必要があります。(キーワード: パナソニックPC, データ消去, 免責事項, ハードディスク, 安全情報)

1. 使用上の注意と免責 医療機器等への使用禁止

このパナソニックPCは、医療機器、生命維持装置、航空交通管制機器、その他人命に関わる機器/装置/システムでの使用を意図していません。これらの機器への使用は、絶対に避けてください。本製品を上記機器で使用したことによって発生するいかなる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。この点につきましては、ユーザーは十分に注意し、責任ある使用をお願いいたします。安全情報として、この機器の用途を理解し、正しく使用することが不可欠です。免責事項の範囲を理解し、自己責任において使用することが重要です。医療機器生命維持装置などへの使用は、絶対にしないでください。間違った使用方法によって発生するリスクは、ユーザーがすべて負うことになります。

2. データ消失リスクと予防策

お客様または第三者の誤操作、静電気などのノイズ、機器の故障・修理などにより、ハードディスクに保存されたデータが変化または消失する可能性があります。データの損失を防ぐためには、バックアップの定期的な作成が不可欠です。ハードディスク保護機能の設定も有効な手段ですが、完全にデータを保護できるとは限りません。この機能を利用する際には、『操作マニュアル』の「セキュリティ機能」をよく読んでください。大切なソフトウェアやデータを保護するために、細心の注意を払うようにしてください。データセキュリティを確保するために、ユーザー自身による適切な管理が求められます。ハードディスクへのアクセス制限や、定期的なデータのバックアップなどを検討しましょう。

3. データ消去の重要性と方法

パソコンを廃棄または譲渡する際には、ハードディスク内のデータを完全に消去することが非常に重要です。データ流出のリスクを軽減するため、データ消去はユーザー自身の責任で行うべきです。データ消去には、専用のソフトウェアやサービス(有償)の利用、あるいは物理的な破壊(金槌や強い磁気など)が推奨されています。本機にはハードディスクデータ消去ユーティリティが搭載されていますが、完全な消去を保証するものではありません。データ消去ユーティリティは、データを上書きする方法で消去しますが、予期せぬ誤動作や誤操作によって完全に消去できない可能性があり、特殊な機器で読み出される可能性も残ります。そのため、機密性の高いデータの場合は、専門業者への依頼が安全です。データ消去に関するお問い合わせは、パナソニックPCのホームページ、お客様ご相談センター、またはリース・レンタル会社の問い合わせ窓口をご利用ください。

II.ハードディスク保護とデータ消去方法

本機にはハードディスク保護機能があります。この機能を有効にすると、他のコンピューターではデータの読み書きができなくなります。しかし、完全なデータ保護は保証できません。データの完全消去には、専用のソフトウェアやサービス(有償)を利用するか、物理的にハードディスクを破壊する必要があります。本機にはハードディスクデータ消去ユーティリティが搭載されていますが、完全な消去は保証できません。(キーワード: ハードディスク保護, データ消去, ハードディスクデータ消去ユーティリティ, データ完全消去)

1. ハードディスク保護機能

本機にはハードディスク保護機能が搭載されています。この機能を有効化すると、ハードディスクを別のコンピュータに接続しても、データの読み書きができなくなります。元のコンピュータに戻せば、通常通りデータの読み書きが可能になります。ただし、ハードディスクを取り外す前と全く同じセットアップユーティリティの設定にしておく必要があります。重要なのは、この機能はデータの完全な保護を保証するものではない点です。ハードディスクの物理的な紛失や盗難など、他のリスクに対する対策は別途講じる必要があります。『操作マニュアル』の「セキュリティ機能」を参照して、適切な設定を行ってください。データセキュリティの観点から、ハードディスク保護機能はデータ紛失のリスクを軽減する一つの手段として活用できますが、万能ではありません。

2. データ消去方法 完全消去の重要性と手順

パソコンの廃棄や譲渡時には、ハードディスク内のデータを完全に消去することが重要です。データ流出を防ぐため、お客様ご自身の責任において、データ消去を行う必要があります。データ消去には、専用のソフトウェアやサービス(有償)の利用、または物理的な破壊(金槌などでハードディスクを破壊する)が推奨されています。本機にはハードディスクデータ消去ユーティリティが搭載されていますが、このユーティリティも、予期せぬ誤動作や誤操作により完全に消去できない可能性があり、特殊な機器で読み出される可能性も残ります。完全にデータを消去したい場合、特に機密性の高いデータを扱う場合は、専門業者にデータ消去を依頼することを検討してください。データ消去は、データセキュリティを確保するための重要な手順です。データ完全消去の重要性を理解し、適切な方法を選択することが必要不可欠です。

3. データ消去ユーティリティとサポート窓口

本機に搭載されているハードディスクデータ消去ユーティリティは、データを上書きする方式でデータ消去を行います。しかし、完全な消去を保証するものではないことをご理解ください。予期せぬ誤動作や誤操作、あるいは特殊な機器の使用によって、データが復元される可能性があることを留意しておく必要があります。データ消去に関するより詳細な情報は、操作マニュアルの37ページを参照してください。データ消去に関するご質問や不明な点については、以下の窓口をご利用ください。パナソニックPCのホームページ(http://panasonic.biz/pc/prod/common/eco.html)、パナソニックパソコンお客様ご相談センター(フリーダイヤル 0120-873029)、リース・レンタル会社への返却については、各社の問い合わせ窓口をご利用ください。データ消去に関するサポート体制が整っていますので、安心してご利用いただけます。

III.Windows Updateとデータセキュリティ

Windows Updateは利用できますが、ドライバーの更新はパナソニックのホームページの案内に従ってください。データの管理情報が変更されデータが読み出せなくなる可能性がありますが、データ自体は残っている場合があります。そのため、悪意のある者によってデータが読み取られる可能性があります。データの完全な消去は、廃棄・譲渡前に必須です。(キーワード: Windows Update, データセキュリティ, データ消去, データ完全消去)

1. Windows Updateの利用とドライバー更新

このパナソニックPCでは、Windows用の最新サービスパックや修正プログラムを適用できます。ただし、ドライバーの更新については注意が必要です。ドライバーの更新が必要な場合は、弊社のホームページでお知らせしますので、それ以外のドライバー更新は行わないでください。Windows Updateはシステムの安定性とセキュリティの向上に役立ちますが、安易なドライバー更新は予期せぬトラブルにつながる可能性があります。そのため、必ず公式の情報源を確認し、指示に従って更新を実施することが重要です。自己判断によるアップデートは、システムのデータセキュリティに悪影響を与える可能性があります。Windowsのアップデートは、公式の情報に基づいて行うようにしましょう。

2. データの潜在的リスクとセキュリティ対策

Windows Updateなどの操作を行っても、ハードディスク内のファイル管理情報が変更され、データが呼び出せなくなる可能性があります。しかし、この場合でも、本来のデータはハードディスクに残っていることがあります。特殊なデータ復元ソフトウェアを使えば、これらのデータを読み取ることが可能です。そのため、悪意のある者によって重要なデータが読み取られ、予期せぬ用途に利用されるリスクがあります。データセキュリティを確保するためには、データ消去が不可欠です。特に、パソコンを廃棄・譲渡する際は、ハードディスク内のすべてのデータを完全に消去する必要があります。データセキュリティを確保するため、適切なデータ消去方法を選択することが非常に重要です。データの機密性に応じて、ソフトウェアによる消去、物理的破壊、あるいは専門業者への依頼などを検討する必要があります。

3. データ消去の重要性と安全な廃棄 譲渡

ハードディスク内の重要なデータの流出を防ぐためには、パソコンの廃棄や譲渡前に、ハードディスクに記録されたすべてのデータを完全に消去する必要があります。これはユーザーの責任において行われるべきであり、データセキュリティの観点から極めて重要です。データ消去の方法としては、専用のソフトウェアやサービス(有償)を利用する方法、またはハードディスクを物理的に破壊する方法があります。これらの方法で、データを完全に消去できたとしても、100%安全とは限りません。高度な技術を用いれば、消去されたデータを復元できる可能性があるためです。したがって、機密性の高いデータを扱う場合は、専門業者にデータ消去を依頼することが推奨されます。データセキュリティを確保するために、適切な手順と方法を選ぶことが非常に大切です。データ完全消去は、データセキュリティ対策の重要な一環です。

IV.パスワードリセットとバックアップ

パスワードを忘れた場合のためのパスワードリセット機能があり、USBフロッピーディスクドライブ(品番:CF-VFDU03J)が必要です。また、再インストールを行うとデータが消去されるため、重要なデータは必ずバックアップを取っておく必要があります。(キーワード: パスワードリセット, バックアップ, データ消去, CF-VFDU03J)

1. パスワードリセット機能 パスワード紛失対策

Windowsのログオンパスワードを忘れてしまった場合に備え、パスワードリセット機能が用意されています。この機能を利用するには、事前にパスワードリセットディスクを作成しておく必要があります。パスワードリセットディスクの作成には、別売りのUSBフロッピーディスクドライブ(品番:CF-VFDU03J)が必要です。このドライブを本機に接続し、手順に従ってディスクを作成することで、パスワードを忘れてしまった場合でも、新しいパスワードを設定できます。この機能は、データセキュリティの観点から重要な役割を果たします。パスワード管理を適切に行うことで、不正アクセスを防止し、データを保護することができます。パスワードリセット手順を事前に理解し、ディスクを安全に保管しておくことが重要です。 パスワード紛失時の対処法を事前に理解しておくことで、トラブル発生時の対応がスムーズになります。

2. バックアップの重要性と手順

ユーザーが作成したデータは、必ずバックアップを取っておく必要があります。これは、コンピュータの故障やトラブル発生時のデータ復旧に不可欠です。バックアップは、データセキュリティを確保するための重要な対策です。再インストールを実行すると、ハードディスクの内容は消去され、工場出荷時の状態に戻ります。そのため、再インストール前にバックアップを取っていない場合は、すべての個人データが失われます。バックアップディスクは、再インストールが必要になった場合に、ハードディスクの内容をお買い上げ時とほぼ同じ状態に戻すために使用します。トラブル発生前にバックアップを作成しておけば、データの損失を防ぐことができます。バックアップは、データを保護するための基本的な手順です。定期的にバックアップを作成し、安全な場所に保管しましょう。特に、重要なデータについては、複数の場所にバックアップを取っておくことが推奨されます。データ復旧を容易にするためにも、バックアップは必須です。

V.ソフトウェア使用許諾とアフターサービス

本ソフトウェアの著作権はパナソニックに帰属します。解析、変更、改造は禁止されています。不具合発生時は、パナソニック窓口(電話番号は省略)にお問い合わせください。アフターサービスはソフトウェアのバグ修正や使用方法の改良に関する情報提供に限定されます。(キーワード: ソフトウェア使用許諾, アフターサービス, パナソニック)

1. ソフトウェア使用許諾について

本ソフトウェア(コンピュータ本体に内蔵のハードディスク、付属のマニュアルやCD-ROMなどに記録または記載された情報)の使用権はお客様にありますが、著作権はお客様に移転しません。これは、ソフトウェアの知的財産権がパナソニックに帰属することを意味します。お客様は、本ソフトウェアをライセンスに基づいて使用することが許諾されており、ソフトウェアの複製、配布、改変などは、許諾されていない限り行うことができません。このライセンス契約は、ソフトウェアの使用に関する権利と制限を明確に定めています。ソフトウェアの不正使用や著作権侵害は、法的責任を問われる可能性があります。ソフトウェア使用許諾書の内容を十分に理解し、遵守することが重要です。ソフトウェアの適切な使用と著作権の保護に配慮しましょう。

2. ソフトウェアの解析 変更 改造の禁止

本ソフトウェアの解析、変更、改造は禁止されています。これらの行為によって、ソフトウェアに欠陥が生じたり、お客様に損害が発生した場合でも、弊社および販売店は一切の保証や責任を負いません。これは、ソフトウェアの安定性とセキュリティを維持するために不可欠な規定です。ユーザーによる無断の変更は、ソフトウェアの機能不全やセキュリティ上の脆弱性を招く可能性があり、その結果、データの損失やシステム障害など、重大な問題が発生する可能性があります。ソフトウェアの改変は、データセキュリティリスクを高めます。常に最新版のソフトウェアを使用し、公式なアップデート以外の手を加えないことが重要です。ソフトウェアアップデートは、必ず公式な手順に従って行いましょう。

3. アフターサービスの内容

本ソフトウェアの使用中に不具合が発生した場合は、弊社窓口まで電話または文書でお問い合わせください。お問い合わせいただいた不具合に関して、弊社が知り得た内容の誤り(バグ)や使用方法の改良など、必要な情報をお知らせいたします。アフターサービスは、ソフトウェアのバグ修正や使用方法に関する情報提供に限定されます。ハードウェアに関する問題は、別途対応が必要となりますのでご注意ください。製品に付属の「保証書」はコンピューター本体(ハードウェア)の保証に限定されています。ソフトウェアに関する保証は、本ソフトウェア使用許諾書に記載されている内容に準拠します。ソフトウェアに関するご質問やトラブルシューティングについては、弊社窓口へお気軽にお問い合わせください。迅速かつ的確なサポートを提供できるよう努めてまいります。アフターサービスは、ソフトウェアの不具合解決に関するサポートを提供するものです。

VI.その他重要な情報

低温時におけるハードディスクの誤動作防止機能、バッテリー駆動時間、ACアダプター仕様(AC100V)、ディスプレイの残像、画面回転機能、PCカード接続CDドライブの注意点などが記載されています。(キーワード: バッテリー, ACアダプター, ディスプレイ, PCカード接続CDドライブ)

1. 低温時におけるハードディスクの誤動作防止

電源投入時に「Warming up the system」と表示されたり、バッテリー状態表示ランプが緑色とオレンジ色に交互に点滅し、起動に時間がかかる場合があります(数分以上)。これは、低温時にハードディスクが誤動作するのを防ぐための機能です。ハードディスクは精密機器であり、低温下では動作が不安定になる可能性があります。この機能は、ハードディスクの保護とデータの安全性を確保するために重要な役割を果たしています。起動に時間がかかっても、しばらくお待ちください。ハードディスクの寿命を延ばすためにも、この機能は有効です。コンピュータの起動時間を短縮したい場合は、周囲の温度を高く保つなどの工夫が必要です。低温環境での使用時には、ハードディスクの動作に注意しましょう。

2. 電源に関する注意点

電源を切った後、再び電源を入れるまでには10秒以上の間隔を空けてください。また、バッテリーパックのみで使用する際は、電源スイッチを1秒以上スライドし続ける必要があります。これは、電源オフ時の待機電力を抑えるための設計であり、故障ではありません。バッテリー駆動時間や省電力機能など、バッテリーに関する情報も重要です。バッテリーの適切な使用方法は、バッテリーの寿命を延ばす上で重要です。長時間の使用や充電を繰り返すと、バッテリーの性能が低下する可能性があります。バッテリーの劣化を防ぐためには、適切な使用と充電方法を守る必要があります。バッテリーの状態を確認し、必要に応じて交換することを検討しましょう。 バッテリーの取り扱いに関する注意を守り、安全に使いましょう。

3. ディスプレイと省電力機能 操作方法

お買い上げ時は省電力設定がされているため、操作やデバイスへのアクセスがない状態が一定時間続くと、ディスプレイの電源が切れ、画面表示が消えます。この状態から復帰するには、キーボード、フラットパッド、タブレットボタン、タッチパネルのいずれかの操作を行う必要があります。アプリケーションソフトのインストール中であってもディスプレイの電源が切れることがありますが、この場合、CtrlやShiftなどの動作に影響のないキーを押してください。ディスプレイの電源が切れるのは、省電力機能によるものであり故障ではありません。ディスプレイの明るさやコントラストなどを調整することで、省電力性をさらに高めることができます。ディスプレイの適切な使用方法を守り、長く使用できるようにしましょう。また、「操作マニュアル」や「バッテリー等の上手な使い方」を初めて起動した際には、Acrobat Readerのソフトウェア使用許諾契約書が表示される場合がありますので、内容を確認の上、「同意する」を選択してください。表示サイズによってはイラストが見えにくい場合がありますので、その場合は表示を拡大してください。

4. 機器の保管 持ち運び お手入れ

本機は、ディスプレイやハードディスクドライブへの衝撃が小さくなるように設計されていますが、衝撃による故障は保証しかねます。精密機器ですので、取り扱いには十分注意してください。予備のバッテリーパック(別売り)を用意しておくことをおすすめします。予備のバッテリーパックは、ビニール袋などに入れて持ち運んでください。ディスプレイを開けたまま持ち運んだり、ディスプレイを持って持ち運ばないでください。航空機で持ち運ぶときは、破損等を避けるためコンピュータやディスクなどは手荷物としてお持ちください。航空機内での使用は、航空会社の指示に従ってください。電源を切ってから持ち運んでください。落としたり、机の角などにぶつけないように注意してください。外部装置やケーブル、本体から突き出たPCカードをすべて取り外してください。適切な保管と取り扱いにより、機器の寿命を延ばすことができます。バッテリーハードディスクなどの精密部品を衝撃から守ることで、故障を予防できます。

5. その他の技術情報と日付時刻設定

LAN(ネットワーク)に接続している場合は、サーバーの日付/時刻を確認してください。西暦2100年以降は、日付と時刻が正しく認識されません。一部のUSB機器を接続していると本機が起動しない場合があります。USB機器を外すか、セットアップユーティリティの「詳細」メニューで「レガシーUSB」を「無効」に設定してください。Windows XPでは、コントロールパネルからパスワードを設定し、スタンバイからの復帰時にパスワード入力を求めるように設定できます。日付と時刻の設定が正しくてもすぐに表示が違ってくる場合は、クロックバッテリー (リチウム電池) の残量が不足している可能性があります。この場合は、ご相談窓口にご連絡ください。セットアップユーティリティやシステム設定に関する情報が記載されています。正確な日付時刻の設定は、システムの正常動作に重要です。また、USB機器の接続状況もシステム起動に影響を与える可能性があります。