MKN713-A9L72サーバーサービス活用ガイド

AiSEG2サーバーサービス登録ガイド

文書情報

言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 7.47 MB
文書タイプ マニュアル

概要

I.AiSEG2のサーバーバックアップとデータ管理

AiSEG2は、設定および計測データをパナソニックのサーバーに毎日自動バックアップします。このバックアップ機能は、AiSEG2の交換時などにデータを新しい機器へリストアする際に必須です。確認コードを必ず保管してください。また、microSDカードを使ったバックアップ/リストアも可能です。 サーバーバックアップは無料ですが、パケット通信費用はお客様負担となります。

1. AiSEG2の自動バックアップ機能

AiSEG2は、各種設定および計測データをパナソニックのサーバーに自動的にバックアップする機能を備えています。このバックアップは、ご登録時点から毎日1回自動で行われます。この機能は、機器の故障や交換時におけるデータの復旧に非常に重要です。 AiSEG2バックアップは、ユーザーにとってデータの安全性を確保する重要な要素であり、万が一の場合でもデータを復元できる安心感を与えます。 データの消失を防ぎ、サービスの継続性を維持するために、この自動バックアップ機能は不可欠です。 サーバーバックアップの頻度は毎日1回と高く設定されているため、データの最新性を保つことができます。 定期的なバックアップは、データ保全の観点から非常に重要です。バックアップの自動化により、ユーザーの手間を省き、データ管理を容易にしています。 AiSEG2の設定データや電力使用状況などの重要な情報が確実に保護されるよう設計されています。

2. microSDカードによるバックアップ リストア

サーバーバックアップに加えて、microSDメモリーカードを用いたバックアップとリストアも可能です。これは、インターネット接続環境がない場合でも、データの保存と復元を可能にする重要な代替手段です。 設定マニュアル(59~62ページ)を参照して、この方法によるバックアップとリストアの手順を確認することができます。 microSDカードへのバックアップは、サーバーバックアップと併用することで、データの二重化を実現し、より安全なデータ管理を可能にします。 特に、インターネット接続が不安定な環境では、このオフラインバックアップ機能が不可欠となります。 データのリストアを行う際には、確認コードが必要となるため、このコードは大切に保管する必要があります。確認コードを紛失すると、データの復元ができなくなるため、注意が必要です。この確認コードは、データのセキュリティ保護にも貢献しています。AiSEG2のデータ移行をスムーズに行うためにも、この方法を理解しておくことが重要です。

3. 確認コードとデータリストア

データのリストア(復元)を行う際には、5ページで発行される確認コードが必要です。このコードは、データの不正なアクセスを防ぎ、セキュリティを確保するための重要な要素です。確認コードの紛失は、データの復元を不可能にするため、必ず安全な場所に保管する必要があります。確認コードは、データをリストアする際に必要となるため、紛失しないよう注意が必要です。(取扱説明書31ページ参照)。 確認コードの更新も可能であり、セキュリティの観点から定期的な更新が推奨されています(18ページ参照)。 新しいAiSEG2へのデータ移行(リストア)には、この確認コードが不可欠です。 AiSEG2交換時におけるデータの復元手順を理解し、必要な手順を確実に実行することが重要です。 データリストアの際には、新しいAiSEG2が工場出荷時の状態である必要があります。エネルギー計測ユニットが既に登録されている場合は、リストアを行うことができません。

4. サーバーサービスとパケット通信費用

サーバーサービスはインターネット回線に接続している場合のみ登録可能です。このサービスは無料で提供されていますが、サーバーとの間のパケット通信費用はお客様のご負担となります。 この点にご注意いただき、通信環境をご確認の上、サービスをご利用ください。 インターネット接続環境が必須である点、また、通信費用が発生する点については、サービス利用前に十分に理解しておく必要があります。 無料サービスであるものの、通信費用が発生する点に注意が必要です。 安定したインターネット回線環境が、AiSEG2とサーバー間のデータ通信を円滑に行う上で重要となります。 快適なサービス利用のために、適切な通信プランを選択することが推奨されます。

II.スマートHEMSサービスによる遠隔監視

専用アプリ「スマートHEMSサービス」を使用すれば、外出先からでも使用電力量太陽光発電量を確認できます。対応OSはAndroid 4.3~7.0、iOS 9.0~10.3.2です(2017年6月現在)。アプリは無料ですが、ダウンロードには別途通信料が発生します。 AiSEG2 1台につき登録できるPanasonic IDは4つまで、1つのPanasonic IDにつき登録できるスマートフォンは2台までです。連携コードの発行が必要です。

1. スマートHEMSサービスの概要と機能

専用アプリ「スマートHEMSサービス」は、AiSEG2と連携することで、外出先からでもご家庭の使用電力量太陽光発電量などを確認できるHEMSサービスを提供します。 このサービスを利用することで、エネルギー消費状況をリアルタイムで把握し、省エネ対策に役立てることができます。 スマートHEMSは、遠隔監視機能により、いつでもどこでもエネルギー使用状況を確認できる利便性を提供します。 これにより、無駄な電力消費の削減や、より効率的なエネルギー管理が可能になります。 HEMSサービスは、電力使用状況の可視化を通じて、ユーザーの省エネルギー意識を高める役割を果たします。 スマートHEMSサービスは、AiSEG2と連携することで、より高度なエネルギー管理を実現します。 アプリを通して、家計に優しいエネルギー管理を実現できる点が大きな魅力です。

2. 対応スマートフォンと登録制限

スマートHEMSサービスに対応しているスマートフォンは、(2017年6月現在) Android端末ではAndroid 4.3~7.0、iPhoneではiOS 9.0~10.3.2です。 対応機種は限定されているため、利用前にご自身のスマートフォンのOSバージョンを確認する必要があります。 AiSEG21台につき登録できるPanasonic IDは最大4つ、1つのPanasonic IDにつき登録できるスマートフォンは最大2台までと制限があります。 複数のスマートフォンやユーザーで利用する場合は、この制限を考慮する必要があります。 スマートフォンの機種変更や追加を行う際には、連携コード乗り換えコードの発行が必要になります。 連携コードPanasonic IDごとに発行され、再利用はできません。 これらのコード発行の手順は、アプリ内またはパナソニックのホームページで確認できます。

3. アプリのダウンロードとメール受信設定

スマートHEMSサービスアプリは無料で利用できますが、アプリのダウンロードには別途通信料が発生します。 アプリのダウンロード前に、通信料金プランを確認しておくことが重要です。 パナソニックからの重要なメールを受信できるように、ドメイン設定を行う必要があります。「gg.jp.panasonic.com」からのメールを受信できるように設定してください。 この設定は、アプリの利用に必要な情報やアップデートに関する通知を受け取るために必要不可欠です。 メール受信設定が適切に行われていないと、重要な情報を見逃す可能性があります。 スマートHEMSサービスの円滑な利用のためには、メール受信設定を事前に確認・設定することを強く推奨します。

III.AiSEG2と連携機器の使い方ガイド

AiSEG2対応機器(IHクッキングヒーターエアコンなど)では、スマートフォン・タブレットで使い方ガイドを表示できます。 天気予報情報と連携した機能(太陽光発電の余剰電力によるエコキュート沸き増し運転)も利用可能です(条件あり)。

1. AiSEG対応機器と使い方ガイド

AiSEG2は、IHクッキングヒーターエアコンなどのAiSEG対応機器と連携し、それらの機器の使い方ガイドをスマートフォンやタブレットで表示する機能を提供しています。この機能は、機器の操作方法を分かりやすく説明することで、ユーザーの利便性を向上させることを目的としています。 取扱説明書(詳細版)142ページには、この使い方ガイドに関する詳細な情報が記載されています。 AiSEG対応機器は、AiSEG2との連携により、より高度な機能や制御が可能になります。 使い方ガイドの表示は、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスに限定されています。 これにより、ユーザーは、機器の操作方法をいつでも手軽に確認することができます。 IHクッキングヒーターエアコンといった家電製品の操作に不慣れなユーザーにとっても、この機能は大きな助けとなります。 この機能によって、ユーザーは機器の機能を最大限に活用し、快適な生活を送ることができます。

2. 天気予報情報との連携機能

AiSEG2は、サーバーから取得した天気予報情報と連携し、太陽光発電の余剰電力によるエコキュートの沸き増し運転を行う機能を備えています。 この機能は、太陽光発電で余剰電力が発生した場合に、その電力を有効活用することで、省エネに貢献します。 取扱説明書(詳細版)144ページ186ページには、天気予報情報表示とエコキュート沸き増し運転に関する詳細な説明が記載されています。 この機能を利用するには、特定の条件を満たす必要があります。 太陽光発電システムエコキュートを導入しているユーザーにとって、この機能は非常に便利です。 エコキュート沸き増し運転は、天候状況に応じて最適な運転制御を行い、エネルギー効率を高めます。 天気予報と連携したこの機能により、ユーザーはより賢く、効率的にエネルギーを管理することができます。 AiSEG2は、天候情報を活用することで、ユーザーの生活をより快適にするための様々な機能を提供します。

IV.電力会社料金プランのダウンロードとデータ提供サービス

サーバーサービスに登録すると、各電力会社の料金プランをダウンロードできます。 また、データ提供サービスに登録すると、AiSEG2の計測データがサービス提供事業者に提供されます。データ提供にはデータ提供コードが必要で、お客様とサービス提供事業者間の契約が必要です。(パナソニックはサービス提供事業者ではありません)。

1. 電力会社料金プランのダウンロード

AiSEG2サーバーサービスに登録することで、各電力会社の料金プランをダウンロードできる機能が利用可能です。この機能は、ユーザーが自身の電力使用状況に基づいて最適な料金プランを選択することを支援します。 取扱説明書(詳細版)40ページには、料金プランのダウンロード方法に関する詳細な手順が記載されています。 この機能により、ユーザーは、より経済的な電力利用を実現できる可能性があります。 電力料金プランの比較検討は、電気代の節約に繋がる重要なステップです。 サーバーサービスへの登録は、この機能を利用するための前提条件となります。 ユーザーは、自身にとって最も有利な電力料金プランを容易に比較検討し、選択することができます。 この機能は、ユーザーの経済的な負担軽減に貢献する重要な役割を果たします。

2. データ提供サービスの概要と注意点

サーバーサービスに登録すると、AiSEG2に蓄積された計測データがパナソニックのサーバーに送信され、ユーザーの同意に基づいてサービス提供事業者に提供される場合があります。 このデータ提供サービスは、ユーザーとサービス提供事業者間の契約に基づいて提供されます。 パナソニック自身はサービス提供事業者ではありません。取扱説明書(詳細版)21ページおよび25~26ページに詳細が記載されています。 計測データの提供には、データ提供コードが必要です。 ユーザーは、データの提供について十分に理解した上で、同意する必要があります。 データ提供サービスの利用には、お客様とサービス提供事業者との間の契約が必須です。 データ提供コードは、セキュリティ上の理由から、再発行された場合、元のコードとは異なります。 データ提供サービスの利用を停止または再開するには、サービス提供事業者への連絡が必要となる場合があります。

V.AiSEG2の機器交換手順

AiSEG2を交換する際は、まずサーバーにデータをバックアップし、新しいAiSEG2にリストアする必要があります。 **AiSEG (MKN700/MKN702)**からAiSEG2への交換手順はパナソニックのホームページを参照ください。 交換後は、無線機器、スマートメーターなどを再登録する必要があります。

1. AiSEG2 交換時のデータバックアップとリストア

現在使用しているAiSEG2を新しい機器に交換する際には、既存の設定および計測データを新しいAiSEG2へ移行する必要があります。このデータ移行は、まず現在のAiSEG2からデータをサーバーにバックアップし、その後、新しいAiSEG2にリストアすることで行います。 この手順は、データの損失を防ぎ、新しい機器でも継続してサービスを利用するために不可欠です。 サーバーバックアップは、インターネット回線が接続されている場合に自動的に行われます。 AiSEG2交換の手順は、microSDカードによるバックアップ/リストアと、サーバーを用いたバックアップ/リストアの2つの方法が提供されています。 確認コードは、データのリストアに必要となるため、必ずメモして保管しておく必要があります。 確認コードを紛失すると、データの復元ができなくなるため、注意が必要です。 **AiSEG (MKN700/MKN702)**からの交換手順は、パナソニックのホームページで確認することができます。

2. 新しいAiSEG2へのデータリストア手順と注意点

新しいAiSEG2にデータをリストアする際には、新しい機器が工場出荷時の状態である必要があります。エネルギー計測ユニットが既に登録されている場合は、リストアできません。 リストア完了後、AiSEG2は自動的に再起動します。 リストア操作は、確認コードを用いて行います。 新しいAiSEG2へのデータリストア後、改めてサーバーサービス登録を行う必要はありません。 新しいAiSEG2をインターネット回線に接続する前に、必ず現在のAiSEG2からLANケーブルを外してください。無線LAN接続の場合は電源を切る必要があります。(AiSEG2は1つのネットワークに1台しか接続できません)。 リストア後、交換前に使用していた無線機器、スマートメーター、機器名称などを再登録する必要があります。ネットワーク機器はLAN接続されていれば再登録不要です。 無線機器やスマートメーターの再登録手順は、設定マニュアルを参照してください。

文書参照

  • AiSEG⇒AiSEG2交換手順