
パワーレスポンダー操作マニュアル
文書情報
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 2.68 MB |
概要
I.登録フォーム作成と自動返信メール設定
パワーレスポンダーは、柔軟な【登録フォーム】作成機能を提供します。ラジオボタンやチェックボックスなど、様々なフォーム部品を選択でき、HTMLによるデザインカスタマイズも可能です。さらに、時間帯、曜日、期間、そしてフォームの入力内容に応じて【自動返信メール】の内容を変化させる高度な機能を備えています。例えば、休業日の設定や、営業日数の自動計算挿入([[○営業日後]])も可能です。【クレジットカード決済】連携にも対応し、PayPal、ゼウス、J-Paymentなどのサービスと統合できます。登録データはCSV形式でダウンロードでき、効率的な【データ管理】を実現します。1000個までのフォームを簡単に作成でき、多様な【アンケート】や【申込フォーム】に活用できます。
1. 登録フォーム作成
パワーレスポンダーでは、自由にカスタマイズ可能な登録フォームを作成できます。 フォームの部品として、ラジオボタン、チェックボックス、一行テキスト、複数行テキストなど、様々な要素を選択可能です。 さらに、HTMLソースを直接貼り付けることで、既存サイトのデザインに合わせたフォームを作成することも可能です。PC用とスマートフォン用のデザインを別々に設定でき、それぞれのデバイスに最適化されたフォームを提供できます。 テンプレートから選択することもでき、素早くフォームを作成できます。例えば、携帯キャリアの自動振り分け機能(rgst属性)や、エラー画面の英語表示(lang属性)といった機能も利用可能です。 また、入力欄にあらかじめ文字を入れておくこともでき、ユーザーフレンドリーなフォーム設計が可能です。画像やスタイルシートなどの外部ファイルは絶対パス(http://〜)で指定する必要があります。作成したフォームはプレビュー機能で確認できます。登録フォームのデザインはTABLE形式になっており、枠線の色や太さ、セルの幅や色、文字色などを細かく設定できます。
2. 自動返信メール設定と高度な条件分岐
パワーレスポンダーの真価は、高度な自動返信メール機能にあります。単なるオートレスポンダーとは異なり、時間帯、曜日、期間、そしてフォームの入力内容によって自動返信メールの内容を柔軟に変更できます。 例えば、時間帯別あいさつ文や、フォームに入力された内容(都道府県、フリーコメントなど)に基づいた返信が可能です。 クイズの結果に応じて返信を変えるといった、インタラクティブな活用もできます。 休業日の設定も可能で、自動返信メールに[[○営業日後]]と記述することで、営業日を自動計算して挿入できます。 この機能により、ユーザーへの対応をよりパーソナライズし、きめ細やかなコミュニケーションを実現できます。 また、メール送信者情報や登録通知メール送信先も設定できます。 空メール登録機能もあり、空メール送信後に自動返信メールで本登録用のフォームURLを送信する仕組みを構築できます。この際、返信メールの件名や本文、そして本登録フォームURLを挿入するマーカー([[registurl]])を設定します。 フリーメール(Webメール)からの登録は、メールの不達や文字化けのリスクがあるため、必要に応じて登録拒否設定を行うことが推奨されています。
3. フォーム上での計算とデータダウンロード
パワーレスポンダーでは、登録フォーム上で計算を実行できます。商品の合計金額や送料無料条件などを自動計算し、ユーザーに正確な情報を提供できます。ショッピングカート機能がない場合でも、複数の商品を同時に販売する際に非常に有効です。 フォームに入力された情報はすべてデータベース化され、CSV形式でダウンロードできます。これにより、登録データの管理が容易になります。 ダウンロードにはDL-KEY(ダウンロード認証キー)を設定することも可能で、データセキュリティの強化にも役立ちます。DL-KEYは半角英数、ハイフン、アンダーバーを使用できます。 1000個ものフォームを簡単に作成し、各種申込やアンケートなどに活用できます。 登録データのダウンロード機能は、顧客データ管理者とメール作成者が異なる場合などにも有用です。
4. クレジットカード決済連携
パワーレスポンダーは、PayPal、ゼウス、J-Paymentなど、様々なクレジットカード決済サービスと連携できます。 これにより、オンライン決済をスムーズに行うことができ、ユーザー体験を向上させることができます。 クレジットカード決済が選択された場合、登録完了ページには決済ページへのリンクボタンとコメントが表示されます。 ただし、携帯電話では戻るボタンと閉じるボタンが表示されない場合や、ブラウザによっては閉じるボタンが機能しない場合があることに注意が必要です。クレジットカード決済連携を使用する際は、自作ページは使用できません。
II.登録完了ページと効果測定
登録完了後には、カスタマイズ可能な【登録完了ページ】を表示します。PCとスマートフォンでデザインや内容を別々に設定できます。さらに、GoogleやYahoo!などの検索結果への表示制御も可能です。PPC広告の効果測定(【コンバージョントラッキング】)タグを設置し、広告効果を分析できます。アドワーズやオーバーチュア広告との連携も可能です。【アクセス解析タグ】を設置することで、登録ユーザーのアクセス動向を詳細に把握できます。
1. 登録完了ページのカスタマイズ
パワーレスポンダーでは、登録完了後に表示されるサンキューページ(登録完了ページ)を自由にカスタマイズできます。PC用とスマートフォン用でそれぞれデザインや内容を変更できるため、デバイスごとに最適なユーザー体験を提供できます。 自作ページを利用することも可能で、既存サイトのデザインと統一感を保つことができます。ただし、クレジットカード決済や他のプログラムとの連携を行う場合は、自作ページは使用できません。 登録完了ページには、HTMLタグを使用できるため、フォントサイズや色、画像などを自由に配置できます。 ヘッダーとフッターにもHTMLを記述でき、より高度なデザインを実現できます。外部ファイル(画像、スタイルシート)を使用する場合は、絶対パス(http://〜またはhttps://〜)で指定する必要があります。SSLを使用する場合はhttps://〜で指定してください。ヘッダー・フッターに記述を追加すると、初期設定のフォントサイズや中央揃えが解除されるため、必要に応じて
2. コンバージョントラッキングと効果測定
登録完了ページには、コンバージョントラッキングタグを設置できます。これにより、Yahoo!やGoogleなどの検索連動型広告(PPC広告)の効果を測定できます。 具体的には、PPC広告からサイトに訪問したユーザーがどれくらいの割合で登録したのか、どのような検索キーワードが効果的だったのかといったデータを取得し、広告効果を分析することができます。効果測定結果は、各PPC広告の管理画面で確認できます。 この機能を活用することで、広告費用の最適化や、より効果的な広告戦略の立案に役立ちます。 また、アクセス解析タグを設置することで、登録ユーザーのアクセス動向を詳細に分析することも可能です。アクセス解析プログラムで指定されたタグを登録完了ページに貼り付けることで、ユーザーの行動パターンを把握し、ウェブサイトの改善に役立てることができます。SSLを使用する場合は、タグのパスをhttps://〜で指定する必要があります。 登録ページ作成時にSSL暗号化通信を使用する場合は、自作の登録完了ページもSSL対応(https://〜)にする必要があります。
III.高度な機能とデータ連携
パワーレスポンダーは、他システムとのデータ連携にも対応しています。他のメール配信システムやアフィリエイトプログラムに必要な情報を登録データとして送信できます。【登録人数制限機能】も搭載しており、定員管理をサポートします。 また、登録データのダウンロードにはDL-KEYを設定でき、セキュアな【データ管理】を実現します。フォーム上で商品の合計金額計算や送料無料条件設定なども可能です。空メール登録機能により、登録前にメールアドレスの確認を行うことも可能です。
1. 登録データのダウンロードと管理
パワーレスポンダーでは、登録フォームから取得したデータをCSV形式でダウンロードできます。これにより、登録者情報の管理が容易になります。 ダウンロード機能は、顧客データ管理者とメール作成者が異なる場合などにも便利です。 CSVファイルのダウンロードには、セキュリティ強化のためにDL-KEY(ダウンロード認証キー)を設定できます。DL-KEYは、半角英数、ハイフン、アンダーバーを使用でき、ダウンロード時にユーザーに入力させる文字列です。管理者パスワードでDL-KEYを設定・変更します。古いDL-KEYは無効になります。 登録データはデータベース化されるため、後からの検索・編集・削除も容易に行えます。 万が一、間違った申し込みやキャンセルがあった場合も、手動で登録者情報を削除できます。ただし、定員に達していない段階で、定員以上のアクセスが同時にあった場合は、登録を完全に防ぐことができない点に注意が必要です。
2. 他システムとのデータ連携
パワーレスポンダーは、他のメール配信システムやアフィリエイトプログラムなど、様々なシステムと連携できます。 フォームからの登録と同時に、他のシステムにも登録情報を送信することが可能です。 これにより、複数のシステムを個別に管理する必要がなくなり、業務効率の改善に繋がります。 登録データの連携方法は、登録内容を自動挿入する機能を利用します。登録ページで指定した入力項目を[[ ]]で囲むことで、自動返信メールなどに登録者の情報を自動的に挿入できます。例えば、氏名を姓と名に分けて挿入したり、都道府県名によって返信内容を変更したりできます。長期休業の設定や、休業日を含めた営業日数の自動計算挿入も可能です。 ただし、メール本文への登録情報の自動挿入は、Outlookなどのメール作成ソフトで作成してからコピー&ペーストすることを推奨しています。これは、入力欄の幅の関係でメールの体裁が整えにくい場合があるためです。
3. 登録人数制限機能
パワーレスポンダーには、登録人数を制限する機能があります。 予め定員を設定することで、登録者数が上限に達した時点で、指定したURLへアクセスさせることができます。 これにより、定員を超えた登録を防ぎ、システムの負荷を軽減するのに役立ちます。 携帯ページには対応していません(docomoの2009年夏モデル以降の機種のみ対応)。 登録ページ作成メニューでname属性:rgst、type属性:hidden、value属性:+jsの項目を追加することで、この機能を利用できます。 ただし、定員に達していない段階で、定員以上のアクセスが同時にあった場合、登録を防ぐことはできません。 間違った申し込みやキャンセルがあった場合は、手動で登録者情報を削除する必要があります。
IV.デザインとカスタマイズ
登録フォームは表形式(TABLE)で構成され、枠線、セル幅、文字色などを自由に設定できます。ヘッダーとフッターには自由にHTMLを記述でき、既存サイトのデザインに合わせたページ作成が可能です。ただし、外部ファイル(画像、スタイルシート)は絶対パス(http://〜またはhttps://〜)で指定する必要があります。 モバイル対応は「rgst」機能を使用することで実現可能で、PC、スマホなど様々な端末に対応したURLを生成できます。
1. 登録フォームのデザインカスタマイズ
パワーレスポンダーでは、登録フォームのデザインを自由にカスタマイズできます。フォームはTABLE形式で構成されており、枠線の色や太さ、セルの幅や色、文字色などを個別に設定可能です。 また、ラジオボタンやチェックボックスなど、様々なフォーム部品を選択して配置できます。 さらに、既存サイトのHTMLソースを貼り付けることで、サイトのデザインに合わせたフォームを作成できます。 PC用とスマートフォン用でそれぞれデザインを設定できるため、デバイスごとに最適化された表示を実現できます。 外部ファイル(画像、スタイルシートなど)を使用する場合は、絶対パス(http://〜)で指定する必要があります。設定後、検索結果に反映されるまで時間が必要なため、注意が必要です。 登録フォームのデザインをテンプレートから選ぶことも可能です。携帯キャリア自動振り分け機能を使う場合は「rgst」属性、エラー画面やボタンの表記を英語にするには「lang」属性を使用します。 一行テキストや複数行テキストの入力欄には、あらかじめ文字を入れておくこともできます。登録に関する注意事項は、「PC&携帯用」と「スマートフォン用」の両方に記載する必要があります。
2. HTMLを活用したデザイン ヘッダー フッター
登録フォームの上下には、ヘッダーとフッターとして自由にHTMLを記述できます。これにより、フォーム全体のデザインをより詳細にカスタマイズすることができます。 既存サイトのHTMLソースを貼り付けることで、サイト全体のデザインと統一感を保ったフォームを作成することも可能です。 画像やスタイルシートなどの外部ファイルを使用する場合も、絶対パス(http://〜 または https://〜)で指定する必要があります。SSLを使用する場合は「https://〜」で指定してください。 ヘッダーとフッターに自由にHTMLを記述することで、デザインの自由度が格段に向上します。ただし、ヘッダー・フッター欄に入力すると、初期設定のフォントサイズや中央揃えが解除されるため、必要に応じて
3. モバイル対応と検索エンジン最適化
パワーレスポンダーは、PCだけでなくスマートフォンにも対応しています。「PC&携帯用」と「スマートフォン用」で別々にデザインや内容を設定できます。「スマートフォン用」の設定がない場合は、スマートフォンからのアクセスでも「PC&携帯用」の内容が表示されます。 モバイル対応登録ページ(rgst機能)を使用することで、一つのURLでPC、スマホなど様々な端末に対応したページを表示できます。設定方法はヘルプ(http://powerbiz.jp/pres/?p=339)を参照してください。登録ページ作成メニューでHTML記述例ボタンをクリックすると、作成した登録ページのHTMLソースが表示されます。このソースをコピーして、自身のサイトに貼り付けて編集できます。ただし、ヘッダーやフッターに設定したものは、このHTML記述内には反映されません。 また、登録ページがGoogleやYahoo!などの検索結果に表示されることを制御する機能があります。これは、公開したくない登録ページのSEO対策として有効です。
文書参照
- ゼウス決済代行サービス
- ペイパル決済代行サービス
- アカウント管理ツール