
データ伝送サービス利用ガイド
文書情報
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 5.77 MB |
会社 | 中部銀行 (Chubu Bank) |
文書タイプ | 利用ガイド |
概要
I. データマスタ管理機能 受取人 従業員 支払人マスタの登録 検索 更新
本サービスは、受取人マスタ、従業員マスタ、支払人マスタの管理機能を提供します。各マスタは、金融機関コード、支店コード、口座番号等の情報に加え、顧客コード、従業員コード、支払人コードといった独自の識別子で管理できます。 CSVファイルによる一括登録も可能です。 検索機能は、全検索、コード、検索用カナ名称、検索グループによる絞り込みに対応し、オンライン都度/事前登録の口座も検索対象に含めることができます。表示順序は、コード順、名称順、口座順などから選択可能です。 登録済みのマスタは、参照・修正・削除が可能です。 個別入力画面からは、マスタ情報を新規登録できます。
1. 受取人マスタの管理
受取人マスタの登録、検索、更新、削除に関する機能が説明されています。 新規登録は「個別入力」ボタンから行い、既存データの参照・修正・削除は登録済み受取人マスタ一覧画面でラジオボタンを選択し、「詳細」ボタンを押下することで可能です。検索機能では、「全検索」、「コード」、「検索用カナ名称」、「検索グループ」の4つの検索条件が利用でき、「オンライン都度/事前登録の受取人も検索対象」にチェックを入れることで、オンラインで登録した振込先のマスタも検索できます。検索結果が複数の場合、選択画面が表示され、1件を選択できます。 顧客コード1、顧客コード2は、受取人を特定の順番に並べたい場合に、重複しない番号を入力します。表示順序はコード1順、コード2順、名称順、口座順から選択可能です。クリアボタンを押下すると、新規登録時は入力データが消去され、修正時は変更前の内容に戻ります。 外部ファイルからの入力や出力についても言及されており、ファイル仕様に関する記述もあります。 具体的な例として、ゆうちょ銀行の口座登録方法の説明があり、金融機関カナ名称に「ユウチヨ」、金融機関漢字名称に「ゆうちょ銀行」と登録されることが記載されています。支店コードは通帳記号5桁の中央3桁を入力する必要があると明記されています。
2. 従業員マスタの管理
従業員マスタに関しても、受取人マスタと同様の登録、検索、更新、削除機能が提供されています。「個別入力」ボタンによる新規登録、「従業員マスタ呼出」ボタンによる既存データの呼び出し、そして検索条件による絞り込みが可能です。検索条件は「全検索」、「検索用カナ名称」、「コード」、「検索グループ」から選択できます。従業員コード1、従業員コード2は、従業員を特定の順番に並べたい場合に、重複しない番号を入力します。検索用カナ名称は、法人略語を除いた従業員カナ名称が自動的に設定されますが、変更可能です。従業員のグループ指定は振込先のグループ分けに利用されます。表示順序は、従業員コード順、名称順、金額順、件数順から選択可能です。マスタの件数が20件以上の場合は、ページング機能が利用できます。 クリアボタンを押下すると、新規登録時は入力データが消去され、修正時は変更前の内容に戻ります。
3. 支払人マスタの管理
支払人マスタについても、受取人マスタ、従業員マスタと同様の機能が提供されています。 新規登録は「個別入力」ボタンから行い、既存データの呼び出しは「支払人マスタ呼出」ボタンから行います。検索条件は「全検索」、「検索用カナ名称」、「コード」、「検索グループ」の4種類です。 支払人コード1、支払人コード2は、支払人を特定の順番に並べたい場合に、重複しない番号を入力します。検索用カナ名称は、法人略語を除いた支払人カナ名称が自動的に設定されますが、変更可能です。支払人のグループ指定は振込先のグループ分けに利用されます。表示順序は、市区町村コード順、名称順、金額順、件数順から選択可能です。マスタの件数が20件以上の場合は、ページング機能が利用できます。クリアボタンを押下すると、新規登録時は入力データが消去され、修正時は変更前の内容に戻ります。 外部ファイル(CSVファイル)からの取り込みについても言及されており、委託者コード、金融機関コード等の項目が記載されています。金融機関コードが9900(郵便貯金口座)の場合、金融機関情報のチェックは行われないと明記されています。
II. 振込 振替処理と金融機関情報
振込、振替処理において、金融機関情報の正確性は重要です。システムは、登録済みの金融機関情報と最新の金融機関情報マスタを照合し、エラーチェックを行います。 ゆうちょ銀行など、特殊な金融機関の扱いについても対応しています。振込手数料は、当方負担/先方負担を選択でき、支払金額に基づき自動計算されます。ただし、手動で変更された手数料は、支払金額の変更後も自動再計算されません。
1. 金融機関情報チェック機能
本システムは、登録されている受取人マスタの金融機関情報(コード/名称)と支店情報(コード/名称)を最新の金融機関情報マスタと照合し、チェックを行う機能を備えています。このチェック機能は、データの正確性を確保するために重要であり、登録済みの金融機関情報と最新の情報との間に不一致があった場合、エラーとして表示されます。エラー内容を確認し、必要に応じて訂正を行うことができます。 具体的な手順としては、データコメント/依頼人名のリンクから遷移し、振込データの詳細情報(給与・賞与振込、地方税納入、預金口座振替など、取引の種類に応じて異なる情報が表示されます)を確認できます。その後、金融機関情報チェック機能が作動し、チェック結果が表示されます。エラーがあった場合は、対象データの「詳細」ボタンを押して、訂正を行うことができます。ゆうちょ銀行など、特殊な金融機関コード(例:9900)が指定されたファイルを取り込む際、金融機関情報チェックは省略される場合があります。 このチェック機能は、データ伝送の信頼性を高める上で重要な役割を果たしています。
2. 振込手数料と振込金額の計算
振込処理において、振込手数料は当方負担または先方負担を選択できます。支払金額を入力すると、選択した負担方法に応じて振込金額が自動的に計算されます。ただし、画面上で手数料を手動で変更した場合、支払金額を変更しても手数料は自動的に再計算されません。手数料を自動的に再計算するには、手動で入力した手数料をDeleteキーで削除するか、支払金額を0円にする必要があります。受取人マスタから口座を呼び出した場合も、マスタ登録時に設定された当方負担/先方負担の設定は、金額入力時に変更可能です。 この手数料計算機能は、振込処理における重要な要素であり、正確な金額計算を支援します。 手動による手数料変更には注意が必要で、自動計算を阻害する可能性があることに留意する必要があります。
3. 金融機関名称 支店名称検索
金融機関名および支店名の検索機能も提供されています。振込先口座選択画面や資金移動先口座選択画面の「口座検索」ボタンを押下することで、検索画面に遷移できます。検索画面では、必要な検索条件を入力し、「次へ」ボタンを押下することで、条件に一致する口座情報を検索し、結果を元の画面に表示します。 検索機能の詳細については、別途説明があり、「全検索」「コード」「検索用カナ名称」「検索グループ」の4つの検索条件を指定できます。受取人マスタ一覧画面では、「オンライン都度/事前登録の受取人も検索対象」のチェックボックスでオンラインで登録された口座を含めるかどうかを選択できます。カナ名称による検索では、前方一致または部分一致による検索が可能です。複数の検索グループを指定した場合はAND条件で検索されます。検索結果が複数存在する場合は、選択画面が表示されます。この検索機能は、迅速かつ正確な口座情報の検索を支援します。
III. データ表示順序と検索機能の詳細
データの表示順序は、入力順、名称順、コード順(コード1、コード2)、口座順などから選択でき、選択された順序は契約法人単位またはデータ登録単位で保持されます。 検索機能では、前方一致または部分一致によるカナ名称検索が可能です。 複数の検索グループを指定した場合は、AND条件による検索となります。検索結果の表示順序は、検索条件や表示順序設定によって変化します。 検索結果が複数ある場合は、選択画面が表示されます。
1. データ表示順序 マスタデータと取引データ
マスタデータ(受取人、従業員、支払人マスタ)と取引データの表示順序は、複数の方法から選択できます。マスタデータでは、コード1順、コード2順、名称順、口座順が、取引データでは入力順、名称順、コード1順、コード2順、口座順が利用可能です。名称順は、検索用カナ名称、金融機関コード、店舗コード、科目コード、口座番号の昇順でソートされます。コード順は、指定したコード(コード1またはコード2)を優先し、その後、名称順、金融機関コード、店舗コード、科目コード、口座番号の昇順でソートされます。口座順は、金融機関コード、店舗コード、科目コード、口座番号の昇順でソートされます。一度設定した表示順序は、マスタデータの場合は契約法人単位、取引データの場合はデータ登録単位で保持されます。 オンラインで扱う口座情報の表示順序も記載されており、振替、振込の資金移動データなど、対象取引と対象情報によってソート条件が異なります。帳票印刷、外部ファイル出力、エラー表示の順序も画面表示順序と同じになります。カナ名によるソートや、前ゼロ埋めによるソート(振替業務と同様)も行われます。都度指定先口座の作成・修正・削除では、「登録区分」のプルダウンを除いた項目でソートが行われます。
2. 検索機能の詳細 検索条件と検索結果
検索機能は、受取人、従業員、支払人マスタ一覧画面で利用可能です。検索条件として「全検索」「コード」「検索用カナ名称」「検索グループ」の4つが用意され、「全検索」が標準値です。受取人マスタ一覧画面のみ、「オンライン都度/事前登録の受取人も検索対象」チェックボックスでオンライン登録済みの口座を含めるかを選択できます。検索種別を変更した場合、チェック状態は変更前と変わりません。検索結果が複数の場合、選択画面が表示され、1件を選択できます。カナ名称による検索は前方一致または部分一致に対応しており、検索条件に入力されたカナ名称と前方一致または部分一致する検索用カナ名称を持つマスタ情報が、画面の上位に表示されます。検索グループは、指定した検索グループ名と一致するマスタ情報を検索・抽出します。複数の検索グループ指定はAND条件となります。コードによる検索は、入力されたコード1、コード2と一致するマスタ情報を検索します。検索結果、表示順、ページ位置は、マスタ一覧画面への遷移後も保持されますが、他の利用者による変更があれば更新されます。検索実行後の表示順変更は、検索条件をクリアし、変更された表示順で先頭ページから表示されます。検索種別変更は検索ボタン押下まで表示状態に影響しません。
IV. データアップロードとエラー処理
データアップロードは、指定されたファイルパスからのファイル選択と実行ボタン押下で行います。 アップロード中は、進捗状況が表示されます。 エラー発生時には、エラー内容が詳細に表示され、該当データの修正を行うことができます。 データ伝送通知書の送信方法についても説明があります。
1. データアップロード手順
データのアップロードは「アップロード開始画面」から行います。送信対象ファイルのパス名を「参照」ボタンから選択し、「実行」ボタンを押下することでアップロードが開始されます。アップロード中は「アップロード中画面」が表示され、完了すると「送信確認画面」が表示されます。アップロードボタンを押下してからアップロード中画面に遷移するまでの間、「ファイルの確認中です。しばらくお待ちください。」というメッセージが表示されます。 ファイルの形式やデータ内容については、本文中に記載されている「支払人情報CSVファイル」の例を参照する必要があるでしょう。この例では、委託者コード、金融機関コード等の項目が記載されており、データの形式や必須項目、任意項目が明確に示されています。 アップロード処理においては、ファイルパスの正確な指定と、処理完了までの待ち時間が重要になります。 エラー発生時の対応については、以下のエラー処理セクションで詳述されています。
2. エラー処理とデータ訂正
アップロード処理やデータ登録中にエラーが発生した場合、エラー内容が詳細に表示されます。エラー内容を参照し、訂正が必要な場合は、対象データの「詳細」ボタンを押して訂正を行います。 受取人マスタ登録時に当方負担/先方負担を設定できますが、金額入力時に変更可能です。手数料を画面上で変更した場合、訂正表示(*)が表示され、この状態では支払金額を変更しても手数料は自動計算されません。手数料を自動計算(再計算)するには、入力した手数料をDeleteキーで削除するか、支払金額を0円にする必要があります。 データが受付処理済みの場合など、本依頼書による中止ができない場合があります。中止依頼を行う際は、中銀事務センターより取消完了連絡があり、連絡先電話番号と担当者名を記入する必要があります。送信済みのデータの追加・変更はデータ送信日の翌日以降に、取消は取引店への連絡が必要です。 エラー処理手順を理解し、適切に対応することで、データ伝送サービスの円滑な運用に貢献できます。 エラーメッセージの内容をよく確認し、必要に応じてマスタデータの確認や修正を行うことが重要です。
V. 振込依頼書の訂正 組戻
振込依頼書の訂正や組戻(組戻依頼)の手続きについても説明があります。 組戻依頼には、必要な情報(連絡先電話番号、担当者名、当初振込内容など)を記載し、FAX送信する必要があります。
1. 振込依頼書の訂正手続き
既に送信済みのデータについて、追加や変更が必要な場合は、データ送信日の翌日以降に、再度正当データとデータ伝送通知書をFAX送信する必要があります。この手順は、送信済みのデータに誤りがあった場合や、新たな情報を追加する必要がある場合に適用されます。 訂正の内容や手順については、本文中に具体的な説明がないため、取引店への問い合わせが必要となる可能性があります。 依頼書自体に訂正を行う箇所や、訂正後の情報をどのように送信するのかといった詳細な手順は、この文書からは読み取れません。そのため、取引店に問い合わせることで、正確な情報を入手する必要があります。 文書中には、FAX送信に関する記述があり、お取引店宛てにFAX送信する必要があることが明記されています。このFAX送信は、訂正依頼を行う際に必須の手続きであると考えられます。
2. 組戻依頼の手続き
振込依頼の取り消し(組戻)が必要な場合は、お取引店に連絡する必要があります。 組戻依頼を行う際には、中銀事務センターからの取消完了連絡を待つ必要があり、連絡先電話番号と担当者名を事前に記入しておく必要があります。 組戻依頼が完了すると、取引店から連絡がきます。 組戻金返却に関する記述もあり、返却方法は指定された口座への入金となります。 組戻依頼書に必要となる情報としては、受入日または後払登録日、確認日時、担当者名(フルネームで漢字表記)などがあり、これらの情報が正確に記入されている必要があります。 組戻依頼は、誤った振込が行われた場合などに必要となる手続きであり、その手順を理解しておくことは重要です。 万一事故が発生した場合でも、依頼者側が責任を負うこと、金融機関に迷惑をかけないことが明記されています。