@nifty まかせて情シス バックアップサービス ユーザーマニュアル

AOSBOX Business DBバックアップガイド

文書情報

言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 3.83 MB
会社

@nifty

文書タイプ ユーザーマニュアル

概要

I.AOSBOX Business DB アプリ機能概要

AOSBOX Business DB アプリは、パソコンのファイルをクラウド上にバックアップするサービスです。クラウドバックアップ機能により、写真や音楽などのカテゴリーごとのファイルバックアップ、または個々のファイルやフォルダを選択してのバックアップが可能です。ファイルフィルター機能を用いて、特定のファイル拡張子や条件式を指定し、バックアップ対象を絞り込むこともできます。アプリではバックアップ設定が可能です。データ復元はアプリとWeb管理画面の両方から行えます。

1. アプリとWeb管理画面の違い

AOSBOX Business DBのアプリとWeb管理画面はどちらもバックアップデータの復元機能を提供しますが、主な違いは機能にあります。アプリはバックアップの設定、Web管理画面はバックアップデータのプレビューに特化しています。ただし、管理者がポリシーを設定している場合、アプリのバックアップデータの選択と設定機能は利用できなくなります。アプリはバックアップ設定の変更や、バックアップ対象のファイルやフォルダの選択といった、バックアッププロセスの制御に重点を置いています。一方、Web管理画面は、すでにバックアップされたデータを確認し、その内容をプレビューする機能を提供することで、ユーザーがバックアップ状況を簡単に確認できるように設計されています。この機能の差異は、ユーザーエクスペリエンスの向上と効率的なワークフローの実現に貢献します。管理者によるポリシー設定の有無によって、アプリで利用できる機能が制限される点にも注意が必要です。これは、企業環境でのセキュリティやデータ管理の側面を考慮した設計と言えるでしょう。アプリとWeb管理画面の連携により、バックアップ設定とデータ確認という異なるニーズを効率的に満たすことが可能です。

2. バックアップ待機ファイルと容量表示

アプリは、次回バックアップされる予定のファイル数を表示し、ユーザーにバックアップ状況を把握させます。待機中のファイルがない場合は、次回のバックアップ時間になってもバックアップは実行されません。これは、不要な処理を避けるための効率的な設計です。また、契約容量のうち、通常ストレージで使用しているバックアップスペースの容量と、他のユーザーが使用中の容量を表示します。ポリシーによって使用できないストレージは表示されません。この容量表示は、ユーザーがストレージの使用状況を明確に把握し、容量不足による問題を未然に防ぐために役立ちます。さらに、ロックされているファイルや頻繁に更新されるファイルなどは、バックアップされずに次回まで待機状態になります。これにより、データの整合性を保ち、バックアップ処理の効率化を図ります。待機中のファイル一覧を表示する機能により、ユーザーはバックアップ対象ファイルの状況を詳細に把握し、必要に応じて対応できます。この機能は、バックアップの信頼性と効率性を高める重要な要素です。

3. バックアップデータの選択方法 おまかせバックアップと選んでバックアップ

バックアップデータの選択方法は、「おまかせバックアップ」と「選んでバックアップ」の2種類があります。「おまかせバックアップ」は、写真、音楽などカテゴリーごとにファイルをまとめてバックアップする機能です。これは、ユーザーが個々のファイルを指定することなく、効率的にバックアップを行うための便利な機能です。一方、「選んでバックアップ」は、任意のファイルやフォルダを個別に選択してバックアップする機能です。ツリーウィンドウやリストウィンドウでフォルダを選択すると、その中に含まれるすべてのファイルとフォルダが自動的に選択されます。これは、ユーザーが必要なファイルだけを選択してバックアップできる柔軟性を提供します。どちらの方法も通常ストレージのみに適用されます。この二つの機能は、ユーザーのニーズに応じて柔軟に対応できるよう設計されており、バックアップ効率の向上に貢献します。特に、大量のファイルを扱うユーザーにとって、カテゴリーごとのバックアップは非常に便利です。一方、特定のファイルのみを選択したいユーザーには、個々のファイルやフォルダを選択できる機能が重要となります。

4. バックアップデータの選択方法 ファイルフィルター

ファイルフィルター機能では、バックアップ対象をさらに詳細に制御できます。「追加」ボタンをクリックすると条件設定画面が表示され、ファイル拡張子や条件式(正規表現)を指定して、バックアップ対象に含めるファイルまたは除外するファイルを指定できます。この機能は、特定の種類のファイルのみをバックアップしたい場合や、不要なファイルをバックアップから除外したい場合に非常に役立ちます。正規表現を使用することで、複雑な条件も設定でき、柔軟なバックアップ設定が可能です。例えば、特定のプロジェクトに関連するファイルのみをバックアップしたり、一時ファイルやログファイルなどを除外することで、バックアップ容量を削減し、バックアップ時間を短縮できます。この高度なフィルター機能は、ユーザーにとって、より精度の高いバックアップ管理を実現する重要なツールです。

5. バックアップスケジュールと設定

AOSBOX Business DBアプリでは、バックアップスケジュールを自由に設定できます。曜日と時間単位でのバックアップ設定に加え、「等間隔でバックアップする」か「一定の時刻にバックアップする」かを選択できます。さらに、バックアップデータの整合性チェックの実行間隔を設定することで、バックアップ漏れを検知する頻度を調整可能です。ネットワーク環境に合わせて、バックアップ実行タイミングを有線LAN、無線LAN、モバイルネットワークから選択し、制限することもできます。無線LANを使用する場合は、WiFiセーフリストを設定して接続先を限定することで、セキュリティを強化できます。また、アップロード速度の制限や、その制限を特定の時間帯にのみ有効にする設定も可能です。これらの設定機能は、ユーザーのネットワーク環境や使用状況に合わせた最適なバックアップスケジュールを構築するために不可欠な要素です。バックアップの頻度や速度を調整することで、データの安全性と作業効率の両立を目指せます。

6. 高度な設定とモバイルアプリ

高度な設定では、「選んでバックアップ」における隠しファイルの表示、ブロックレベルバックアップ(変更されたブロックのみバックアップ)、プレゼンテーションモード(プレゼンテーション中などのバックアップ一時停止)、バッテリーモード(バッテリー残量が少ない時のバックアップ停止)などを設定できます。ブロックレベルバックアップは、アップロード時間と容量を削減する効果があります。プレゼンテーションモードやバッテリーモードは、ユーザーの作業効率やデバイスのバッテリー消費を考慮した機能です。モバイルアプリの設定画面では、AOSBOX Business DB Viewerのダウンロードを行います。このViewerは、パソコンでバックアップしたファイルの閲覧と管理に利用できるアプリです。これらの高度な設定とモバイルアプリの提供により、AOSBOX Business DBはユーザーの多様なニーズに対応し、より快適なバックアップ体験を提供します。特に、モバイルアプリの提供は、場所を選ばずにバックアップ状況を確認できる利便性をユーザーにもたらします。

II.AOSBOX Business DB Web管理画面機能概要

AOSBOX Business DBのWeb管理画面では、バックアップデータのプレビューと、バックアップデータのデータ復元(ダウンロード)が可能です。クラウドバックアップされたファイル・フォルダの詳細表示、アップロード、ダウンロードが可能です。また、削除済みのファイルの表示/非表示の切り替えや、ファイルのバージョン履歴の確認もできます。リモート復元機能により、Webブラウザ経由でバックアップデータの復元も可能です。

1. マイコンピューター画面の概要

Web管理画面の「マイコンピューター」画面では、バックアップされているファイルやフォルダの詳細を確認できます。この画面から、ファイルやフォルダのアップロードとダウンロードが可能です。直感的なインターフェースにより、ユーザーは容易にバックアップデータにアクセスし、必要な操作を実行できます。 画面上には、バックアップデータのリストが表示され、各ファイルやフォルダの状態が一目でわかります。ユーザーは、リストから目的のファイルやフォルダを選択し、ダウンロードすることで、データを簡単に復元できます。アップロード機能は、新しいファイルやフォルダをバックアップに追加するために使用されます。この機能を利用することで、ユーザーは常に最新のデータバックアップを維持できます。 この画面は、ユーザーが自身のバックアップデータの管理を効率的に行えるように設計されており、データの確認や復元、更新といった日常的なタスクを簡素化します。シンプルで使いやすいインターフェースは、技術的な知識が乏しいユーザーにとっても、容易に操作できることを目指しています。 全体として、この画面はWeb管理画面の中核を担っており、ユーザーがバックアップデータと直接的にやり取りするための主要なインターフェースとして機能しています。

2. 詳細メニューとファイルバージョン履歴

マイコンピューター画面で「詳細」をクリックすると、拡張メニューが表示されます。このメニューには、バックアップファイルのバージョン履歴を表示する機能が含まれています。バージョン履歴は、バックアップされた世代別に一覧表示され、ユーザーは各世代のファイルをダウンロードできます。この機能は、過去のデータの復元が必要になった場合に非常に役立ちます。例えば、誤ってファイルを削除してしまった場合でも、過去のバックアップからデータを復元できます。 バージョン履歴は、データの整合性と復元可能性を保証するために非常に重要な機能です。ユーザーは、複数のバージョンを比較することで、ファイルの変更履歴を追跡し、必要な時点のデータを選択できます。この機能により、データの損失リスクを最小限に抑え、ビジネスにおける継続性を維持できます。 また、この機能は、データ管理における透明性を向上させます。ユーザーは、過去のバックアップ状況を明確に把握することで、データ管理の効率性を高め、潜在的な問題を早期に発見できます。この詳細なバージョン履歴情報は、ユーザーが自身のデータを完全に制御し、管理することを可能にする重要な機能と言えます。

3. 削除ファイルの表示 非表示とデータ復元

Web管理画面では、バックアップ後にパソコンから削除されたファイルやフォルダの表示/非表示を切り替えることができます。削除されたファイルやフォルダは、薄い赤字で表示され、通常ファイルと同様に復元可能です。これは、ユーザーが誤ってファイルを削除した場合でも、データを失うことなく復元できることを意味します。この機能は、データの安全性と復元可能性を向上させるために重要な役割を果たしています。 Web管理画面からだけでなく、アプリからもバックアップデータを復元できます。アプリからの復元では、まず復元したいデータのあるコンピュータを選択し、次に復元したいファイルやフォルダにチェックを入れます。世代表示機能を使用すれば、特定の世代のデータを選択して復元できます。最後に、復元先の場所と重複ファイルの処理方法を選択します。 Webブラウザから直接、またはアプリを介してリモート操作でバックアップデータを復元(ダウンロード)することも可能です。リモート復元の場合、復元先はAOSBOX Business DBがインストールされているパソコンとなります。 これらの複数の復元方法は、ユーザーに柔軟なデータ復元オプションを提供し、データの損失リスクを最小限に抑えます。

III.バックアップ設定とスケジュール

バックアップスケジュールは、「等間隔」または「一定の時刻」で設定できます。スケジュールバックアップは、有線LAN、無線LAN、モバイルネットワークの接続方法を指定して制限できます。さらに、ネットワーク帯域の設定を行い、アップロード速度を制限したり、特定の時間帯にのみ制限を有効にすることも可能です。通常ストレージのみ利用可能です。コールドストレージは利用できません。重複ファイルは1つのみバックアップされます。

1. バックアップスケジュールの設定

AOSBOX Business DBでは、バックアップスケジュールを柔軟に設定できます。ユーザーは、「等間隔でバックアップする」または「一定の時刻にバックアップする」のいずれかの方法を選択できます。「等間隔」を選択した場合、設定した時間間隔で自動的にバックアップが実行されます。一方、「一定の時刻」を選択した場合、ユーザーが指定した時刻に毎日バックアップが実行されます。これらの設定により、ユーザーは自身のニーズに最適なバックアップ頻度を設定し、データの安全性を確保できます。 また、バックアップ実行のタイミングをネットワーク接続方法によって制限することも可能です。有線LAN、無線LAN、モバイルネットワークのいずれかを選択することで、ネットワーク状況に合わせてバックアップの実行を制御できます。無線LANを選択した場合、さらにWiFiセーフリストを設定して、接続できるアクセスポイントを限定できます。これは、セキュリティの観点から重要な設定項目です。 これらの設定は、ユーザーがバックアッププロセスを完全に制御し、最適化することを可能にします。データの安全性とネットワーク負荷のバランスを考慮した柔軟な設定が可能です。

2. ネットワーク帯域の設定

バックアップ時のアップロード速度を制限する機能も提供されています。「ネットワーク帯域の設定を有効にする」オプションにチェックを入れることで、アップロード速度を制限できます。この機能は、ネットワーク帯域幅が限られている環境で、他のネットワークアプリケーションのパフォーマンスに影響を与えずにバックアップを実行するために役立ちます。 さらに、「帯域の設定をスケジュールする」オプションを使用すると、設定したアップロード速度を、特定の時間帯のみに適用できます。例えば、夜間などネットワーク負荷が低い時間帯に高速バックアップを実行し、日中は速度を制限することで、ネットワークの安定性を維持できます。 この機能は、ネットワーク環境を最適化し、バックアッププロセスと他のネットワークアクティビティのバランスを効果的に取ることができるように設計されています。ユーザーは、自身のネットワーク状況に応じて、最適なアップロード速度を設定することで、バックアップの効率性とネットワーク安定性の両立を目指せます。 特に、複数のユーザーが同じネットワークを共有している環境では、この機能は非常に有効です。

3. 高速バックアップとバックアップデータ整合性チェック

「マルチスレッドでアップロードする(高速バックアップ)」オプションは、アップロード速度を最大化するために使用できます。このオプションにチェックを入れると、すべてのネットワーク帯域幅を消費してバックアップを実行するため、通常はチェックを外しておくことを推奨しています。これは、他のネットワークアプリケーションのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるためです。 バックアップデータの整合性チェックは、バックアップ漏れがないかをスキャンする機能です。ユーザーは、このチェックの実行間隔を設定できます。定期的な整合性チェックにより、バックアップデータの完全性を確認し、データ損失のリスクを軽減できます。 これらの機能は、ユーザーがバックアップ速度とデータの信頼性のバランスを考慮して、最適な設定を行うことを可能にします。高速バックアップは緊急時に有効ですが、通常時はネットワークへの負荷を考慮した設定を選択することが重要です。 整合性チェックの実行頻度は、データの重要性やネットワーク状況に応じて適切に調整する必要があります。

4. デュアルバックアップとその他設定

デュアルバックアップ機能は、以前バックアップしたファイルを再コピーすることで、より安全なバックアップを実現します。「今すぐ実行」をクリックすると、以前のバックアップデータがデュアルバックアップに含まれます。この機能は、重要なデータの二重化を行い、データ損失のリスクを最小限に抑えるのに役立ちます。 さらに、バックアップファイルのアイコンに状況に応じたバックアップマーカーを表示する設定、右クリックメニューからのバックアップ対象選択、パソコン起動時のAOSBOX Business DB自動実行などの設定オプションがあります。これらの設定は、ユーザーエクスペリエンスの向上とバックアップ操作の簡素化に貢献します。 パソコン起動時の自動実行は、バックアップを忘れずに実行できるよう、便利な機能です。バックアップ開始時間を遅らせる設定も可能なので、パソコン起動直後の負荷を軽減できます。 これらの設定オプションにより、ユーザーはAOSBOX Business DBを自身のニーズに合わせてカスタマイズし、より効率的かつ安全なバックアップ環境を構築することができます。

IV.高度な設定とモバイルアプリ

高度な設定では、隠しファイルのバックアップ、ブロックレベルバックアップ、プレゼンテーションモード、バッテリーモードの有効化などが可能です。モバイルアプリであるAOSBOX Business DB Viewerは、バックアップしたファイルの閲覧と管理に使用できます。パソコン起動時にAOSBOX Business DBを自動実行する設定も可能です。1ユーザーにつき3台のパソコンのバックアップが可能です。

1. 高度な設定オプション

AOSBOX Business DBでは、高度な設定オプションにより、バックアッププロセスを細かく制御できます。 まず、「選んでバックアップ」において隠しファイルを表示する設定があります。これにより、通常表示されない隠しファイルもバックアップ対象に含めることが可能です。 次に、「ブロックレベル対象の拡張子」の設定があります。これは、ファイルをブロック単位に分割し、変更されたブロックのみをバックアップする機能です。これにより、アップロードにかかる時間と容量を大幅に削減できます。 さらに、プレゼンテーションモードとバッテリーモードの設定があります。プレゼンテーションモードを有効にすると、プレゼンテーション、ゲームプレイ、動画閲覧中などはバックアップ処理を一時停止し、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えます。バッテリーモードは、バッテリー残量が少なくなった際にバックアップ処理を停止し、デバイスのバッテリー消費を抑えるための機能です。これらの機能は、ユーザーの作業効率を向上させ、デバイスのバッテリー寿命を延ばすのに役立ちます。これらの高度な設定は、ユーザーが自身の環境や使用状況に合わせてバックアッププロセスを最適化するための強力なツールです。

2. モバイルアプリ AOSBOX Business DB Viewer

AOSBOX Business DBでは、モバイルアプリ「AOSBOX Business DB Viewer」を提供しています。このアプリは、パソコン用のAOSBOX Business DBでバックアップしたファイルを閲覧・管理するためのツールです。 設定画面では、このAOSBOX Business DB Viewerのダウンロードを行うことができます。アプリをダウンロードすることで、ユーザーはスマートフォンやタブレットからでもバックアップされたファイルを確認・管理することができ、場所を選ばずにデータの状態を把握できます。 Viewerアプリを使用することで、外出先などパソコンにアクセスできない状況下でも、必要なファイルに迅速にアクセスしたり、バックアップ状況を確認したりすることが可能になります。これは、ユーザーの利便性を高め、業務効率の向上に貢献する重要な機能です。 このモバイルアプリは、パソコン版AOSBOX Business DBと連携して動作し、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。パソコンとモバイルデバイスの両方でバックアップデータを管理できる柔軟性は、現代のモバイルワークスタイルに最適なソリューションです。

3. その他設定 環境設定

環境設定画面では、バックアップ対象からのファイルやフォルダの除外設定、ログファイルの取得設定などを行うことができます。 バックアップ対象の除外設定では、「追加」ボタンをクリックして表示されるウィンドウで、除外したいフォルダのパスを入力し、必要に応じて説明を追加できます。この機能により、不要なファイルやフォルダをバックアップ対象から除外することで、バックアップ容量を削減し、バックアップ時間を短縮できます。 ログファイルの取得設定は、トラブルシューティングやシステム管理のために役立ちます。必要に応じてログファイルを取得することで、システムの状態やエラー発生状況を確認できます。 これらの環境設定は、バックアップシステムの効率性とセキュリティの向上に役立ち、ユーザーがより安全で快適な環境でバックアップを使用できるようサポートする重要な機能です。 特に、大規模なデータ管理を行うユーザーにとっては、不要なファイルをバックアップから除外する機能は非常に有効です。

V.共有機能

AOSBOX Business DBでは、ファイルの共有機能が提供されています。メールまたはURLを通じて、特定のファイルへのアクセス権限を共有できます。注意点はメール送信履歴が残らないことです。

1. ファイル共有方法

AOSBOX Business DBでは、共有機能を利用して特定のファイルへのアクセスを他者と共有できます。共有方法は2種類あります。1つは、共有先にメールを送信する方法です。メール本文に含まれるリンクをクリックすることで、共有相手は指定されたファイルにのみアクセスできます。この方法では、メール送信履歴は残りませんのでご注意ください。もう1つの方法は、URLを共有する方法です。このURLを共有相手に伝えることで、相手は指定されたファイルにアクセスできます。 どちらの方法も、特定のファイルへのアクセス権限を限定的に共有する仕組みです。そのため、機密性の高いファイルの共有にも適しています。共有設定を追加する際は、「共有設定を追加」ボタンをクリックし、必要な設定を行った後、「保存」ボタンをクリックします。 この共有機能は、チームワークや共同作業を円滑に進める上で非常に役立ちます。ファイルの共有は、容易かつ安全に行えるように設計されており、ユーザーは複雑な操作を行うことなく、必要なファイルの共有を実現できます。

VI.重要な注意点

インターネット接続環境が必要です。1台のパソコンにつき1インストールです。クラウド上からファイルを削除すると、バックアップ対象から外れます。世代管理ファイルは特定の世代のみ削除できません。AOSBOX契約解除後のデータ復元はできません。他のバックアップアプリケーションとの同時導入は、動作に影響を与える可能性があります。初回バックアップは容量によって1日以上かかる場合があります。

1. システム要件とインストール

AOSBOX Business DBを使用するには、インターネットへの接続環境が必要です。クラウド上にファイルをバックアップするため、ネットワークへの負荷がかかることを考慮する必要があります。また、1台のパソコンにつき1インストールのみで、1ユーザーにつき最大3台のパソコンのバックアップが可能です。これらの制限事項を理解して使用することが重要です。 複数のバックアップアプリケーションを同時に導入すると、AOSBOX Business DBを含むバックアップアプリケーションの動作に影響がでる可能性があるため、注意が必要です。AOSBOX Business DBはWindowsサービス「Volume Shadow Copy Service」を利用しているため、このサービスが正常に動作している必要があります。初回のバックアップはバックアップするデータ容量によって1日以上かかる場合があります。これは、バックアップ対象のデータ量が多い場合、処理に時間がかかることを意味します。 これらの点を事前に理解することで、スムーズなバックアップ運用が可能になります。

2. データ管理に関する注意点

バックアップしたファイルをクラウド上から削除すると、バックアップ対象から外れます。これは、意図しないデータの消失を防ぐため、慎重な操作が必要です。また、世代管理しているファイルは、特定の世代だけクラウドから削除することはできません。これは、データの一貫性を保つための設計です。 AOSBOXの契約を解除後に再契約しても、以前のバックアップデータは削除されますので、復元はできません。契約解除前に必要なデータのバックアップやエクスポートを必ず行う必要があります。 これらのデータ管理に関する注意点を理解することで、データの損失を防止し、安全なデータ管理を実現できます。特に、重要なデータについては、定期的なバックアップとデータの確認を徹底することが重要です。