
成人歯科健診Webシステム操作マニュアル
文書情報
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 2.05 MB |
文書タイプ | マニュアル |
概要
I.利用者登録とログイン
本システムは、成人歯科健診(口腔保健に関する健診プログラム)のデータ管理を行うWebアプリケーションです。利用者はまず利用者登録を行い、利用者IDとパスワードを取得します。ログイン後、データ入力やデータ出力、集計機能などを利用できます。パスワードや利用者情報は変更可能です。セキュリティを確保するため、適切なパスワード管理をお願いします。
1. 利用者登録
本システムを利用するには、まず利用者登録が必要です。初期画面から利用者登録を行い、「利用者ID」と「パスワード」を取得します。登録確認画面では、メールで届くURLリンクをクリックし、利用者情報を全て入力して「登録」ボタンを押下します。全ての項目は必須入力です。この手順により、システムへのアクセス権限が得られ、以降の機能を利用できるようになります。利用者登録は、システム利用開始の最初のステップであり、このIDとパスワードが、システムへのアクセスを制御する重要な要素となります。登録情報の正確性とセキュリティを確保するために、注意深く入力を行う必要があります。
2. ログイン
利用者登録が完了したら、利用者IDとメールで通知された仮パスワードを入力してログインします。ログイン状態を保持したい場合は、チェックボックスを選択することで、次回以降のログインを簡略化できます。このログインプロセスは、システムへのアクセスを認証するセキュリティー上の重要なステップです。仮パスワードはセキュリティ上の観点から、ログイン後に変更することを強く推奨します。ログイン状態の保持は利便性を高めますが、共有PCなどではセキュリティリスクを考慮し、選択を控えるべきです。システムへの不正アクセスを防ぐために、パスワードの管理には細心の注意を払うことが重要です。
3. パスワード 利用者情報の変更方法
本システムでは、パスワードと利用者情報の変更が可能です。ただし、利用者IDの変更はできません。パスワードの定期的な変更は、セキュリティを維持するために非常に重要です。利用者情報の変更も、必要に応じて行うことで、常に正確な情報をシステムに保持できます。パスワード変更の手順は、セキュリティポリシーに則り、安全に実施する必要があります。利用者情報変更の手順も同様に、正確な情報を入力し、変更を完了させる必要があります。これらの変更手順は、マニュアルに詳細に記載されており、必要に応じて参照することをお勧めします。
II.受診者情報の登録と検索
受診者の登録では、受診者ID、初回受診年月日、性別、年齢などの属性情報を入力します。質問票(初回・2回目)、歯科健診結果、自己評価票などのデータも入力可能です。タブレット対応で、現場でのデータ入力もスムーズに行えます。登録された受診者は、受診者検索機能で簡単に検索できます。個人情報管理は厳重に行われます。
1. 受診者の登録
本システムで質問紙調査を実施する際には、まず受診者の新規登録が必要です。「受診者新規登録」ボタンを押下し、受診者の属性情報を入力します。必須項目は「受診者ID」、「初回受診年月日」、「性別」、「年齢」です。これらの情報がないと登録できません。受診者IDは利用者が任意で設定しますが、重複しないように注意が必要です。英数字を使用できます。その他、健診会場、受診者氏名(漢字・かな)、郵便番号、住所、受付番号などの情報も入力できます。住所は郵便番号を入力すると自動で町名まで表示されます。受付番号はシステム管理番号ではなく、利用者様のご自由な番号です。紙媒体で調査を実施し、後から入力することも可能ですが、その場合でも性別と年齢は必ず入力する必要があります。入力完了後、「登録」ボタンで登録を完了します。
2. 受診者検索機能
登録受診者数が増加した場合に便利な受診者検索機能が搭載されています。「受診者検索」ボタンを押下すると、検索条件を選択できる画面が表示されます。この機能は、特定の受診者の情報を迅速に探し出すために役立ちます。検索条件は、登録された属性情報(受診者ID、氏名、受診日など)を基に設定できます。検索結果には、該当する受診者の情報が表示され、必要なデータに効率的にアクセスできます。大量のデータから必要な情報だけを抽出することで、作業効率の向上に大きく貢献します。検索機能の使い方は、マニュアルを参照することで、より詳細な情報を得ることができます。
III.質問票の入力と出力
質問票は、共通質問に加え、自由に質問項目を追加できます。口腔保健質問紙調査の結果は、個票としてPDFで出力できます。データ管理を効率化するために、クイック入力機能も用意されています。歯科健診結果と合わせて、口腔保健の状態を詳細に把握できます。
1. 質問票 初回 の入力と編集
口腔保健質問紙調査(初回)のデータを入力・編集します。質問票は共通質問(20問)と自由に設定できる追加質問(最大10問)、唾液検査や保健指導者に関する入力項目で構成されています。入力方法は、直接パソコンやタブレットから入力する方法と、紙媒体で記入したものを後から入力する方法の2通りがあります。紙媒体で入力する場合は、性別と年齢は必ず記入する必要があります。入力方法は、画面上のフォームに入力する方法と、紙媒体で記入した内容を数値コードを用いて入力するクイック入力機能があります。クイック入力機能は、紙媒体での調査結果を迅速に入力するために設計されています。入力されたデータは、システム上で管理され、後の集計や分析に利用されます。
2. 質問票 初回 の結果出力
入力された口腔保健質問紙調査(初回)のデータは、「結果出力」ボタンを押下することで、個票をPDF形式で出力できます。出力されるPDFファイルには、入力された全ての回答内容が記載されます。この機能は、個々の受診者の結果を紙媒体で確認する必要がある場合に非常に役立ちます。PDFファイルは、印刷して保管したり、関係者に送付したりできます。出力されたPDFファイルは、システムで生成された公式な記録として扱われます。そのため、データの正確性と完全性を確保するために、出力前に内容を確認することをお勧めします。この機能は、紙媒体での記録を残す必要のある医療機関にとって重要な機能です。
3. 質問票 2回目 の入力と編集
口腔保健質問紙調査(2回目)のデータを入力・編集します。質問票は共通質問(21問)と自由に設定できる追加質問(最大10問)、唾液検査や保健指導者に関する入力項目で構成され、初回と同様の項目が含まれています。処理方法は「質問票(初回)」と同様です。そのため、初回の入力方法を理解していれば、2回目の入力もスムーズに行えます。2回目の質問票は、初回調査から一定期間経過後の追跡調査として実施されます。初回と2回目の回答を比較することで、介入の効果などを評価できます。データ入力の際には、初回と同様に入力ミスがないように注意深く作業を行う必要があります。入力されたデータは、システム上で管理され、後の集計や分析に利用されます。
IV.データのインポート エクスポートと集計
複数の端末(PC、タブレット)でデータを入力する場合、名簿のインポート機能を使用してデータの一元化を図る必要があります。CSVエクスポート機能でデータを集計・分析できます。個人情報データは、各端末に保存されるため、名簿のエクスポート機能を使用して管理用PCへデータを移行してください。これにより、効率的なデータ管理を実現できます。
1. 名簿のインポート
本システムでは、複数端末(パソコン・タブレット)でのデータ入力・処理を可能にしていますが、受診者の個人情報データは各端末に個別に保存されます。そのため、複数端末で同時に調査を行う場合、個人情報データの一元管理が課題となります。この課題を解決するために、名簿のインポート機能が提供されています。この機能は、他の端末で登録済みの個人情報データを取り込むためのものです。インポート処理を行うことで、各端末に分散していた個人情報データを統合し、データの一貫性を確保できます。これにより、データの整合性を保ちながら、複数端末を用いた効率的なデータ管理を実現できます。インポートの手順はマニュアルに詳細に記載されていますので、確認の上、作業を進めてください。
2. 名簿のエクスポート
管理用パソコンに個人情報データを登録するために、個人情報データのエクスポート機能が用意されています。タブレットで登録した個人情報をエクスポートする場合は、「タブレット用エクスポート」ボタンを押下します。画面が切り替わり、指示に従って画像データを保存します。このエクスポートされたデータは、JPEGファイルとして保存されます。エクスポート日時を記録しておくことは、後のインポート作業において、ファイルの特定に役立ちます。エクスポートされたデータは、管理用パソコンへ適切に転送し、データの安全性と整合性を確保する必要があります。データの取り扱いには、個人情報保護に関する法令を遵守する必要があります。
3. タブレットからパソコンへのデータ移行
タブレットでエクスポートした個人情報データはJPEGファイルとして保存され、USB接続でパソコンへ転送します。フォルダ構成はマニュアルに記載されている通りです。エクスポートした日時を事前に記録しておくと、ファイルの検索に役立ちます。このデータ移行手順は、タブレットで収集した個人情報を、集計や分析を行うための管理用パソコンへ安全に転送するために不可欠なステップです。データの破損や紛失を防ぐため、データ転送前と転送後のデータ整合性を確認することを推奨します。データ移行後には、タブレット上の個人情報は、適切な方法で削除する必要があります。
4. 全データのエクスポートと集計
登録済みの全ての受診者データは、CSVファイル形式でエクスポートできます。「全データのエクスポート」機能を使用することで、システムから全てのデータを一括で取得できます。このCSVデータは、独自の集計や分析を行う際に利用できます。CSV形式は、多くの統計ソフトウェアや表計算ソフトで読み込めるため、柔軟なデータ分析が可能です。エクスポートする際には、データの整合性と正確性を確認する必要があります。CSVファイルの取り扱いには、個人情報保護の観点から適切な注意が必要です。独自集計を行う際は、データの解釈を誤らないよう注意し、正確な分析結果を得る必要があります。
V.その他機能
本システムでは、登録データの削除、集計出力(質問票、アンケート、自己評価、口腔診査など)、全データのエクスポートなどの機能も提供しています。利用者IDやパスワードを忘れた場合の対応についても説明されています。システム利用に関する不明点は、マニュアルをご確認ください。
1. 登録データの削除
誤って登録されたデータや不要になったデータを削除する機能です。 この機能を使用することで、システム内のデータの正確性と効率性を維持することができます。削除するデータは慎重に選択し、誤って重要なデータを削除しないように注意が必要です。削除操作は取り消しできないため、削除前に必ずデータの内容を確認し、バックアップを取っておくことを推奨します。データ削除後、システムからデータが完全に削除されるまでには、一定の時間がかかる場合があります。削除操作完了後も、システムの動作に問題がないか確認することをお勧めします。データ削除に関する詳細は、マニュアルに記載されていますので、参照することをお勧めします。
2. 白票出力
この機能は、本文からは具体的な内容が読み取れません。マニュアルの該当箇所を参照する必要があります。
3. 集計出力
システムに蓄積されたデータを様々な観点から集計し、出力する機能です。質問票、歯科健診受診後アンケート、自己評価、口腔診査など、複数のデータ項目について集計が可能です。質問票の全体集計では、各質問項目への回答状況を全体として把握することができます。歯科健診受診後アンケートの全体集計では、アンケート結果を全体として分析できます。自己評価の一覧出力、口腔診査の全体集計、口腔保健質問紙調査出力データ(管理用)の一覧表など、多角的なデータ分析を支援する機能が提供されています。これらの集計データは、プログラムの有効性評価や今後の改善に役立ちます。出力されたデータは、Excelなどの表計算ソフトで更に分析することも可能です。
4. 利用者ID パスワード忘れ時の対応
利用者IDやパスワードを忘れてしまった場合、初期画面から「利用者ID・パスワードを忘れた方はこちら」ボタンを押下することで、パスワードのリセットなどの対応が可能です。この機能は、アカウントのセキュリティを維持する上で重要な役割を果たします。パスワードを忘れた際には、この機能を利用することで、アカウントへのアクセスを復旧できます。アカウントのセキュリティを強化するためにも、パスワードの定期的な変更と、安全なパスワードの管理を心がけてください。パスワードリセットの手順は、マニュアルに詳細に記載されていますので、参照することをお勧めします。