
TREND-CORE導入ガイド:新規インストール
文書情報
言語 | Japanese |
フォーマット | |
サイズ | 3.82 MB |
文書タイプ | マニュアル |
概要
I.データのバックアップと免責事項
お客様のデータは大切な財産です。バックアップは必ず複数媒体(HDD、CD、DVDなど)に定期的に行ってください。データ破損による損害は弊社では補償できませんのでご注意ください。これは、ウイルス対策ソフトとの干渉を防ぐためにも重要です。
1. データの重要性とバックアップの推奨
このセクションでは、お客様が作成したデータの重要性を強調し、不慮の事故によるデータ損失を最小限に抑えるための対策として、データの定期的なバックアップを強く推奨しています。具体的には、HDD、CD、DVDなど、2か所以上の異なる媒体へのバックアップを推奨しており、お客様ご自身の責任において実施する必要があると明記されています。これは、データの安全性と信頼性を確保するための基本的な手順であり、ソフトウェアの利用に不可欠な要素として提示されています。データのバックアップは、単なる推奨事項ではなく、お客様自身のデータを守るための必須事項であることが強調されています。 万が一の事態に備え、お客様自身でデータの管理と保護を行う責任が明確に示されています。
2. データ破損に対する免責事項
このセクションでは、いかなる理由であっても、データの破損によって発生した損害については、弊社は一切責任を負わないことを明確に示しています。これは、データの取り扱いに関する責任がお客様自身にあることを明確化するためのものであり、免責事項として重要な位置づけとなっています。データ破損は、ソフトウェアの不具合やハードウェアの問題、あるいは人為的なミスなど、様々な原因で発生する可能性があり、それらの全てのリスクを弊社が負うことは現実的に困難であるという事情も背景にあると考えられます。そのため、お客様自身による適切なデータ管理とバックアップの徹底が、データの安全性を確保するための唯一の方法であると認識される必要があります。この免責事項は、お客様が自身の責任においてデータ管理を行うことを前提とした上で、ソフトウェアを利用することを求めている重要な規約です。
3. ウイルス対策ソフトとの共存とセットアップ時の注意点
このセクションでは、ウイルス対策ソフトとの互換性に関する注意が述べられています。一部のウイルス対策アプリは、ソフトウェアのセットアップ時に警告メッセージを表示することがあり、その場合、ウイルス対策アプリなどの常駐プログラムを一時的に停止してからセットアップを行う必要があると説明されています。これは、ウイルス対策ソフトが誤検知を起こし、ソフトウェアの正常な動作を妨げる可能性があるためです。また、セットアップやアンインストールを行う際には、必ず必要なデータのバックアップを取るように指示しており、バックアップ手順については、ヘルプやマニュアルを参照するように促しています。これは、データ損失のリスクを最小限に抑えるために重要な手順であり、お客様自身による適切な対応が求められています。ソフトウェアのインストールと運用に関わる様々なリスクを理解し、適切な対策をとる必要があることを改めて示しています。
II.ソフトウェアのインストール手順 ネット認証ライセンス
本ソフトウェアは、ネット認証ライセンス(占有)、ネット認証ライセンス(共有)、そしてネット認証LAN の3種類のライセンスで提供されています。インストールには管理者権限が必要です。プロダクトIDの認証とFCコンシェルジュへの登録が必要となる場合があります。インストール前に必ずウイルス対策ソフトウェアを一時停止してください。誤認識を防ぐための「検出の除外」設定方法については、ヘルプをご確認ください。
1. インストール前の準備とシステム要件
ソフトウェアのインストールを開始する前に、いくつかの準備とシステム要件の確認が必要です。まず、コンピューターの管理者アカウントでサインインしている必要があります。これは、ソフトウェアのインストールに必要な権限を確保するためです。また、点群データを取り扱う場合は、2GB以上のGPU専用メモリ(推奨8GB以上)が必要となります。さらに、Internet Explorer 11.0以上とMicrosoft.NET Framework Ver 4.5のインストールも必須条件です。これらの要件を満たしていない場合、ソフトウェアは正常に動作しない可能性があります。 Windows10のタブレットモードがONの状態での動作は保証外であることも明記されています。これらの条件は、ソフトウェアの安定した動作を確保するために不可欠な要件であり、インストール前に必ず確認する必要があります。 ウイルス対策ソフトが誤認識を起こす可能性についても触れられており、必要に応じて「検出の除外」設定を行うよう促しています。
2. ネット認証ライセンスの種類とインストール手順
このソフトウェアは、ネット認証ライセンスを3種類提供しています。ネット認証ライセンス(占有)、ネット認証ライセンス(共有)、ネット認証LANです。それぞれインストール手順が異なるため、適切な手順に従う必要があります。 インストール中、ウイルス対策ソフトが誤認識する場合があり、その対処法として、ウイルス対策ソフトの一時停止が推奨されています。インストール完了後には、ウイルス対策ソフトの誤認識に関する確認事項を確認し、同意する必要があります。また、FCネット認証LANサービスコントローラーの起動も求められます。再起動が必要な場合は、指示に従って再起動し、次の手順に進みます。 どのタイプのネット認証ライセンスを選択するかは、利用状況やネットワーク環境によって異なります。それぞれのライセンスの種類によって、プロダクトIDの認証方法や、ソフトウェアの使用方法が異なる点に注意が必要です。
3. プロダクトIDの認証とFCコンシェルジュ登録
ソフトウェアのインストール後、または起動時に、プロダクトIDの認証とFCコンシェルジュへのユーザー登録が必要となる場合があります。プロダクトID認証はインターネット接続を必要とし、認証に失敗した場合は、インターネット設定を確認し、プロキシ設定の変更を試みるよう指示されています。FCコンシェルジュへの登録は、福井コンピュータグループが提供する各種WEBサービスの利用に必要な手続きです。 ネット認証ライセンス(占有)と(共有)では、プロダクトIDの認証方法が異なります。共有ライセンスの場合は、ソフトウェア管理者から提供されたプロダクトIDを使用します。占有ライセンスの場合は、ネット認証ライセンス証書に記載されているプロダクトID問い合わせキーを入力してプロダクトIDを取得する必要があります。これらの認証プロセスは、ソフトウェアの不正利用を防ぎ、ライセンス管理を適切に行うために不可欠です。
III.ソフトウェアのインストール手順 USBプロテクト
USBプロテクト(SNS-W)とUSBプロテクト(SNS-LAN-X)の2種類のライセンスに対応しています。SNS-LAN-Xを使用する場合は、ライセンス管理用のサーバーへのインストールが必要です。インストール前には、USBデバイスを接続しないでください。インストール後のウイルス対策ソフトウェアの誤認識への対処については、ヘルプをご参照ください。サーバーの再起動が必要になる場合があります。
1. USBプロテクトの種類とインストール方法
このセクションでは、USBプロテクトによるソフトウェアインストールについて説明しています。具体的には、USBプロテクト(SNS-W)とUSBプロテクト(SNS-LAN-X)の2種類が提供されていることが記載されています。それぞれのインストール方法は異なり、SNS-LAN-Xの場合は、ライセンス管理用のサーバーへのインストールが必要である点が重要な違いです。インストール手順は、基本的には使用許諾契約への同意と、インストーラの実行という共通点がありますが、SNS-LAN-Xは、専用のライセンスCDからのインストールが必要となる場合もあると明記されています。また、いずれの場合もインストール完了後に、ウイルス対策ソフトの誤認識に関する確認事項を確認し、同意する必要があります。サーバーの再起動が必要となる可能性も示唆されています。インストール前にUSBデバイスを接続しないよう注意書きがなされている点も重要です。
2. SNS LAN Xサーバーのインストールと設定
USBプロテクト(SNS-LAN-X)を使用する場合、ライセンス管理用のサーバーにSNS-LAN-Xサーバーをインストールする必要があります。このサーバーへのインストールは、クライアント側でのソフトウェア利用を可能にするための必須手順です。サーバーへのインストール時には、サーバーの再起動が必要となる可能性があるため、注意が必要です。インストール手順は、基本的には他のUSBプロテクトと同様、使用許諾契約への同意とインストーラの実行ですが、インストールDVDではなく、SNS-LAN-X用ライセンスCDを使用する場合もあると明記されています。インストール後には、FC SNS-LAN-Xサービスコントロールを通じて、ライセンス情報の確認やサービスの開始・停止を行うことができます。また、ポート番号の設定も必要で、初期値は5093ですが、接続に問題がある場合のみ変更するよう指示されています。ポート番号を変更した場合は、プログラム側のプロテクト設定のポート番号も合わせる必要がある点に注意が必要です。
3. 使用状況ログとライセンスの併用に関する注意点
SNS-LAN-Xサービスコントロールでは、使用状況ログと動作ログの出力設定が可能です。使用状況ログには、ライセンスの空き状況などが記録され、動作ログにはアプリケーションの動作状況が記録されます。ログファイルの出力先フォルダ、間隔、最大履歴数は適宜設定する必要があります。ログの取得は、FC SNS-LAN-Xサービスコントロールの起動と停止に合わせて行われます。 また、USBローカルとLANのプロテクトを併用する場合、USBローカルのライセンスが優先して使用されることが明記されています。サーバー名とポート番号の設定は、SNS-LAN-Xを使用する際に重要であり、サーバー名にはSNS-LAN-Xを装着したサーバーのコンピューター名、ポート番号にはSNS-LAN-Xサービスコントロールで設定されたポート番号を入力する必要があります。これらの設定は、ネットワーク環境におけるソフトウェアの適切な動作を確保するために不可欠です。
IV.プロダクトID認証とFCコンシェルジュ登録
ソフトウェアの起動時に、プロダクトIDの認証とFCコンシェルジュへのユーザー登録画面が表示される場合があります。プロダクトIDは「ネット認証ライセンス証書」に記載されています。インターネット接続が必要です。プロキシ設定が必要な場合は、「インターネット設定」ボタンから設定を変更してください。**ネット認証(占有)**の場合は、自動認証/解除の設定も可能です。 FCコンシェルジュへの登録により、ソフトウェアのアップデート情報などを受け取ることができます。
1. プロダクトID認証 手順と注意点
ソフトウェアの利用には、プロダクトIDの認証が必須です。この認証はインターネット接続を必要とし、認証方法がネット認証ライセンス(占有)と(共有)で異なります。ネット認証ライセンス(占有)の場合は、ソフトウェアに付属の「ネット認証ライセンス証書(占有)」に記載されている6桁+6桁の「プロダクトID問い合わせキー」を入力してプロダクトIDを取得する必要があります。一方、ネット認証ライセンス(共有)の場合は、ソフトウェア管理者から提供されたプロダクトIDを直接入力します。認証がうまくいかない場合は、「インターネット設定」ボタンからプロキシ設定などを確認・変更するよう促しています。 認証プロセスは、ソフトウェアの不正利用を防ぎ、ライセンス管理を適切に行うために不可欠な手順です。 プロダクトIDの取得や認証に失敗した場合のトラブルシューティングについても言及されており、ユーザーは指示に従って問題解決を試みる必要があります。
2. FCコンシェルジュ登録 手順とメリット
FCコンシェルジュは、福井コンピュータグループが提供する各種WEBサービスを利用するための登録システムです。ソフトウェア起動時、またはプロダクトID認証後に登録画面が表示される場合があります。登録にはインターネット接続が必要です。 FCコンシェルジュに登録することで、ソフトウェアに関する最新情報の入手、地域で開催されるイベントやセミナー情報の取得、ソフトウェアのアップデートなどが可能になります。これらのサービスは、ソフトウェアの有効活用や、ユーザーサポートの向上に役立ちます。 ユーザー登録に必要な情報は、画面の指示に従って入力する必要があります。 登録することで、ユーザーはソフトウェアをより効果的に利用し、最新の技術情報を常に把握できるようになります。
3. ネット認証 占有 の自動認証 解除設定
ネット認証ライセンス(占有)を使用するユーザー向けに、自動認証/解除の設定方法が説明されています。この設定は、常時インターネット接続可能な環境で使用する場合に有効です。自動解除を設定することで、他のユーザーやコンピュータで同じライセンスを使用する際に、手動で認証を解除する手間を省くことができます。しかし、インターネットに接続できない環境で使用する場合は、自動解除の設定は行わないよう注意書きがあります。これは、自動解除の設定により、意図せずライセンスが解除されてしまうことを防ぐためです。 自動認証/解除の設定は、利用環境に合わせて適切に設定することで、ソフトウェアの利便性とセキュリティを両立させる上で重要な要素となります。
V.ログ機能とライセンス管理
「使用状況ログ」と「動作ログ」により、ライセンスの使用状況やアプリケーションの動作状況を記録できます。ネット認証(占有)とネット認証(LAN)、あるいはUSBローカルとLANのプロテクトを併用する場合は、優先順位が設定されています。 SNS-LAN-Xを使用する場合は、ポート番号の設定も必要です。
1. 使用状況ログと動作ログの機能
このセクションでは、ソフトウェアのライセンス使用状況やアプリケーションの動作状況を記録するログ機能について説明しています。具体的には、「使用状況ログ」と「動作ログ」の2種類のログが用意されています。「使用状況ログ」は、ライセンスの空き状況を時間とともに記録するものであり、「動作ログ」はアプリケーションの動作状況を記録するものです。これらのログは、ソフトウェアの利用状況を把握し、問題発生時の原因究明に役立ちます。 ログ機能を使用するには、「ログの出力」チェックボックスをオンにし、ログファイルの出力先フォルダを設定する必要があります。また、「間隔」と「最大履歴数」も適宜設定できます。ログファイルは、FCネット認証ライセンスLANモードサービスコントロール、またはFC SNS-LAN-Xサービスコントロールを閉じると保存されます。 ログデータは、ソフトウェアの運用管理において重要な情報源となり、トラブルシューティングやパフォーマンス改善に役立ちます。
2. ログファイルの保存方法と注意点
使用状況ログと動作ログの保存方法と、その際の注意点について説明されています。動作ログは、サービスの開始と停止に合わせて記録され、ファイル名は「ネット認証LAN動作ログ_(日時).log」または同様の形式になります。FC SNS-LAN-Xサービスコントロールでは、サービスの再起動時に、前のログファイルは別ファイル(ログファイル名+日付)として保存され、新たなログの取得が開始されます。これは、ログファイルの履歴を管理し、過去のログデータも参照できるようにするための仕組みです。 ログファイルの保存場所やファイル名は、設定によって変更できる可能性がありますが、このドキュメントでは具体的な設定方法は記載されていません。ログ機能の適切な設定と運用は、ソフトウェアの運用管理において重要であり、問題発生時の迅速な対応に繋がります。 ログデータの適切な管理と活用により、システム全体の安定性と効率性を向上させることが期待されます。
3. ライセンスの併用と優先順位
このセクションでは、複数のライセンスを併用した場合の優先順位について説明しています。具体的には、ネット認証の「占有」と「LAN」を併用する場合は「占有」ライセンスが優先され、USBローカルとLANのプロテクトを併用する場合はUSBローカルのライセンスが優先されることが記載されています。これは、ライセンスの競合を避けるためのルールであり、ユーザーはこれらの優先順位を理解してソフトウェアを利用する必要があります。 この情報は、複数のライセンスを使用するユーザーにとって重要であり、予期せぬライセンスの競合による問題を回避するために不可欠です。 ライセンスの併用に関するルールを理解することで、ソフトウェアをより効率的かつ安全に利用することが可能になります。 また、SNS-LAN-Xを使用する場合は、サーバー名とポート番号の設定も必要であり、それらの設定方法についても言及があります。