介護電子請求受付システム 導入マニュアル(事業所編)

電子請求導入ガイド

文書情報

著者

国民健康保険中央会

会社

国民健康保険中央会

文書タイプ マニュアル
言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 8.00 MB

概要

I.動作環境とシステム要件

このマニュアルは、介護電子請求受付システムの導入と利用方法を説明します。電子請求をスムーズに行うには、Windows 7/8.1/10 (Starter エディションを除く)Internet Explorer 11Intel Pentium 4 1.5GHz 以上のCPUが必要です。最新の動作環境はシステムの【動作環境】画面でご確認ください。 信頼済みサイトセキュリティ設定の適切な設定が必須です。設定方法はマニュアルを参照ください。 システム利用には、国保連合会から発行されるユーザIDパスワードが必要です。初回ログイン時は仮パスワードを使用し、その後必ず任意のパスワードに変更してください。パスワードは8文字以上16文字以内、英数字混合で設定しましょう。

1. オペレーティングシステムとブラウザ

介護電子請求受付システムの利用には、特定のオペレーティングシステムとWebブラウザが必須です。文書によると、Windows 7、8.1、および10がサポートされていますが、Windows 7のStarterエディションは、画面解像度の問題から推奨されていません。システムの安定稼働を確保するため、Starterエディション以外のWindows OSを使用することが強く推奨されています。 また、WebブラウザはInternet Explorer 11.0のみ動作保証されており、他のブラウザでは正常に動作しない可能性があります。このシステムを利用する際には、必ずInternet Explorer 11.0を使用し、他のブラウザの使用は避けてください。 動作環境に関する最新の情報は、電子請求受付システム内の【動作環境】画面で確認する必要があります。マニュアル[介護電子請求受付システム 操作マニュアル(事業所編) 3.7. 動作環境]にも詳細な情報が記載されているため、併せて参照することを推奨します。 システムの動作に問題が生じた場合、まずはこれらの動作環境要件を満たしているかを確認し、必要に応じてアップデートや設定変更を行うことで、問題解決に繋がる可能性があります。

2. CPU要件と警告メッセージ

システムの円滑な動作のために、CPUの性能も重要な要素です。マニュアルでは、Intel Pentium 4 1.5GHz以上のCPUを推奨しています。 これ以下の性能のCPUを使用した場合、システムが不安定になる可能性があり、電子請求処理に支障をきたす可能性があります。 また、ダウンロードしたファイルに関する警告メッセージが通知バーに表示される場合がありますが、これは多くの場合問題ありません。メッセージに表示されている指示に従って、該当するボタンをクリックすることで、警告メッセージを解消し、システムの利用を継続できます。 この警告メッセージは、ダウンロードしたファイルの整合性に関する確認プロセスの一環として表示される可能性があります。そのため、警告メッセージが表示された場合でも、慌てずに指示に従って操作を続行すれば、システムは正常に動作するはずです。 常に最新のCPU性能を意識し、必要に応じてパソコンのスペックアップを検討することも、システムの安定稼働に繋がる重要なポイントです。

3. システムの復元と注意事項

Windowsの機能である「システムの復元」は、この電子請求受付システムの利用においては実行しないように強く推奨されています。システムの復元を実行すると、パソコンの動作が不安定になり、請求ソフト等から電子請求受付システムに接続できなくなる可能性があります。最悪の場合、Windowsの再インストールが必要となるケースも想定されます。 システムの復元機能は、パソコンの不具合発生時の状態復旧に役立ちますが、このシステムにおいては、予期せぬ問題を引き起こす可能性が高いです。 そのため、システムの復元機能の使用は完全に避けて、システムの正常な動作を維持することが重要です。もし何らかの問題が発生した場合には、システムの復元ではなく、他のトラブルシューティングの方法を試みることを強く推奨します。 システムの安定稼働を維持することは、正確な電子請求処理を行う上で非常に重要です。この点を十分に理解し、システムの復元機能の使用を避けることで、円滑な業務遂行に貢献できます。

4. ユーザIDとパスワード 及びセキュリティ設定

電子請求受付システムにアクセスするには、国保連合会から発行されるユーザIDとパスワードが必要です。 初回ログイン時には仮パスワードが使用されますが、セキュリティ強化のため、必ず仮パスワードから任意のパスワードに変更することが求められます。 パスワードは、8文字以上16文字以内とし、英字と数字を1文字以上含める必要があります。 個人情報や容易に推測できるパスワードは避け、セキュリティを意識したパスワードを設定することが重要です。 パスワードの変更方法はマニュアルに記載されていますが、初回ログイン時の変更と、それ以降の変更方法が異なるため注意が必要です。 また、システム利用には信頼済みサイトとセキュリティ設定が必須です。設定方法はマニュアルを参照し、確実に設定を行うようにしてください。 これらのセキュリティ対策を怠ると、不正アクセスやデータ漏洩などのリスクが高まるため、システムのセキュリティを維持する上で非常に重要です。

II.証明書の取得とインストール

電子証明書は、電子請求を行うために必須です。国保連合会からの通知に従い、証明書発行申請を行い、発行された電子証明書をダウンロードしてインストールします。ダウンロードは何度でも可能です。インストールには証明書発行用パスワードが必要です。証明書を紛失した場合、または証明書発行用パスワードを忘れた場合は、国保連合会へお問い合わせください。 証明書のダウンロードとインストール方法はマニュアル[P61 3.2.2]を参照ください。

1. 電子証明書の取得と発行済み確認

電子請求を行うには、電子証明書の取得が不可欠です。 電子証明書が発行されると、国保連合会からの通知とシステム上の【証明書】画面に「発行済み」と表示されます。 この通知と画面表示を確認することで、電子証明書の発行が完了したことを確認できます。 発行済みの電子証明書は、システムの【証明書】画面からダウンロードできます。 ダウンロードは何度でも可能なので、パソコンを買い替えた場合でも、既に発行済みの電子証明書をダウンロードして再利用できます。 この再ダウンロード機能は、システム利用上の利便性を高める重要な機能であり、証明書の再発行の手間を省くことができます。 電子証明書の取得状況を常に確認することで、スムーズな電子請求業務の遂行に繋がります。

2. 電子証明書のダウンロードとインストール

電子証明書をダウンロードしたら、パソコンにインストールする必要があります。 インストール手順はマニュアルに詳しく記載されています。 インストールには、証明書発行申請時に使用した「証明書発行用パスワード」が必要です。このパスワードを忘れた場合は、再発行の手続きが必要になります。 ダウンロードした電子証明書が正しいものであることを確認し、正しくインストールされていることを確認することが重要です。 インストールが完了しないと、電子請求システムは正常に動作しません。 インストール手順に従って、慎重に操作を行うことで、電子証明書を正しくインストールし、電子請求システムを安全に利用することができます。マニュアル[P61 3.2.2. 証明書のダウンロード及びインストール]を参考にすることで、スムーズなインストール作業が期待できます。

3. 証明書紛失 パスワード忘れ時の対応

万が一、電子証明書を紛失した場合、または証明書発行用パスワードを忘れてしまった場合は、適切な対応が必要です。 証明書を紛失した場合は、まずシステムの【証明書】画面を確認します。 ダウンロード可能な状態であれば、再度ダウンロードしてインストールできます。 ダウンロードができない場合は、マニュアル[P57 3.2.1. 証明書発行申請 手順 9.]を参照して、証明書を新規発行する必要があります。 パスワードを忘れた場合、「電子請求登録結果に関するお知らせ」を確認します。 このお知らせを紛失した場合は、国保連合会に連絡し、再発行の手続きを行う必要があります。 これらの対応手順を事前に理解しておくことで、証明書やパスワードに関する問題が発生した場合でも、迅速かつ適切な対処が可能となります。 大切なのは、これらの情報を安全に保管し、紛失しないように注意することです。

III.請求ソフトの準備とその他

国保中央会介護伝送ソフトをご利用の場合は、同梱のマニュアルに従ってインターネット請求の設定を行ってください。 システム利用中に問題が発生した場合は、まずマニュアルのトラブルシューティングを参照してください。それでも解決しない場合は、システムの【FAQ】画面を確認するか、ヘルプデスクへお問い合わせください。パスワードを3回間違えると30分間ロックされます。 漢字コード JIS2004には対応していないため、使用しないでください。

1. 国保中央会介護伝送ソフト利用時の設定

インターネット請求を行うために国保中央会介護伝送ソフトを使用する場合は、ソフトに同梱されているマニュアルに従ってインターネット請求の設定を行う必要があります。 このマニュアルには、インターネット請求に必要な設定手順が詳細に記載されています。 手順に従って設定を行うことで、介護伝送ソフトと電子請求受付システムを連携させ、インターネット経由での請求が可能になります。 設定に不慣れな場合は、マニュアルをよく読み、手順を一つずつ確実に実行することが重要です。 設定ミスがあると、請求処理に支障をきたす可能性があります。 もし設定中に問題が発生した場合は、マニュアルをよく確認し、それでも解決しない場合は、ヘルプデスク等へ問い合わせることも検討しましょう。

2. トラブルシューティングとヘルプデスク

電子請求受付システムの利用中に問題が発生した場合は、まずマニュアルに記載されているトラブルシューティングを試すことが推奨されています。 トラブルシューティングには、よくある問題とその解決策が記載されているため、問題解決の糸口が見つかる可能性があります。 トラブルシューティングを試しても問題が解決しない場合は、システムにログインして【FAQ】画面を確認してみましょう。 【FAQ】画面には、よくある質問とその回答が掲載されているため、問題解決に役立つ情報が得られる可能性があります。 それでも問題が解決しない場合は、ヘルプデスクに問い合わせることが推奨されています。 ヘルプデスクの問い合わせ先情報は、システムの【FAQ】画面やマニュアルに記載されています。 メールまたはFAXで問い合わせるように指示されているため、これらの方法で問い合わせることを推奨します。

3. その他のエラーと注意事項

システム利用においては、いくつかのエラーメッセージが表示される可能性があります。例えば、「使用できない文字が入力されています…」というエラーは、漢字コードJIS2004のフォントを使用した場合に発生します。 このシステムはJIS2004に対応していないため、環境依存文字(Unicode)と表示される文字は使用しないように注意が必要です。 また、セキュリティ証明書に関するエラーが表示される場合、Windows UpdateまたはMicrosoft Updateを実行することで解決できる可能性があります。 システムのアドレスが信頼済みサイトに登録されていない場合も、Internet Explorerのセキュリティ画面が表示されることがあります。 このようなエラーが発生した場合は、落ち着いてマニュアルを参照し、指示に従って対処しましょう。 システムの安定した動作を維持するため、マニュアルの指示に従って適切な設定を行うことが重要です。 不明な点や解決できない問題は、すぐにヘルプデスクに問い合わせることが、問題を早期解決に繋がる最善策です。

4. パスワードに関する注意点とロック

パスワードのセキュリティを維持することは非常に重要です。 パスワードを3回連続で間違えると、アカウントが一時的にロックされ、30分間ログインできなくなります。 正しいパスワードを入力しても、ロック中はログインできないため注意が必要です。30分経過後に自動的にロックが解除されます。 パスワードの有効期限も存在し、期限が近づくとシステムから通知されます。 期限切れ後はログインできなくなるため、有効期限内に必ずパスワードの変更を行う必要があります。 パスワードは、他人に推測されにくい複雑なものを設定し、定期的な変更を行うことで、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。 パスワード管理には細心の注意を払い、安全なパスワード管理方法を確立することで、システムの安全性を高めることができます。

IV.アカウント情報とセキュリティ

システムへのアクセスには、国保連合会から通知されるユーザIDパスワードが必要です。パスワードは定期的に変更することが推奨されます。 パスワードの有効期限が近づくとシステムから通知されますので、期限内に変更してください。 セキュリティを確保するために、信頼済みサイトへの追加、ポップアップブロックの設定が必要です。 不正アクセスを防ぐため、ログアウトせずにシステムを閉じないでください。

1. ユーザIDとパスワードの重要性

この電子請求受付システムを利用するには、国保連合会から発行されるユーザIDとパスワードが必須です。 初回ログイン時には仮パスワードが使用されますが、セキュリティ上の観点から、必ず仮パスワードを任意のパスワードに変更する必要があります。 パスワードは、8文字以上16文字以内、英字と数字を1文字以上含む複雑なパスワードにすることが推奨されています。 氏名、法人名、生年月日、電話番号など、容易に推測できる情報は使用しないように注意が必要です。 パスワードの安全管理は、システムの不正アクセスを防ぐために極めて重要です。 パスワードを適切に管理し、定期的に変更することで、システム全体のセキュリティレベルを向上させることができます。 パスワードの有効期限についても注意が必要です。有効期限が近づくとシステムから通知されるため、期限内に必ずパスワードを変更するようにしましょう。 パスワードを忘れた場合の対応についても事前に確認しておきましょう。

2. セキュリティ設定 信頼済みサイトとポップアップブロック

システムの安全な利用には、適切なセキュリティ設定が不可欠です。 特に、Internet Explorerの設定において、信頼済みサイトとポップアップブロックの設定は必須となります。 信頼済みサイトにシステムのアドレスを追加することで、セキュリティ警告を回避し、システムをスムーズに利用できます。 設定方法はマニュアル[P31 3.1.3. 信頼済みサイト及びセキュリティの設定]に詳しく記載されています。 ポップアップブロックの設定も重要で、見積書などの表示に必要な設定です。 ポップアップブロックが有効になっていると、ボタンやリンクをクリックしても何も表示されない場合があります。 これらの設定を適切に行うことで、セキュリティリスクを軽減し、システムを安全かつ円滑に利用することができます。 セキュリティ設定は、システム利用開始前に必ず確認し、適切な設定を完了してから利用を開始しましょう。

3. セキュリティに関する詳細設定とパスワードの保護

システムでは、請求情報送信時のセキュリティに関する詳細設定を確認する必要があります。 詳細な設定手順はマニュアルに記載されています。 また、パスワード管理においては、3回連続で間違ったパスワードを入力すると、アカウントが一時的にロックされます。 ロックされると、正しいパスワードを入力しても30分間はログインできません。 これは不正アクセスを防止するためのセキュリティ対策です。 パスワードの安全性を高めるためにも、容易に推測できない複雑なパスワードを設定し、定期的な変更を心掛けましょう。 システムの終了時には必ずログアウトすることを徹底しましょう。ログアウトせずにシステムを閉じると、次回ログイン時にメッセージが表示される可能性があります。 これらのセキュリティ対策を徹底することで、システムを安全に利用し、データの漏洩や不正アクセスを防ぐことができます。

4. Internet Explorerの設定とショートカット

Windows 10でこのシステムを利用する場合は、動作保証対象のブラウザであるInternet Explorerを使用するよう設定が必要です。 全てのWebサイトをInternet Explorerで利用する設定、または電子請求受付システムのみInternet Explorerで利用する設定を選択できます。 設定方法はマニュアルに記載されています。 Windows 7または8.1で作成したInternet Explorerのショートカットは、Windows 10へのアップグレード後にMicrosoft Edgeのショートカットに変更されます。 そのため、Windows 10で電子請求受付システムを利用する場合は、Internet Explorerを使用するように設定を変更する必要があります。 この設定変更は、システムを正しく動作させるために不可欠な手順です。 マニュアルに記載された手順に従って、確実に設定を変更しましょう。