サービスマニュアル(OWA)

Outlook Web Access利用ガイド

文書情報

言語 Japanese
フォーマット | PDF
サイズ 1.70 MB

概要

I.ポップアップブロックの設定 Popup Blocker Settings

本サービスであるOutlook Web Access (OWA) をご利用になるには、ブラウザのポップアップブロック設定で、https//owa.bzport.net を許可する必要があります。この設定を行わないと、OWA の各種管理サイトにアクセスできません。 Webメール の利用開始前に必ずご確認ください。

1. ポップアップウィンドウの表示とポップアップブロック

本サービスの各種管理サイトは、ユーザーの利便性を高めるため、ポップアップウィンドウで表示されます。そのため、ブラウザの設定でポップアップブロックを有効にしていると、これらの管理サイトにアクセスできなくなります。これは、法人管理者と法人利用者双方に影響する重要な点です。サービスを利用するには、ポップアップブロックの設定において、本サービスで使用されるWebサイトへのアクセスを許可する必要があります。具体的には、ブラウザの設定画面でポップアップブロックに関する設定項目を探し、本サービスのWebサイトのアドレスを許可されたサイトとして登録する必要があります。この設定を正しく行わない限り、サービスの管理機能を利用することができません。設定方法はブラウザによって異なりますが、一般的には「許可するWebサイトのアドレス」欄に該当するアドレスを入力し、「追加」ボタンをクリックすることで、設定が完了します。これにより、本サービスを利用する際にポップアップブロックによるアクセス制限を受けることがなくなります。この設定は、サービス利用開始前の必須手順であり、スムーズなサービス利用のために、必ず確認して設定するようにしてください。設定に不慣れな場合は、IT担当者への相談も検討ください。

2. アクセス許可の設定方法

ポップアップブロックを回避し、本サービスの管理サイトにアクセスするには、ブラウザの設定でアクセス許可を行う必要があります。具体的な手順はブラウザの種類によって異なりますが、一般的には以下の手順に従います。まず、ブラウザの設定画面を開きます。設定画面の開き方はブラウザによって異なりますが、多くのブラウザではメニューバーから設定項目を選択するか、アドレスバーに特定のコマンドを入力することで開くことができます。設定画面が開いたら、プライバシーやセキュリティに関する設定を探します。その中にポップアップブロックに関する設定項目があるはずです。この設定項目では、ポップアップウィンドウを表示させるWebサイトを指定できます。許可するWebサイトのアドレス欄に、本サービスの管理サイトのアドレスを入力します。このアドレスは、本マニュアルの冒頭部分に記載されている通りです。アドレスを入力後、「追加」ボタンや「許可」ボタンなど、該当するボタンをクリックします。これで、本サービスの管理サイトへのアクセスが許可され、ポップアップブロックによってアクセスが阻害されることはありません。設定完了後、ブラウザを再起動することをお勧めします。再起動することで、設定が確実に反映されます。もし、設定後も問題が解決しない場合は、ブラウザのキャッシュやクッキーをクリアしたり、ブラウザのバージョンアップを行うなど、他の原因も検討する必要があります。

II.Outlook Web Access OWA の概要 Outlook Web Access OWA Overview

OWA は、Exchange 2007 が提供するWebメール機能です。Outlook 2007 をインストールしていないPCでも、Webブラウザがあればメールの送受信、スケジュールの管理、連絡先の管理など、Outlook 同等の機能を安全にご利用いただけます。 ログイン後のCookie消去機能も備えています。アクセスURLは https//owa.bzport.net です。このURLは法人向けメールサービスのアクセスに必須です。

1. OWAとは Exchange 2007と連携したWebメール機能

Outlook Web Access (OWA)は、Exchange 2007が標準で提供するWebメール機能です。これは、Outlook 2007をインストールしていないパソコンでも、Webブラウザさえあれば、メールの送受信、スケジュールの管理、連絡先の管理といった機能を利用できることを意味します。 機能性はOutlook 2007と同等レベルで提供されており、メール、スケジュール、アドレス帳の管理といった基本的な機能に加え、スケジュール共有機能なども含まれます。 セキュリティ面も考慮されており、自動ログオフ機能が搭載されています。ログオフ時にはPCからCookieが自動的に削除されるため、安心して利用できます。 この機能は、特に複数人でパソコンを共有する環境や、セキュリティを重視する法人利用者にとって非常に有益です。 OWAは、場所を選ばずにメールやスケジュールを確認・管理できる利便性を提供し、企業における業務効率の向上に大きく貢献する可能性を秘めています。 ビジネスシーンにおいて、場所や時間にとらわれず業務を遂行できることは、生産性向上に繋がる重要な要素であり、OWAはこのニーズに的確に応えるソリューションと言えるでしょう。

2. OWAへのアクセス方法とURL

法人利用者がOWAを利用するには、特定のURLにブラウザからアクセスする必要があります。このURLは、https//owa.bzport.net と指定されています。このアドレスは、OWAサービスにアクセスするために必須の情報であり、誤って入力するとアクセスできなくなりますので、正確に入力する必要があります。 このURLは、企業内のネットワーク環境や、インターネット接続状況によって異なる場合があります。 利用する前に、システム管理者またはIT担当者に確認することが重要です。誤ったURLを入力すると、サービスにアクセスできず、業務に支障をきたす可能性があるため、注意が必要です。 このURLは、本マニュアルや企業内のイントラネットなどに明示的に記載されていることが多いです。 もし、URLがわからない、もしくはアクセスできない場合は、速やかにIT担当者などに連絡して解決策を見つけることが重要です。 スムーズなサービス利用のためには、正しいURLの確認と入力が不可欠です。

III.メール機能 Email Functions

OWA のメール機能は、受信トレイ、送信トレイ、送信済みアイテム、下書き、削除済みアイテムなど、一般的なメールクライアントと同様のフォルダ構成です。迷惑メールフォルダへの振り分けも可能です。新着メールは2分間隔で自動確認されます。 メール作成時にはスペルチェックや、HTML、テキスト形式の選択も可能です。 様々なアイコンで、新規メール作成、返信、転送、削除などの操作が容易に行えます。

1. フォルダ構成と基本操作

OWAのメール機能は、Exchangeサーバー上の全てのフォルダを表示します。未読メールがある場合は、フォルダ名に未読メール数が表示されるため、重要なメールを見逃す心配がありません。 主要なフォルダとして、受信トレイ、送信トレイ、送信済みアイテム、下書き、削除済みアイテムなどが用意されています。受信トレイには受信メールが、送信トレイには送信待ちのメールが、送信済みアイテムには送信済みのメールがそれぞれ保存されます。下書きフォルダには、保存したまま送信していないメールが保存され、削除済みアイテムフォルダには、削除されたメールが保存されます。迷惑メールは、迷惑メール設定に基づいて自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられます。 OWAは2分間隔でサーバーに接続し、新着メールの確認を行うため、常に最新のメール状況を確認できます。緊急度の高いメールについては、手動で新着メール確認を行うことも可能です。この機能は、リアルタイムに近いメール確認を必要とするユーザーにとって非常に有用です。 これらのフォルダは、一般的なメールクライアントと同様の構成になっており、直感的に操作できます。

2. メール作成と編集機能

OWAでは、新規メールの作成、返信、転送といった基本的なメール操作がアイコンによって簡単に実行できます。 新規メール作成アイコンをクリックすると、新規メール作成画面が表示され、宛先、件名、本文を入力してメールを送信できます。 受信メールへの返信は、返信アイコンをクリックすることで、送信者に対して返信メールを作成できます。 複数の受信者への返信は、全員に返信するアイコンを使用することで、全ての受信者に対して返信メールを送信できます。 メール本文はHTML形式とテキスト形式のどちらかを選択できます。HTML形式では、文字の色や大きさなどを自由に設定した、装飾性の高いメールを作成できます。テキスト形式では、文字のみのシンプルなメールを作成できます。 また、メールの題名表示の設定も変更可能です。1行表示と複数行表示を選択でき、アドレス、時間、件名などを複数行で表示する設定も可能です。メールの削除は、削除アイコンをクリックすることで削除済みアイテムフォルダへ移動します。完全に削除するには、「フォルダを空にする」操作が必要です。

3. その他のメール機能

OWAのメール機能には、スペルチェック機能、メッセージ分類機能、メッセージオプション機能なども搭載されています。 スペルチェック機能は、メール作成時やメール詳細画面で利用可能で、誤字脱字を検出し、より正確なメール作成を支援します。 メッセージ分類機能は、メールを分類して整理整頓するのに役立ちます。 メッセージオプションでは、受信時のお知らせ方法や表示方法、電子メール署名、メール形式、開封確認のタイミングなどを設定できます。これらの機能を活用することで、メール管理をより効率的に行うことができます。 さらに、作成済みの署名を挿入する機能や、CC(カーボンコピー)機能も備わっており、業務効率の向上に役立ちます。CC機能を使用すると、送信者以外にメールの内容を知らせることができます。 これらの高度な機能を利用することで、より快適で効率的なメール環境を実現できます。

IV.予定表機能 Calendar Functions

OWA の予定表機能は、Outlook と同様、予定の登録、変更、削除が可能です。ログインユーザー本人の予定のみ操作できます。 日別、週別の表示切り替え、色分けによるスケジュール管理、スケジュールアシスタント機能なども利用できます。 稼働日設定も可能です。

1. 予定表の基本機能 登録 変更 削除

OWAの予定表機能は、Outlookと同様、予定の登録、変更、削除が可能です。ただし、OWAではログインしている法人利用者本人の予定のみ操作できます。他ユーザーの予定の閲覧や編集はできません。予定の新規作成は、「新規作成」から「予定」を選択するか、予定表上で登録したい時間の上でダブルクリックすることで行えます。新規作成画面では、件名、題名、時間、本文などの必要事項を入力し、「保存して閉じる」をクリックすることで予定が登録されます。保存せずに閉じると、入力内容はクリアされます。既存の予定の変更や削除も、予定を選択し、編集または削除操作を行うことで可能です。削除された予定は、メールフォルダの削除済みアイテムに移動します。完全に削除するには、「フォルダを空にする」操作が必要となります。予定表の表示は、日別表示がデフォルトですが、週表示への切り替えも可能です。当日の予定は色分けで表示され、スケジュールがある日は太字で表示されるため、視認性も高く、予定の確認が容易です。さらに、稼働日設定を行うことで、稼働日の予定のみを表示することも可能です。これは、業務効率の向上に役立ちます。

2. 予定表の表示と操作性

OWAの予定表は、Outlookと同様の機能を備えつつ、Webブラウザ上で操作できる点が特徴です。 日々の予定を効率的に管理するために、視覚的な工夫が凝らされています。当日の予定は色分けされ、予定のある日は太字で表示されるため、予定の確認が容易です。 閲覧ウィンドウの表示位置は、オフ、右、下のいずれかを選択でき、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能です。ただし、OWAではOutlookと異なり、閲覧ウィンドウの下表示はサポートされていません。 予定表の表示期間は、日別表示と週表示を切り替えることができます。 また、表示中の日付を簡単に変更する機能も備わっており、特定の日付の予定を確認したい場合に便利です。 カレンダー表示では、当日の予定が色分けで強調表示され、視認性が向上しています。 さらに、予定の削除を行う際も、専用の削除アイコンが用意されており、直感的な操作で予定を削除できます。削除された予定は、メールと同様に削除済みアイテムフォルダに保存されます。

3. 予定管理機能の拡張 色分類とスケジュールアシスタント

OWAの予定表機能では、予定の色分類をカスタマイズできます。デフォルトの色分類リストに加えて、独自の色分類を追加して利用可能です。これは、予定の種類や重要度などを視覚的に区別し、管理しやすくするのに役立ちます。 Outlookと同様に「スケジュールアシスタント」機能も利用できます。これは、予定の登録を補助する機能であり、複数人のスケジュール調整が必要な際に役立ちます。 スケジュールアシスタントを使用することで、参加者の予定を確認しながら最適な予定日時を設定することができるため、会議や打ち合わせなどのスケジューリングを効率的に行うことができます。この機能は、チームワークを重視するビジネス環境において、非常に重要な役割を果たします。 これらの機能を効果的に活用することで、予定管理を効率化し、よりスムーズな業務遂行が可能になります。

V.連絡先機能 Contacts Functions

OWA では、連絡先の登録、変更、削除が可能です。グローバルアドレス帳の利用もできます。 新規メール作成や会議出席依頼の作成を連絡先から直接行うことができます。 削除した連絡先は「削除済みアイテム」フォルダに残ります。完全削除には、フォルダの空にする操作が必要です。

1. 連絡先情報の管理 登録 変更 削除

OWAの連絡先機能は、Outlookと同様、連絡先の登録、変更、削除が可能です。 新規連絡先の登録は、「新規作成」を選択することで行えます。 新規作成画面では、名前、メールアドレス、住所などの必要事項を入力し、「保存して閉じる」ボタンをクリックすることで連絡先が登録されます。 保存せずに画面を閉じると、入力された情報は保存されません。 既存の連絡先の変更も、連絡先を選択し、編集画面で情報を修正することで行えます。 連絡先の削除は、削除したい連絡先を選択し、「×」ボタンをクリックすることで行えます。削除された連絡先は、メールと同様に「削除済みアイテム」フォルダに移動します。 完全に削除するには、「フォルダを空にする」操作を行う必要があります。 連絡先一覧は、登録済みの連絡先を一覧表示し、容易に検索・確認できます。 これらの操作は、直感的なインターフェースで提供されており、初心者でも容易に利用できます。連絡先管理機能を効率的に活用することで、業務連絡やコミュニケーションを円滑に進めることができます。

2. 連絡先検索とグローバルアドレス帳

OWAでは、連絡先情報を効率的に検索するための機能が用意されています。 「ユーザー検索」欄にキーワードを入力することで、登録済みの連絡先の中から条件に合致する連絡先を迅速に検索できます。 これにより、多数の連絡先の中から目的の連絡先を簡単に見つけることができます。 さらに、グローバルアドレス帳へのアクセスも可能です。グローバルアドレス帳は、組織全体で共有されている連絡先情報データベースです。 赤枠のアイコンをクリックすることで、グローバルアドレス帳にアクセスできます。 グローバルアドレス帳を利用することで、社内外の様々なユーザーの連絡先情報を検索できます。 この機能は、社内外の関係者との連絡を取り合う際に非常に役立ち、業務の効率化に貢献します。 グローバルアドレス帳は、企業規模が大きくなるほど、その有効性が顕著になります。多くの連絡先を管理する際に、この検索機能は不可欠です。

3. 連絡先からのメール送信と会議出席依頼

OWAの連絡先機能は、連絡先情報からのメール送信や会議出席依頼の作成を簡素化するための機能も備えています。 連絡先一覧からユーザーを選択し、新規メール作成アイコンをクリックすることで、選択したユーザー宛てにメールを作成できます。 これにより、連絡先一覧から直接メールを作成できるため、メール作成の手間を省くことができます。 また、会議出席依頼の作成も、連絡先一覧からユーザーを選択し、新規会議出席依頼作成アイコンをクリックすることで行えます。 これにより、会議の参加者を選定し、会議出席依頼をスムーズに作成できます。 これらの機能は、複数ユーザーへの連絡が必要な場合や、会議の開催準備を迅速に行いたい場合に非常に便利です。 これらの機能により、メール作成と会議スケジューリングの効率化が実現し、業務の生産性を向上させることができます。 迅速かつ正確なコミュニケーションは、ビジネスの成功に不可欠であり、OWAの連絡先機能はこれをサポートします。

VI.仕事管理機能

仕事管理機能では、仕事の登録、変更、削除が可能です。 作業の進捗状況の管理、メールでの共有などができます。 完了した仕事のチェック機能も備わっています。

1. 仕事の登録と基本操作

OWAの仕事管理機能は、仕事の登録、変更、削除を可能にする機能です。 新規仕事の登録は、「新規作成」を選択することで行えます。新規作成画面では、件名、時間などの必要事項を入力し、「保存して閉じる」ボタンをクリックすることで仕事が登録されます。 保存せずに画面を閉じると、入力された情報は保存されません。 既存の仕事の確認は、登録済みの仕事を選択し、ダブルクリックすることで詳細を確認できます。 仕事の変更は、仕事を選択し、編集画面で情報を修正することで行えます。 仕事の削除は、削除したい仕事を選択し、削除操作を行うことで行えます。削除された仕事の情報は、メールと同様に「削除済みアイテム」フォルダに移動します。完全に削除するには、「フォルダを空にする」操作が必要になります。 作業の完了は、作業終了時に対応するアイコンにチェックを入れることで完了として表示されます。 シンプルで直感的な操作性で、業務の進捗状況を効率的に管理できます。

2. 仕事情報の編集と共有

OWAの仕事管理機能では、仕事の進捗状況や内容を編集する機能が提供されています。 仕事の編集は、対象の仕事を選択し、編集アイコンをクリックすることで行えます。 編集画面では、進捗率や仕事内容の文言などを修正できます。 また、仕事の依頼に対して返信を行うための機能も備えています。 複数の返信アイコンがあることから、状況に応じて適切な返信方法を選択できます。 さらに、作成した仕事をメールで送る機能があり、別ユーザーと仕事の共有を行うことができます。 これは、チームで仕事を進める際に非常に役立つ機能です。 この機能を利用することで、チームメンバー間での情報共有がスムーズに行われ、業務の連携が強化されます。 情報の可視化と共有を促進することで、全体的な生産性向上に貢献します。 これらの機能は、チームでの共同作業を円滑に進めるための重要な要素です。

VII.各種オプション設定 Various Option Settings

OWA のオプション設定では、地域設定、迷惑メール設定、スペルチェックオプション、予定表オプション、全般設定など、多様な設定項目があります。 特に、全般設定の「ユーザ補助」にチェックが入っていると、機能限定のOWA Light が起動することがあります。 通常のOWAを使用するには、このチェックを外してください。迷惑メールフィルタのON/OFF、不在通知設定なども可能です。

1. オプション設定へのアクセスと概要

OWAの各種オプション設定は、「オプション」をクリックすることでアクセスできます。 このオプション設定画面では、OWA利用時の地域設定、迷惑メール機能、スペルチェック機能、予定表オプション、全般設定など、多岐にわたる設定項目が用意されています。 各設定項目は、OWAの利用環境やユーザーの好みに合わせてカスタマイズできます。 例えば、地域設定では、利用者のタイムゾーンや日付・時刻の表示形式などを設定できます。 迷惑メール設定では、迷惑メールフィルタのON/OFFや詳細設定を行うことができます。 スペルチェック設定では、スペルチェックの詳細設定や使用する辞書の言語を変更できます。 予定表オプションでは、予定表の表示時間、休日設定、就業時間設定などが行えます。 全般設定では、受信メールのFromアドレスの変換方法、タイトル部分などの配色、低速回線時の簡易画面表示などの設定が可能です。 これらの設定項目を適切に設定することで、OWAをより快適、効率的に利用できます。

2. 迷惑メール設定とメールの名前解決

迷惑メール設定では、Exchangeサーバーに実装されている迷惑メールフィルタのON/OFFと詳細設定ができます。POP/IMAPメールをご利用の場合、この機能をONにすることで、迷惑メールを「迷惑メールフォルダ」に振り分けることができます。 これは、迷惑メールによる受信トレイの混雑を防ぎ、重要なメールを見逃すリスクを軽減するために非常に重要な設定です。 詳細設定では、迷惑メール判定の基準などを調整できます。 全般設定にある「電子メールの名前解決」では、受信メールのFromアドレスを具体的な名前に変換する際の元ネタ情報を選択します。 この設定によって、メール送信者の氏名などが正しく表示されるようになります。 この設定は、メールの受信者にとって、送信者の識別を容易にするため、コミュニケーションの円滑化に貢献します。 これらの設定は、迷惑メール対策とメール受信時の情報表示の正確性を高める上で重要な役割を果たします。

3. 言語設定 不在通知 およびOWA Light

言語設定では、OWA初回起動時に設定した言語や、日付と時刻の形式などを設定できます。 ケータイ連携(BREW)を使用している場合は、言語設定を「日本語」に設定する必要があります。 他の言語に設定されている場合、データ同期ができません。 不在通知設定メールでは、外出中メッセージを社内用と社外用に分けて設定できます。 これは、社内外の関係者に対して、適切なメッセージを送信するために必要です。 スケジュール設定により、不在通知メッセージの有効・無効を自動的に切り替えることもできます。 全般設定の「ユーザー補助」にチェックが入っていると、OWA Lightと呼ばれる簡易画面が表示される場合があります。 これは、低速回線環境下での利用を考慮した機能限定版のOWAです。 通常のOWA画面を表示するには、「ユーザー補助」のチェックを外してください。 これらの設定を適切に行うことで、OWAを快適に利用できる環境を構築できます。

VIII.エラーコード Error Codes

いくつかのエラーコード(例:400、401、403、500、502、503)とその対応策が記載されています。これらのエラーは、サーバー接続の問題、アクセス権限の問題、サーバーエラーなどが原因で発生する可能性があります。 エラーが発生した場合は、記載されている手順に従って対処するか、KDDIへお問い合わせください。

1. エラーコード一覧と概要説明

このセクションでは、OWA利用時に発生する可能性のあるエラーコードとその原因、対処法について説明しています。 記載されているエラーコードは、400、401、403、404、500、502、503です。 これらのエラーコードは、それぞれ異なる原因で発生します。 400番台のエラーは、クライアント側の問題、つまりユーザーの操作やブラウザの設定などが原因で発生する可能性が高いです。例えば、400エラーはブラウザからの要求が正しくない場合に、403エラーはアクセス権限がない場合に発生します。 404エラーは、アクセスしようとしたWebサイトやファイルが見つからない場合に発生します。 一方、500番台のエラーは、サーバー側の問題、つまりExchangeサーバーや関連サービスの障害が原因で発生する可能性が高いです。例えば、500エラーはExchangeサーバーのIIS(インターネット・インフォメーションサービス)に障害が発生した場合に、502エラーは無効なゲートウェイの場合に、503エラーはExchangeサーバーが要求を処理できない場合に発生します。

2. 各エラーコードの詳細と対処法

エラーコードごとに詳細な説明と対処法が提示されています。 400 要求が正しくありません:メッセージの表示やフォルダを開くなど、ブラウザからの要求が正しくないことが原因です。ブラウザの設定や操作を見直す必要があります。 401 権限がありません:目的のアイテムやフォルダにアクセスするためのアクセス許可がないことが原因です。アイテムやフォルダの所有者または管理者にアクセス許可を要求するか、パスワードの再確認が必要です。アイテムまたはフォルダが移動または削除されている可能性もあります。 ツールバーの[新着メッセージの確認]をクリックしてブラウザを更新してみてください。 403 アクセスは許可されていません:この操作は許可されていません。システムの制約によるため、回避策はありません。 404 Webサイトまたはファイルが見つかりません:アクセスしようとしたWebサイトやファイルが存在しません。URLの確認が必要です。 500 サーバーエラー、500 内部サーバーエラー:ExchangeサーバーのIISに障害が発生しています。KDDIまでお問い合わせください。 502 無効なゲートウェイです:ゲートウェイに問題があります。KDDIまでお問い合わせください。 503 サービスを使用できません:Exchangeサーバーが要求を処理できませんでした。サーバー構成が原因の可能性があります。KDDIまでお問い合わせください。 これらのエラーが発生した場合は、原因を特定し、適切な対処を行う必要があります。サーバー側の問題の場合は、KDDIへの連絡が必要となります。