許可したアプリケーションのレポート

ファイアウォール許可アプリレポート

文書情報

著者

Firewallstaff

会社

株式会社日立ソリューションズ

文書タイプ レポート
言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 715.31 KB

概要

I.ファイアウォール許可アプリケーションの全体概要 Firewall 許可アプリケーション全体概要

このレポートは、ファイアウォールによって許可されたアプリケーションの接続状況を分析した結果を示しています。ファイアウォールログ分析の結果、内部および外部からのアプリケーションの通信量、接続元数、ポート、カテゴリ、リスクレベルなどが網羅的に記載されています。特に、TCP/80およびTCP/443ポートに関する詳細な分析が含まれています。 ネットワークセキュリティ分析の観点から、重要なデータとして、web-browsingyoutube-basephoto-videoといったアプリケーションの利用状況、およびそれらのアプリケーションリスクが挙げられます。全体として、合計21,437件の接続が記録され、その内訳は内部からの接続が19,490件、外部からの接続が1,947件でした。ポート監視接続元分析アプリケーションカテゴリによる詳細な分類によって、ネットワークのセキュリティ状況を把握することができます。

1. 全体のアプリケーションと接続元数

セクション3.5は、ファイアウォールによって許可された全アプリケーションをアルファベット順にリストし、各アプリケーションごとの接続元数を示しています。 合計21,437件の接続が記録されており、各アプリケーションのリスク、カテゴリ、接続回数、通信量(MB)も併記されています。このデータは、ネットワーク全体のアプリケーション利用状況を把握する上で重要な指標となります。特に、接続数の多いアプリケーションやカテゴリを特定することで、ネットワークトラフィックのボトルネックやセキュリティリスクを早期に発見できる可能性があります。このセクションは、ネットワーク全体のアプリケーション利用状況を俯瞰的に理解するために不可欠な情報を提供しており、後続のより詳細な分析の基礎となります。 各アプリケーションの接続元数、回数、通信量の分布を分析することで、ネットワークリソースの最適化やセキュリティ対策の改善に役立つ知見を得ることができます。さらに、リスクカテゴリ別の分析を行うことで、セキュリティ対策の優先順位付けにも役立ちます。

2. カテゴリ別の接続元数

セクション3.8は、ファイアウォールが許可したアプリケーションをカテゴリ別に分類し、各カテゴリの接続元数を示しています。 これは、アプリケーションの種類ではなく、機能的な分類に基づいた分析です。例えば、webブラウジング、ファイル共有、メールなど、機能的なカテゴリに分類することで、ネットワーク上の活動の全体像をより明確に把握することが可能になります。このカテゴリ別分析は、特定のカテゴリのアプリケーションがネットワークに与える影響を評価するのに役立ちます。例えば、接続元数が非常に多いカテゴリがあれば、そのカテゴリに属するアプリケーションの利用状況を詳細に分析し、パフォーマンスの問題やセキュリティ上の脆弱性がないかを確認する必要があります。このデータは、ネットワークの最適化やセキュリティ対策の改善に役立つ重要な情報源となります。

3. 頻度の高いポートとアプリケーション

セクション3.9では、通信回数の多いポートと、そのポートを利用しているアプリケーションを特定しています。この分析により、ネットワーク上で最も頻繁に使用されているポートとアプリケーションを特定し、それらがネットワークトラフィックにどの程度の影響を与えているかを把握することができます。例えば、特定のポートへの接続回数が異常に多い場合は、ネットワーク攻撃の可能性や、パフォーマンスの問題が発生している可能性があります。この情報は、ネットワークセキュリティ対策やパフォーマンス最適化のために非常に重要です。 また、特定のアプリケーションが特定のポートを頻繁に利用しているという情報は、アプリケーションの挙動を理解する上でも非常に役立ちます。これにより、アプリケーションの最適化やセキュリティ設定の見直しに繋げることが可能です。

4. 外部からのアプリケーション分析

セクション4.5から4.9までは、外部からのアプリケーションに関する詳細な分析結果を示しています。アルファベット順にアプリケーションと接続元数を示す(4.5)、アプリケーションとポートを示す(4.6)、回数の多いカテゴリとアプリケーションを示す(4.7)、カテゴリと接続元数を示す(4.8)、回数の多いポートとアプリケーションを示す(4.9)など、多角的な視点からの分析が行われています。これにより、外部からのアクセス状況を詳細に把握し、セキュリティ上のリスクを評価することが可能になります。例えば、web-browsingなどの一般的に使用されるアプリケーションに加えて、不明なアプリケーションからのアクセスがあった場合、そのアプリケーションのリスクを評価し、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。このセクションの情報は、ネットワークのセキュリティ強化に大きく貢献するものです。

5. 内部からのアプリケーション分析

セクション5.5から5.9までは、内部からのアプリケーションに関する詳細な分析結果を示しています。外部からのアプリケーション分析と同様に、アルファベット順にアプリケーションと接続元数(5.5)、アプリケーションとポート(5.6)、回数の多いカテゴリとアプリケーション(5.7)、カテゴリと接続元数(5.8)、回数の多いポートとアプリケーション(5.9)を示すことで、内部ネットワークのアプリケーション利用状況を詳細に把握しています。 内部ネットワークのアプリケーション利用状況を把握することで、内部脅威からの攻撃を早期に検知し、適切な対策を講じることが可能になります。 また、内部アプリケーションのパフォーマンス問題を特定し、最適化することで、ネットワーク全体の効率性を向上させることもできます。このセクションのデータは、内部ネットワークのセキュリティとパフォーマンスの向上に不可欠な情報となります。

II.TCP 80ポートのアプリケーション分析 TCP 80ポートアプリケーション分析

ファイアウォール TCP/80 分析の結果、合計7,455件の接続が確認されました。主要なアプリケーションとしてyoutube-basephoto-videoが挙げられ、これらのアプリケーションの利用状況とアプリケーションリスクの評価が重要です。通信量(MB)や接続回数も詳細に示されています。また、emailfile-sharing などのカテゴリ別分析も含まれており、これらはファイアウォールログ分析において、ネットワーク使用状況の把握に役立ちます。ポート監視の観点からも、TCP/80ポートの利用状況の把握が重要です。

1. TCP 80ポートにおけるアプリケーションと接続元数

セクション7.5は、TCP/80ポートを経由したアプリケーションと、それらの接続元数をアルファベット順にリストしています。合計7,455件の接続が確認され、youtube-basephoto-video といったアプリケーションの利用状況が示されています。各アプリケーションのリスクレベル、カテゴリ、接続回数、通信量(MB)といった詳細な情報も含まれており、このポートを通じたアプリケーション利用状況を詳細に把握することができます。特に、youtube-basephoto-video の接続元数、通信量、回数のデータは、ネットワークトラフィックの大部分を占めている可能性があり、パフォーマンスチューニングやセキュリティ対策を考える上で重要な指標となります。これらのデータは、ネットワークのボトルネックやセキュリティリスクの特定、そしてネットワークパフォーマンスの向上に役立ちます。

2. TCP 80ポートにおけるアプリケーションとポート番号

セクション7.6は、TCP/80ポートを利用するアプリケーションと、そのポート番号をアルファベット順に示しています。これは、アプリケーションがどのポートを通じて通信しているのかを明確にするもので、ネットワークの構成やセキュリティ設定の確認に役立ちます。 全てのアプリケーションがTCP/80ポートを使用しているという点から、このポートがHTTP通信の主要な経路であることがわかります。 合計7,455件の接続と901回の通信が記録されており、この数値はセクション7.5のデータと一致しており、データの整合性が確認できます。この情報は、ネットワーク管理者にとって、ポート利用状況の把握や、潜在的なセキュリティリスクの発見に役立つ重要な情報です。

3. TCP 80ポートにおける頻度の高いカテゴリとアプリケーション

セクション7.7は、TCP/80ポートを使用するアプリケーションの中で、通信回数の多いカテゴリとアプリケーションを分析しています。この分析により、ネットワーク上で最もアクティブなアプリケーションとカテゴリを特定し、それらがネットワークトラフィックやセキュリティに与える影響を評価することができます。特定のカテゴリのアプリケーションの利用状況が異常に多い場合、パフォーマンスの問題やセキュリティ上の懸念事項を調査する必要があります。例えば、特定のカテゴリのアプリケーションからの通信回数が急増している場合、マルウェア感染やDDoS攻撃の可能性を考慮する必要があります。この分析は、ネットワークセキュリティ対策を強化するための重要な情報となります。

4. TCP 80ポートにおけるカテゴリ別の接続元数

セクション7.8は、TCP/80ポートを利用するアプリケーションをカテゴリ別に分類し、各カテゴリの接続元数、回数、通信量(MB)を示しています。これは、カテゴリごとのネットワークリソース消費状況を把握する上で非常に役立ちます。例えば、email カテゴリのように、接続元数が少ないながらも一定量の通信量があるカテゴリは、個々の通信が比較的大きいことを示唆しています。 この情報は、ネットワークトラフィックの特性を理解し、最適化戦略を立てるための基礎データとなります。 また、各カテゴリの通信量や回数の変動を監視することで、予期せぬトラフィックの増加や、潜在的なセキュリティ問題の早期発見に繋がる可能性があります。この分析は、ネットワーク管理において重要な役割を果たします。

5. TCP 80ポートにおける内部および外部からの分析

セクション8と9は、TCP/80ポートにおける内部および外部からのアプリケーションの使用状況を詳細に分析しています。外部からのアクセス(セクション8)では、合計95件の接続と2回の通信が記録され、内部からのアクセス(セクション9)では、合計7,360件の接続と899回の通信が記録されています。内部からのアクセスにおいては、youtube-basephoto-videofile-sharingといったアプリケーションの利用状況が示されており、これらはネットワークトラフィックの大部分を占めていると考えられます。これらのデータは、内部および外部からのネットワーク利用状況を詳細に把握し、適切なセキュリティ対策やパフォーマンス最適化を行うために非常に重要です。特に、内部からのアクセスにおいては、セキュリティポリシーの遵守状況や、潜在的な内部脅威を特定するための重要な情報となります。

III.TCP 443ポートのアプリケーション分析 TCP 443ポートアプリケーション分析

ファイアウォール TCP/443 分析では、合計1,640件の接続が記録されました。 youtube-basephoto-video が主要なアプリケーションとして確認され、アプリケーションリスクの評価と、ファイアウォールログ分析によるセキュリティ状況の把握が重要です。 TCP/443はSSL通信に利用されるポートであるため、セキュリティ上の観点から詳細な分析が必要となります。ポート監視および接続元分析を通して、潜在的なセキュリティリスクを特定することが重要です。

1. TCP 443ポートにおけるアプリケーションと接続元数

セクション11.5は、TCP/443ポートを経由したアプリケーションと、それぞれの接続元数をアルファベット順に一覧表示しています。合計1,640件の接続が記録されており、photo-videoyoutube-baseが主要なアプリケーションとして挙げられています。 各アプリケーションのリスクレベル、カテゴリ、接続回数、通信量(MB)といった詳細情報も提供され、HTTPS通信におけるアプリケーション利用状況を網羅的に把握することができます。特に、photo-videoyoutube-baseの接続数や通信量は、ネットワークセキュリティとパフォーマンスの観点から重要な指標となり、詳細な分析を通じて潜在的な問題点を発見することができます。このデータは、ネットワークのセキュリティ対策やパフォーマンス最適化に役立つ重要な情報源となります。

2. TCP 443ポートにおけるアプリケーションとポート番号

セクション11.6は、TCP/443ポートを使用するアプリケーションとそのポート番号をアルファベット順に示しています。これは、セクション11.5で示されたアプリケーションが、実際にどのポートを通じて通信しているのかを明確にするものです。 全てのアプリケーションがTCP/443ポートを使用しており、これはHTTPS通信に用いられる標準的なポートであることを示しています。合計1,640件の接続と158回の通信が記録されており、この情報は、セクション11.5のデータと整合性があります。このデータは、ネットワークの構成やセキュリティ設定の確認に役立ち、潜在的なセキュリティリスクの特定に役立つ重要な情報です。

3. TCP 443ポートにおける頻度の高いポートとアプリケーション

セクション11.9は、TCP/443ポートにおいて、通信回数の多いポートとアプリケーションを分析しています。この分析では、TCP/443ポートとsslアプリケーションが最も多く利用されており、1,297回の通信と145MBの通信量が記録されています。これは、HTTPS通信がネットワーク上で頻繁に行われていることを示しています。 この情報は、ネットワークトラフィックの大部分を占めるHTTPS通信の特性を理解し、最適化やセキュリティ対策を検討する上で非常に重要です。また、このデータから、sslプロトコルを用いた通信のセキュリティ上の重要性を改めて認識することができます。

4. 内部および外部からのTCP 443ポート使用状況

セクション12と13は、TCP/443ポートにおける内部および外部からのアプリケーションの利用状況を分析しています。外部からのアクセス(セクション12)では、全ての項目においてデータが0と記録されており、外部からのアクセスは検出されませんでした。一方、内部からのアクセス(セクション13)では、合計1,640件の接続と158回の通信が記録され、photo-videoyoutube-baseの利用が目立ちます。内部からのアクセスにおいては、photo-videoyoutube-baseアプリケーションの通信量や回数を監視することで、内部ネットワークのセキュリティ状況を把握し、適切な対策を講じることが重要です。この分析は、内部ネットワークのセキュリティとパフォーマンスの維持に大きく貢献します。